FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
ニルヴァーナ編
連合軍
前書き
連合軍が集結します!!
「シリル~、これから会う人たちって怖くないかなぁ」
俺とウェンディは集合場所に向かって今は歩いている。ウェンディは向かっている最中もいつも通り不安な気持ちでいっぱいのようだ
「大丈夫大丈夫。みんなそんなに悪い話は聞かないから…物はすごく壊すらしいけど」
いや…壊すのは1つのギルドだけだけどね
「妖精の尻尾の人のこと?でも私ナツさんに前からずっと会いたかったんだ~。同じ滅竜魔導士だから」
「ナツさんかぁ。火竜って言われている人だよね~。ウェンディはナツさんに聞きたいことがあるんだっけ?」
「うん!!グランディーネとヴァッサボーネの居場所がわかるかも知れないし!!」
ウェンディはさっきまでの不安な表情から一転明るい笑顔へと変化する
それだけナツさんに会えるのがたのしみなんだろうなぁ。まぁ俺もヴァッサボーネとグランディーネの手がかりがもしかしたら聞けるかもと思うとすごい楽しみだけど
実はウェンディが今回参加したいと言ったのは俺たちの親であるヴァッサボーネとグランディーネの居場所を知ってるかもしれない妖精の尻尾の火竜…ナツ・ドラグニルさんに会うためだったらしい
ちなみにヴァッサボーネとグランディーネは人間じゃない…ドラゴンである
俺たちはドラゴンに言葉や文字…文化などを教えてもらった…しかし7年前の7月7日…ヴァッサボーネとグランディーネは突然姿を消した
そのあと色々あって化猫の宿に入ったのだがそれまではめちゃくちゃ大変だったなぁ…主にウェンディのお守りが…
でも今ではウェンディもずいぶんとしっかりしてるし…色々助けてもらってる
「それに!!今回はシャルルとセシリーに成長した私たちの姿を見せたいんだ!!だから二人はおいてきたんだもん!!」
「あ…そうなの?」
ウェンディが手を握りしめながら言う…そうか…シャルルとセシリーにか…でも…
俺は後ろを振り抜くとそこには木の影に隠れながら俺たちのあとを追っているシャルルとセシリーがいた
しかもあの二人…たまに木からこちらの様子を見るとき体のほとんどが木に隠れてないからはっきりいって丸わかりんなだよなぁ
ウェンディは全然気づいてないみたいだけど…
その後もしばらく雑談しながら歩いているとようやく目的地が見えてくる
「あ!!シリル見て!!あれだよね?」
「そうみたいだね」
俺とウェンディはその集合場所である青い天馬(ブルーペガサス)のマスターボブの別荘の前にやって来る
「シリル見て!!あの窓ハートの形してるよ!!すごいね!!」
「本当…すごい趣味をしてらっしゃる…」
ウェンディが指差す方を見て俺は思わずため息をつきそうになる
まさか別荘の外観にハートを取り入れるとは…せめて内装とかにしておけばいいのに…
「ちょっと…どんだけヤバイやつらが来るのよ!!」
すると中から女の人の声が聞こえてくる。もしかしてみなさんもう集まってるのかな?
「シリル!!みなさんもう集まってるみたいだよ!!急ごう!!」
ウェンディはそう言って別荘の中へと走り出す
「あ!!ウェンディ待って!!」
ウェンディが急ぐと大抵…
「きゃっ!!」
転ぶんだよな…ウェンディ何もないところで転んだけど大丈夫かな?
―――ルーシィside
「これで残すは化猫の宿の連中のみ」
「連中と言うか二人だけと聞いてま~す」
蛇姫の鱗のジュラさんがそう言うと一夜がそう答える…て…え!?
