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FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~

作者:山神
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六魔将軍現る!!

「お前たち!!遊びに来たんじゃないんだぞ!!すぐに片づけろ!!」


「「「はい!!お師匠様!!」」」


ホストみたいな3人組は白のスーツの人に言われて急いで机とソファーを片付ける。すると白いスーツの人が突然ライトアップされる


「さて…全員そろったようなので、私の方から作戦を説明しよう」


白いスーツの人はなぜか一々ポーズを決めながら言う


「そのポーズって必要なのかしら?」


「まず…六魔将軍、オラシオンセイスが集結している場所だが…」


金髪の女の人の突っ込みは完璧にスルーしてなおもポーズを決めながら話を進める


「と…その前にトイレの香り(バルファム)を」


「そこに香り(バルファム)つけるなぁ!!」


まさかのライトアップまでしたのにトイレにいってしまった…自由すぎる…


「「「さすが先生!!」」」


「また呼び方変わった」


「というか…どこがさすがなんでしょうか…」


ホスト3人組が拍手をしながら見送っているのに金髪の女の人と俺で突っ込む


―――しばらくして。(この間に自己紹介してもらいました


「ここから北に行くとワース樹海が広がっている。古代人たちはその樹海にある協力な魔法を封印した。その名はニルヴァーナ」



「?」


「ニルヴァーナ?」


「聞かぬ魔法だ」


「ジュラ様は?」


「いや…知らんな」


「シリル知ってる?」


「初めて聞いたよ」


「知ってる?てか魚いる?」


「結構」


「シャルル~仲良くしなきゃダメだよ~」


どうやらみんなニルヴァーナという魔法は知らないみたいだ…シャルルたちはなんか違うことしてるけど


「古代人たちが封印するほどの破壊魔法…ということだけはわかっているが」


「どんな魔法かはわかってないんだ」


「六魔将軍(オラシオンセイス)が樹海に集結したのはきっとニルヴァーナを手に入れるためなんだ」


闇ギルドが欲しがる破壊魔法か…どんなのなんだろう?


「我々はそれを阻止するため」


「「「「六魔将軍(オラシオンセイス)を討つ!!」」」」


青い天馬(ブルーペガサス)のみなさんがポーズを決めながら言う。すごいキラキラしてますね


「やっぱりポーズ」


「俺はもう突っ込まねぇぞ」


ルーシィさんとグレイさんは少々あきれ気味のご様子


「こっちは13人敵は6人」


「だけどあなどっちゃいけないよ」


「この6人がまたとんでもなく強い」


ヒビキさんはそう言うとなにやら見たことない魔法を使い出す


「古文書(アーカイブ)」


「これまた珍しい魔法だな」


「初めてみましたわ」


「古文書(アーカイブ)?」


「初めて聞きますね」


俺とウェンディはヒビキさんの使う魔法を初めて聞いた…蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の人も初めて見る魔法らしいし珍しい魔法なんだろう


するとその古文書(アーカイブ)から映像と言うか画像が出てくる


「これは最近手に入れたやつらの情報なんだけど、こいつは毒蛇を使う魔導士コブラ」


映像の男は髪の毛が少しツンツンしてる男


「悪そうな顔してんなぁ。このつり目やろう」


「「お前も似たようなもんじゃねぇか」」


ナツさんにグレイさんとリオンさんが突っ込むけど…お二人も似たようなものだと思うのは俺だけでしょうか?


「その名からしてスピード系の魔法を使うと思われるレーサー」


続いて出てきたのはモヒカンを伸ばしたような髪のサングラスの男


「どうだっていいが、気に食わねぇ顔してんな」


「同感だな」


この人たち…自分がかっこいいからってこんなに人の顔をとやかく言っていいのだろうか?


