戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その九
「まゆゆにはきますけれど」
「結構ロリ体型ですけれど」
「あの人も二十歳ですからね」
「やっぱり年上ですよね」
「たまたまか、しかしだ」
それでもとだ、悪田部は二人にこう言った。
「君達も成長していくにつれてだ」
「年下もよくなる」
「そうなるんですか」
「そうなるかも知れない、だが子供は止めておくことだ」
悪田部にしては珍しくだ、正しい忠告をした。
「絶対にな」
「ああ、小学生とかですね」
「幼稚園の子には」
「ロリっていうかペドですね」
「ペドフィリアですね」
「それは犯罪だ」
汚職や邪魔者を消してもだ、悪田部はそうした犯罪はしないのだ。法を犯す者でも犯す法と犯さない法があるのだ。
「それも卑しいものだ」
「ですね、何かね」
「それは気色悪いですよね」
二人もこう言う。
「ペドってのは」
「吐き気がしますよ」
「某宮崎勤とか」
「あいつとか」
「やっぱり好きなのは胸が出てからですよ」
「幾ら貧乳でも」
そうした年齢になってからだというのだ。
「まあ紗綾さんは小学生の時から胸大きかったですけれど」
「それでもですよ」
「せめて中学生からですよ」
「中学生と付き合ってもやばいですけれどね」
リアルではそうだ、少なくとも世間から冷たい目で見られる。とはいっても高校生が中学生と付き合うのならまだいいだろう。
「写真集とかDVDでも」
「小学生はちょっと」
「大島優子さんだって俺達より年上ですし、俺達より」
「背は二十五センチ位違いますけれどね」
「小柄な女の子はいいんですよ」
「ただ、幼女は」
二人はそうした趣味についてはと言うのだった。
「俺達も理解出来ないです」
「もう何処がいいのか」
「ペドフィリアってのは」
「どういう趣味なんですかね」
「人の趣味はそれぞれだ」
悪田部はそれぞれ首を傾げさせる二人に冷静に返した。
「君達の様に年上好きもいればだ」
「そうした幼女好きもですか」
「いるんですか」
「逆に熟女好きが高じて還暦以上でないと、という人もいる」
「いや、それもおかしいですよ」
「還暦過ぎってないですよ」
二人はこちらの趣味も理解出来ずに引いて言った。
「あの、お婆さんじゃないですか」
「それでっていうのは」
「ちょっと、何ていいますか」
「そっちもわからないですね、俺達」
「そりゃ熟女も好きですよ」
「森尾由美さんとかかとうれいこさんとか今でもいけてますよ」
こうした熟女はいいというのだ。
「藤原紀香さんも」
「四十代はオッケーですけれど」
「五十代になると」
「流石に、ってなります」
「それが五十代になると」
「もう完全に守備範囲外です」
流石の二人でもだ、その年齢になるとだ。
「還暦になるともう」
「想像すら出来ません」
「私はかつて七十歳だが外見は三十にしか見えない美女と関係を持ったことがある」
超人悪田部はそうであった。
「いいものだ」
「七十で三十ですか」
「それはまた凄いですね」
ここでまた驚く二人だった。
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