「二人だと!?こんな危険な作戦にたった二人しかよこさねーのか!?」
「ちょ…ちょっと…どんだけヤバイやつらがくるのよ~!!」
『シリル!!みなさんもう集まってるみたいだよ!!急ごう!!』
『あ!!ウェンディ待って!!』
すると扉の方から二人の女の子の声が聞こえてくるのでそちらを見ると
「きゃっ!!」
一人の女の子が盛大に転んだ
「ウェンディ!!大丈夫!?」
「うん。ありがとうシリル」
転んだ藍色の髪の女の子をあとからやって来た水色の髪の女の子が手をとって起こす
「あ!!あの…遅れてごめんなさい!!化猫の宿(ケットシェルター)からきましたウェンディです!!よろしくお願いします!!」
「お…同じく化猫の宿(ケットシェルター)からきましたシリルです!!よろしくお願いします!!」
二人の女の子が頭を下げる…てか化猫の宿(ケットシェルター)から来たって…
「子供!?」
「女!?」
「ウェンディとシリル?」
まさかこんな子達がギルドの代表なんて…
―――sideEND
「これで全てのギルドがそろった」
「話進めるのかよ!!」
かなりガッチリした体型の男の人が言うと黒髪の男の人が突っ込んだ
「この大がかりな作戦にこんなか弱そうな女の子二人をよこすなんて…化猫の宿(ケットシェルター)はどういうおつもりですの?」
厚化粧と盛りに盛った髪型の女の人がそう言う…しょうがないじゃん…俺たちしかいないんだから…てちょっと待て!!
「すみません。俺は女の子じゃない「あら…二人じゃないわよ?」」
「シャルル!!セシリー!!ついて来てたの!?」
おぉ…なんというタイミングで来るんだよシャルル…せめて俺が言い終わってから来てくれよ
「当たり前じゃない。あなたたちだけじゃあ不安でしょうがないもの」
「ごめんねシリル~」
ちょっと上から目線で話しているのがシャルル…そして俺に手を合わせながら謝ってきているのはセシリー
二人とも性格が正反対だから面白いよなぁっていうかそんなことより
「あの…俺は女の「あ…あの…私…戦闘は全然できませんけど…みなさんの役に立つサポートの魔法いっぱい使えます。だから仲間はずれにしないでください~」」
「そんな弱気だからなめられるの!!あんたは」
「ウェンディ気持ちを強く持とうよ~」
ウェンディ…お前まで俺の話を遮るのか…
「すまんな…少々驚いたがそんなつもりは毛頭ない。よろしく頼む」
「うわわ…エルザさんだ…本物だよ。かっこいいねシリル」
「うん…そうだね」
ウェンディがエルザさんに会えてすごい喜んでいる。てかすごい目が輝いてるよウェンディ
「お…オイラの事知ってる?ネコマンダーのハッピー!!」
ぷい
「シャルル~そんな態度ダメだよ~」
青猫がシャルルにそう言うとシャルルはそっぽを向いてしまう
「てれてる…かわいい~」
「相手にされてないようにも見えるけど」
「あの娘ら…将来美人になるぞ」
「今でも十分かわいいよ」
「さ…お嬢さん方こちらへ…」
「早っ!!」
「え…あの…」
「いや…だから俺は女「あの娘たち…なんという香り(バルファム)だ…ただ者ではないな」」
まさか全く知らない人にまで俺は言葉を遮られるのか…今日は厄日かも知れん
「オレンジジュースでいいかな」
「お前ら…かわいすぎだろ」
「おしぼりをどうぞ」
いつの間にか用意されたソファとテーブルで接待される俺たち
「あの…えーと…」
「なんなのこのオスども!!」
「シリル…大丈夫?」
「うん…まぁ大丈夫かな…」
誤解はあとで解くことにしよう…そうしよう
「あ…ナツさんだ」
するとウェンディが少し離れたところにいるナツさんを見つける
「あの人がナツさんか…」
にこっ
ウェンディがナツさんにまんべんの笑みを見せる
「あんた…男に笑顔を振り撒いてたら勘違いされるわよ?」
「え?そ…そんなんじゃないよ~」
「ウェンディの笑顔は可愛いからナツくん落ちちゃうよ~」
ウェンディは人見知りも若干するからあんな初対面の人に笑顔を見せるなんて…ナツさんうらやましい…
後書き
エブリスタだと最初セシリーが空気状態だったけどこっちだと割りとしゃべれるなぁ…よかったね!!セシリー!!
ページ上へ戻る