「大金を積めば一人でも軍の一部隊を全滅させると言われる天眼のホットアイ」


次に出てきたのは顔がゴツゴツした感じの人


「お金のため?」


「下劣な」


お金は大切だけどそのためだけに生きてると痛い目見ると思いますよ


「心を覗けるという女エンジェル」


次に出てきたのはショートヘアでアホ毛が特徴の女


「うわぁ…本能的に苦手かも、こういうタイプ」


「あのアホ毛がなんか気に入らないです」


「シリルもアホ毛あるじゃん」


なんかアホ毛が被ってるのが気に入らないんだよ


「この男は情報が少ないのだがミッドナイトと呼ばれている」


次は絨毯の上で眠っている黒髪の青年が写し出される


「真夜中?妙な名前だな」


「そしてやつらの司令塔ブレイン」


最後に出てきたのは顔にいっぱい模様のある男


「それぞれがたった一人でギルドの一つくらいは潰せるほどの魔力を持つ。我々は数的有利を利用するんだ」


ギルドを一人で潰せるか…それはずいぶんとすごいですね


「あ…あの…あたしは頭数に入れないでほしいんだけど…」


「私も戦うのは苦手です」


「ウェンディ!!弱音はかないの!!」


「大丈夫~僕たちもそんなに戦えないから~」


「それは大丈夫って言わないわよセシリー!!」


ルーシィさんとウェンディが戦いたくないと意志表示をしてシャルルがウェンディをしかる。セシリーは全くフォローになってないような気がするけど


「大丈夫ウェンディ。ウェンディの分は俺が頑張るからさ」キラッ


「あんたもそんなに強くないじゃない!!」


「シャルル~…本当のこといっちゃダメだよ~」


「セシリー…お前も結構失礼だぞ?」


確かにそんなに強くないけど…やるときは俺もやるんだよ?


「安心したまえ。我々の作戦は戦闘だけにあらず。やつらの拠点を見つけてくれればいい」


いつのまにか近くに来ていた一夜さんがポーズを決めながら言う


「拠点?」


「ああそうだ。今はまだ奴等を補足していないが」


「樹海には奴等の仮説拠点があると推測されるんだ」


「もし可能なら奴等全員をその拠点に集めてほしい」


「どうやって?」


「殴ってに決まってんだろ!!」


「結局前提条件は戦うことじゃないですか?それ」


「あたしは戦いたくないんだってば」


「集めてどうするのだ?」


エルザさんが聞くと一夜さんは上を指差す


「我がギルドが大陸に誇る天馬。その名もクリスティーナで拠点もろとも葬り去る!!」


「おおっ!!」


「それって…魔導爆撃挺のことですの?」


そんなすごい作戦があったのか。無駄にポーズだけ決めてる人じゃなかったんですね


「てか、人間相手にそこまでやる?」


「そういう相手なのだ!!」


ルーシィさんの言葉にジュラさんが力強く答える。おかげでルーシィさんめっちゃビビっちゃってますよ?


