3.地球の神無異様!
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白夜、小学校に編入する
波真瀬小学校ーーー
白「うぅ、何ではれーが小学校なんかに通わなくちゃいけないの?
正直面倒だし学べることなんてほとんどないよ、義務教育だって言われても分かんないよう。
無駄に学校はでかいしお金勿体無いなぁ。」
白夜はトボトボと構内の廊下を歩いていた。
白「えぇっと••••理次長室••••••ここかな?
失礼します。」
がちゃりと扉を開けて白夜はすぐに閉めた。
白「はぁ••••帰ろう、顔も合わせたしね。」
白夜は玄関まで来た道を戻ろうとする。
しかし、勢いよく扉が開かれ呼び止められた。
「ちょちょちょ待って⁉︎
俺何か悪いことしたか⁉︎」
白「気色悪い一生破零に近づかないで変態、••••しょたこん?だっけ。」
「なっ‼︎」
開いた口が塞がらない変態改め、理次長。
白「嘘吐く気?
通じないよ、正直に白状しなよ、3分の2殺しで許してあげるわけでもないけれど。」
「半殺し以上なのに許されないのか⁉︎」
白「ナンカイイマシタカー?」
白夜は鉛筆をちらつかせる、無論鉛筆ですら白夜が持てば凶器になる。
「すっ、すみませんでしたっ••••。」
白「ともかく、必要以上はれーに近づかない、害がないなら良いけれど。
甥っ子とでもラブラブしてなよ。」
「おぉ、あの子の可愛さを分かってくれるのか!」
白「まりも頭でぐるぐるメガネのどこが可愛いのかは分からないよ、どうせ変装しているのだろうけれどね。」
理事長はなぜ分かった⁉︎というふうな顔をする。
それよりも白夜がキレて口調が変わっている気がする。
白「兎も角(ともかく)、はれーは顔見せたし先に行くから。」
「待ってくれよ!
まだ行く教室も知らないだろう⁉︎」
白「愚問だね、職員室に行けば良いだけの話だよ。
君はおつむが弱いなぁ。」
見下したような笑みを浮かべる白夜。
「だから待てってば!」
白「はっ、そんなしつこい性格だから女性にもてないんだよ。
そもそもはれーは琴ねぇに頼まれたから仕方なく入っただけだもん、決して自主的に入ったわけでないもん。
義務教育じゃなかったら絶対入らないよ。」
「お願いだから来てくださいお願いします。」
ついに頭を下げた理事長、白夜は何の迷いもなく頭に踵落としを決めた。
「痛い!」
白「はれーに簡単に頭下げるからこうなるんだよ。」
「なにそれ理不尽!」
白「さー行こうか〜。」
「スルーしないでくださいお願いします!」
スルーした白夜を追って理事長は理事長室へと向かった。
白「はぁ••••、もうやだお家帰りたい••••••。」
輝「てかなに、アイツ置いて来ても良かったの?」
鷹見 輝(たかみ てる)、白夜たちの担任であるが無気力、料理上手で面倒見は良いししかも無駄に器用。
男勝りな残念美人である、しかしモテる。
白「むしろあんなの一緒について来て欲しいと思う?」
輝「あーないない、煩いししつこいし馬鹿だし。」
白「酷い言いようだけど同意••••。」
輝「ほら、着いたぞ。
みんなー席につかないとチョーク投げんぞ〜、先生は暴力ダメ絶対なんて言葉は聞きませ〜ん。」
手を叩いて生徒たちを座らせる。
輝「えー、あんちきしょう(理事長)がミスをしたせいで入るやつが1人から2人に変わった〜。
なおもう1人は後ほど来る模様、そんじゃ入ってこい。」
白夜は教室に入り黒板に自分の名前を書くと自己紹介を始めた。
白「もう既にお家帰りたい状態の破零 白夜だよ、今日からここで学ぶことになったからよろしくしたい人はよろしくね。」
白夜はぺこりと一礼する、そして1人の男子が立ち上がり白夜を貶し始めた。
「はれいだってよ、どこの厨二病だよ!
お前そんな名前で恥ずかしくねぇの?」
白「shut up、黙りなよ。
君はそんなガキっぽい弄りしかできないの?
幼稚だね、それとも構って欲しいのか?」
「はっ、なに言ってんのお前?
ってかこの俺に対して頭が高ぇんだよ、庶民のくせによぉ、親の顔が見て見たいぜ、なぁ?」
その男子が笑うと、周りにいた一部の男子も同意して笑い出す。
白夜はやれやれと肩を竦めると、ランドセルを下ろしメモ帳らしき小さな本を取り出した。
白「小さな器をお持ちのようで、親の顔?
親なんていないからね、あっでも死に顔なら見せられるかも。
破零には幸せ者の君らと違って親なんていないんだ、だから常識を教えてくれる人もいない。」
「おいおい聞いたかよ!
こいつ親無しなんだってよ!
きっと気持ち悪いから捨てられたんだぜ!」
白「はっ、おつむが弱いね、君は馬鹿だ。
そんな聞き飽きた安直な発想しかぬかせないなんてね。」
白夜は笑いながらかわいそうな子を見るような目でその男子を見る。
「んだとコラァ‼︎
父上に言いつけるぞ!」
白「あははははっ‼︎
困ったら神頼みならぬ父頼み?
弱いね、結局他人がいなきゃ何もできないじゃん。
言っておくけど、手を出したらどうなっても知らないよ?
もしかしたら社会的に死ぬかもね、いや存在そのものが消えるかな?
どっちでもいいけれど、破零に関わらないでよ、煩いから。
あぁあと、お前の名前不吉だな、そろそろ災いがやってくるだろう。
じゃ、もう関わらないことを祈ってるよ〜。」
一瞬破零の中の人格が出てきたが、すぐに顔を引っ込めた。
白夜はおどけた風に手を振ると席に着いた。
輝「長ぇ、そんじゃ面倒くさいから1、2時間目は質問タイムとか各自でやってくれ。
アタシは昼食の確保諸々をやってるから。」
そう言って輝は教室を出て行った。
後書き
最近やっとの思いで買ってもらえたPS vitaのマイクラに今更ハマりました。
くっ、マイクラの魅惑に誘われてしまった••••••。
そして今更ながらお気に入り登録ありがとうございます!
感想お待ちしております、最近新しく「イラストまとめ!」を出したので良かったらそちらもよろしくお願いします。
ではまた次回〜
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