銀魂 銀と黒の魂を持つ夜叉
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織田信長?信奈?
二十三訓
銀時sid
信奈「勝家はいなくなると義元に勝てなくなるから切腹は却下。」
良晴「ふぅ・・・」
信奈「けど、勘十郎は切腹よ。」
刀持ち出してきやがった。
信勝「あ、姉・・・」
良晴「の、信奈!」
信奈「大名はね・・・個人的な感情に流されないわよ。みんなもよく聞きなさい。今後私に逆らった者は、容赦なく切腹。それがたとえ・・・肉親であっても。それが天下のため、民のためよ!・・・異論はないわね。」
良晴「待てぇ!信奈、弟を殺すんじゃねえ!」
信奈「なによ!逆らう気!?」
良晴「ああ、逆らうとも!ここで信勝を斬ったら、お前は今後も親しい人を斬って斬りまくる!これじゃあ魔王人生真っしぐらだぞ!」
信奈「そうしなきゃ、家臣に示しがつかないのよ!」
良晴「いいか、よく聞け。俺はお前とよく似た大名を知ってる。そいつは弟を殺した時から壊れて歯止めがきかなくなっちまった。俺はお前をそうはしたくねえ!地球儀を楽しそうに回すお前でいて欲しいんだ!」
信奈「じゃあどうすればいいのよ!」
銀時「お前もやっぱ馬鹿だろ。頭固すぎ。」
信奈「何ですって!」
銀時「素直になれよ。そこしくらいわがまま言ってもバチはあたんねえよ。」
良晴「銀さんの言う通りだ!もっと素直になって、本音を聞かせてくれよ!」
信奈「・・・したくない、殺したくない!弟を殺したい弟がどこにいんのよ・・・」
良晴「じゃあ最初からそう言えばいいんだよ。」
一時はどうなるかと思ったが・・・これで大丈夫だろ。
銀時「じゃあ俺は甘いもん食ってくる。誰か金くんない?」
勝家「では私がおごろう。」
銀時「え?まじで!どうしたんだ急に?熱でもあんのか?」
勝家の額を触ってみた。熱はない・・・・いや、どんどん熱く・・・・
勝家「熱などない!」バシーン!
銀時「ぶらぁ!」
勝家「はあ・・・信勝様を降伏させたのはお前だ。そこしくらいお礼してもいいだろ?」
銀時「・・・・じゃあ遠慮なく。」
勝家「だが・・・後で鍛錬付き合ってもらうぞ。」
銀時「えー。」
まっいいか。一件落着!
次の日鍛錬にて
勝家「はぁぁぁぁあ!」
銀時「甘いね!」
勝家「!」
銀時「また俺の勝ち。」
あの信勝の反乱の後、身体が妙にスムーズに動く。戦いの勘を取り戻してる。証拠なのか?
《その通りだ。》
この声・・・てめえ、よくもこんな世界に入れてくれたな!
《まあまあ、そんな怒んなって。でもさすが俺だな。もう勘を取り戻してる。》
じゃあ戻してくれや。元のところに。
《まだ別れを過ごしてねえだろうが。今日の24時だ。それまで猶予をやる。それまでに別れを済ましとけ。》
・・・・・一日の猶予か・・・
勝家「どうした銀時?ボーッとして・・・」
銀時「んあ?・・・・大丈夫だ。それよりもう終わりか?」
勝家「?どうかしたのか?」
銀時「べつにー。」
勝家「そんなことはないだろう。」
銀時「なぜそう思う?」
勝家「面倒くさがりなお前が自分からもっと続けるなんて変だろ。・・・・話してくれないか?私は、その、・・・仲間だろ。」
銀時「この俺を仲間だと思ってくれるのかい?嬉しいねえ、こんな巨乳美女にそう言ってもらえるなんて。どうだ?俺としゃれこまねえか?」
勝家「話をそらすな。」
銀時「・・・・・分かったよ。俺は未来から来たって言ったよな。」
勝家「たしか、そうだったな。」
銀時「今日の12時、帰ることになった。」
勝家「え?それは、本当か!」
銀時「ああ、まあ短い間だったが、楽しかったよ。」
勝家「・・・・・」
銀時「そんな顔すんなって。また言わせる気か?可愛い顔が台無しだって。・・・・ありがとな、団子奢ってくれてよ。」
勝家「お前が初めてだよ。私を可愛いなんて言ったの。・・・・・・元気でな。」
銀時「他のみんなには言わないでくれや。あまりしんみりした空気、好きじゃねえんだわ。」
さよならか・・・・・
銀時「ひとつ教えといてやる。」
勝家「?」
銀時「離れていても、魂は繋がってんだよ。また機会があったら会おうぜ。」
24時か・・・こことはおさらばか。
《どうした?ここに残りたいか?》
冗談じゃねえ。早く元に戻せよ。
《おう。》
銀時「ん?・・・戻ったのか?」
見慣れたソファーや机、そして糖分の書・・
・・紛れもない万事屋だ。帰ってきたのか。
新八「おはようございまーす。」
銀時「新八・・・」
新八「?どうしました?」
銀時「いや、やけに懐かしく感じてよお。」
新八「なぁに言ってんですか。昨日もあったでしょ。」
こっちでは時間が止まってたのか。
銀時「そういやそうだったな。」
新八「長い夢見たんですか?」
銀時「あぁ、長い長い夢だったよ。」
その頃
「柴田勝家!討ち取ったりぃ!」
ワーワー!! ワーワー!!
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