「よいか…戦闘になっても決して一人では戦ってはいかん。敵一人に対して必ず二人以上でやるんだ」


「「「うん」」」


「「「「はい!!」」」」


ジュラさんの言葉に俺たちはうなずく


「うあ~ん!!そんな物騒な!!」


「怖いです~!!」


「情けない声出さないの!!」


「ウェンディ!!頑張ろう?シリルもいるしさ」


「う…うん」


ルーシィさんとウェンディが怖くなってちょっと涙目だったのをシャルルが怒ってセシリーは慰める。


「おしっ!!燃えてきたぞ!!」


すると作戦を聞いたナツさんが扉を突き破って走り出す


「6人まとめて俺が相手してやるぁー!!」


「ちょっとナツ!!」


「全くあいつは…」


「せっかちというかなんというか…」


「てか作戦聞いてねーだろあいつ」


「それがナツです」


飛び出していったナツさんを妖精の尻尾(フェアリーテイル)の皆さんがあきれながら見ている


「おいおい…」


「ひどいや…」


「扉開けてけよ」


俺たちも外に出るとトライメンズの皆さんはナツさんが扉を壊したことにすごい呆れていた


「仕方ない…行くぞ!!」


「ったくあのバカ!!」


「うぇ~」


それを追いかけるようにエルザさん、グレイさん、ルーシィさんが走り出す。ルーシィさんすごい泣いてるけど…そんなに怖いならなんでこの作戦参加したんですか


「妖精の尻尾には負けてられんな。行くぞ!!シェリー!!」


「はい!!」


「リオン!!シェリー!!」


続いてリオンさんとシェリーさんがジュラさんの制止を聞かずに走り出す


「俺たちも行くぞ!!」


「うん!!」


「エンジェルかぁ」


そしてトライメンズもそれを追いかける。俺も追いかけようとウェンディの方を見ると


「あわわわわ」


ウェンディは一人でおどおどしていた。まぁこんなにむちゃくちゃになってきたらそういう気持ちもわかるよ。ウェンディ


「ウェンディ?行こ?」


俺はウェンディの手を取り走り出す。早く追いかけないと


「ウェンディ!!しっかりしなさい!!」


「待ってシリル~!!」


「あ!!待ってよ~!!」


俺たちが走り出すとシャルルとセシリーもついてくる。ハッピーは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の人とは一緒に行ってなかったのか。そんなにシャルルのこと気に入っちゃったのかな?


「あれ?」


俺は途中まで走っているとジュラさんと一夜さんが来ないことに気づく…何かあったのかな?


「まぁ…いいか」


俺は気を取り直して前を向く


しばらく走っているとようやく前を走っているルーシィさんとトライメンズの皆さんに追いついてきた


「待ってよ~…みんな早すぎ…レディーファーストはどこに行ったのぉ!!」


エルザさんたちに置いていかれたルーシィさんは愚痴をこぼしながら走っている。あれ?もしかしてリオンさんとシェリーさんはルーシィさん追い越して行ったのか?めっちゃ足速いじゃん!!かっこいい!!


「ウェンディ!!シリル!!モタモタしないで!!」


「だって~」


「これが精一杯なんだよ」


「シャルルがせっかちなんだよ~」


シャルルは少し負けず嫌いなところがあるからな…他のギルドの人に置いていかれるのが嫌なんだろう


さらにしばらく走ると


ゴゴゴゴゴッ


「ん?」


「どうしたの?シリル?」


「あれ…」


俺たちは上を見上げるとそこには馬のような形をした船が空に飛んでいた


「ん?」


「うおわ!!」


「うわ」


前方ではナツさんが急に立ち止まったせいでグレイさんとぶつかり倒れていた


「シリル、あれがもしかして…」


「うん。あれがさっき言ってた魔導爆撃挺」


「「「クリスティーナ!!」」」


「「「あれが噂の…天馬!!」」」


前を走っていた皆さんもその場に立ち止まってクリスティーナの方を見上げる


「すごいなぁ」


思わず上を見上げて感嘆の声をあげると突然


ボッボボン


突然クリスティーナが爆発し落下する


「え!?」


「そんな…」


「クリスティーナが…」


「「「「「落とされた!?」」」」」


「え?どういうことですか?」


すると落下しかクリスティーナの中から人が降りてくる。しかし落下したせいで砂煙が立ち込めており誰なのかよくわからない


「誰か降りてくるぞ!!」


「ひぇぇ!!」


「ウェンディ!!」


「いいよシャルル」


ウェンディはビビってしまい岩の影に隠れる。まぁそれはしょうがないだろう…むしろ隠れていた方が安全だしここは隠れていてもらおう。すると次第に砂煙が晴れてくるとそこにはさっき古文書(アーカイブ)で見た6人がいた


「六魔将軍(オラシオンセイス)!?」


「うじどもが。群がりおって」


「君たちの作戦は全部お見通しだゾ」


「ジュラと一夜もやっつけだぞ!!」


「どうだ!!どうだ!!」


ん?あんな小さいやついたっけ?


「何!?」


「バカな!?」


そういえばジュラさんって聖十大魔導で一夜さんも青い天馬(ブルーペガサス)のエースって話だったのに…そらを倒しちゃうなんて…やっぱりこいつら強いんだ!!


