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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その七

「軍服にズボンなんて」
「星河の覇皇でもそうですし」
「連合軍もエウロパ軍もそうじゃないですか」
「ズボンか膝丈スカートって」
「何ですか、その色気のなさ」
「アニメ版銀河英雄伝説ですか」
 そもそも萌えとは全く無縁の作品世界である。
「そんなもんにこだわるから人気が出ないんですよ」
「ついでに言うと文章に進歩がないって言われるんですよ」
「ここは一発ドーーーンとです」
「ミニスカートですよ」
 それにこだわれというのだ。
「例えば制服は超ミニ」
「学生服も軍服も」
「そしてちょっと動けばショーツが見える」
「これじゃないですか」
「そして体操服はブルマ」
「人気が出るにはこれですよ」
 そして人気が出ればだ。
「もう路線変更の心配もなくなりますし」
「要するに萌えですよ、世の中は」
「見せることにこそ色気があるんです」
「作者もそれを理解しないと」
「ずっとマイナーなままですよ」
「不人気作家のままですよ」
「作者はメイド、ブレザー、セーラー服、チャイナドレス、バドワイザー、バニーガール、ナース、ボンテージ、浴衣、ビキニ、競泳水着が好きだ」
 つまりそちらの萌えだというのだ。
「そうしたものが好きだ」
「いや、それコスプレですから」
「あれですか?イメクラ」
「若しくはホテトルのコスチュームを着てのプレイ」
「最近はホテルに最初からサービスで置かれて借りられますけれど」
「そういうのですよね」
「それはただの嗜好ですよ」
 性的嗜好、それだというのだ。
「それは萌えじゃないです」
「萌えは奥深いんですよ」
「それも相当に」
「作者はそれがわかってないんですよ」
「これはただの嗜好です」
「萌えじゃないです」
「萌えと嗜好は同じだと思うがな」
 悪田部は力説する二人に返した。
「とどのつまりは」
「それが違うんですよ」
「また別なんですよ」
 二人は悪田部にも熱く語る、その萌えについて。
「萌えは愛なんですよ」
「まさに至高の愛なんですよ」
 そうしたものであるというのだ。
「ミニスカートとニーソックスの絶対領域然り」
「眼鏡もそうなんですよ」
「あとツインテールもポニーテールも」
「巨乳、貧乳もです」
 そうしたものこそがというのだ。
「萌えなんですよ」
「性的嗜好とはまた違います」
「萌えは愛です!」
「OLさんでも熟女でも!」
 まさにというのだ。
「作者はそれがわかってないんですよ!」
「コスプレはコスプレです!」
「萌えとはまた違います!」
「そこがわかっていません!」
 あくまでこう言うのだった、そしてだった。
 そうした話の中でだ、二人は話題を変えてだった。この話題にしたのだった。
「それで、ですけれど」
「路線変更とか萌えは気になりますけれど」
「あの、次の決闘は」
「勝負のことですけれど」
 今度話すのはこのことだった。
「どうなるんですかね」
「今度は陸軍衆ですよね」
「それで勝負の対象は」
「何になるんですか?」
「未定だ」
 悪田部は二人にはっきりと答えた、今回も。 
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