「お?動揺しているな。聞こえるぞ」


「仕事は速ぇ方がいい。そのためにはあんたら、邪魔なんだよ」


「お金は人を強くする…デスネ!!いいことを教えましょう。世の中は金が全て。そして「「お前は黙っていろ。ホットアイ」」」


ホットアイってやつ…ちょっとバカなのかも…コブラとレーサーに突っ込まれてるし


「zzzz」


「なんか眠ってる人いるんですけど」


ミッドナイトを見てルーシィさんが言う。確かにミッドナイトは全然こちらを見ないで絨毯の上で眠っているように見える


「まさかそっちから現れるとはな」


エルザさんがそう言うと少し緊張感のある空気が流れる。


「「探す手間が省けたぜ!!」」


ナツさんとグレイさんが六魔将軍(オラシオンセイス)に向かって突っ込んでいく。


「やれ」


「オッケー」


ブレインの指示でレーサーが一瞬のうちにグレイさんとナツさんの後ろに回り込み


「ぐあ」


「うわぁ」


二人を蹴り飛ばす


「「ナツ!!グレイ!!え?」」


「バーカ」


ナツさんとグレイさんに声をかけようと叫ぶルーシィさんが二人。そして片方のルーシィさんがもう一人のルーシィさんをムチで叩く


「行くぞ!!シェリー!!」


「はい!!」


続いてリオンさんとシェリーさんが突っ込むが


「愛さえなくとも金さえあれば…デスネ!!」


すると二人の足場がみるみる沈んでいく


「な…なんだこれは!!」


「愛の方が大事ですわ」


シェリーさん…そんなこと言ってる場合じゃないですよ!!


「僕はエンジェルをやる」


「ずるいや」


「俺は頭をやる」


次にトライメンズが突っ込むが突然現れたレーサーにレンさんが蹴り飛ばされる


「うあ」


「レン!!ぐあ」


「イヴ!!レン!!うあ!!」


速い!!レーサーってやつ、たった一瞬で3人を蹴り飛ばした!!


「あわわわわ…」


「ウェンディ!!しっかりしなさい!!」


「シャルル!!まずいよぉ!!」


「大丈夫!!オイラがついてるよ!!」


「ウェンディたちはそこから出てこないで!!危ないから!!」


ウェンディと猫3匹をとりあえず岩の影に隠れさせて俺はレーサーに突っ込む


「お前は遅いな」


「え?がっ」


すると一瞬のうちにレーサーが俺の後ろに来ていて俺は蹴り飛ばされる


「アイスメイク…」


「ランス!!」


「ぐあ!!」


グレイさんがもう一人のグレイさんにやられる。するとレーサーが今度はナツさんに攻撃しているのを見て俺はレーサーに向かって攻撃する


「(バレないように)水竜の咆哮!!」


「ぐああ!!」


やった!!あいつ完全に油断してたから攻撃当たったぞ!!ちょっと助けるの遅かったからナツさん白目向いてるけど


「水竜の咆哮!!」


「え?ぐああ!!」


俺は後ろにいたいつの間にかいたもう一人の俺に吹き飛ばされる。どうなってるんだこれ?


(うあああ!!」


するとさっきまで善戦していたエルザさんもコブラのヘビに噛まれてしまい倒れる。気がつくと連合軍は全員その場に倒れてしまっていた


「ゴミどもめ。まとめて消え去るがよい」


ブレインはそう言ってドクロのような杖を俺たちに向ける。するとその杖に強大な魔力が集まっていく


「なんですの…この魔力…」


「大気が震えてる」


「まずい…」


「ダークロンド!!ん?」


魔法を放とうとしたブレインが突然魔法を止める…その視線の先には


「ひぃ!!」


ウェンディがいた


「どうした?ブレイン」


「なぜ魔法を止める?」


「ウェンディ?」


「え?え?」


ブレインに名前を呼ばれたウェンディは何が何だかわからず涙目で怯えていた




 
 

 
後書き
なんとまさかの主人公の記念すべき初戦が敗戦と言う斬新な始まり方をしてみました。あとエブリスタではレーサーにやられたけどそれだとあんまりなのでレーサーに攻撃を加えたけどジェミニにやられるって形にしてみました。また次もぜひ読んでください

 
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