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魔法少女リリカルなのは 桜色の星光と黒き月光と紅い炎

作者:駆瑠
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第二話(改訂版)

 
前書き
まずは第二話が見れないというのに対する説明と謝罪ですね。まず私のミスで書いてる途中の話が投稿されてました。それについて、申し訳ありませんでした。
で、問題があったのはこの後で、最初は時間が無かったので一行だけ書いたのですが、それが投稿状態になってました。後で気がついて下書き状態に戻したのですが、何故か第二話が消えなかったのでどうせ一行だけと削除したのですが、何故か未だに残っています。
と、いうのが状況です。こうなった原因は自分にあるのですが、なんでこうなってるのかについては解らないという状態です。ぶっちゃけ今回のもちゃんと投稿されるか分からないんですよね……。マニュアルを見ても小説削除はまだ二重線引かれていてまだ閲覧出来ない状態だったり……。運営様に言ったほうがいいんですかね? でもお前のミスだろ! って言われたら反論できぬ……。
とりあえず読者様に今回の話か届いていることを祈って。
 

 
水無月 桔梗は捨て子だった。考古学者の水無月夫妻に拾われるも、その二人は彼女を養子に迎えて一年後に死去してしまい彼女は二人の顔を知らなかった。
その後は義姉と共に祖父母に引き取られ、小学校を過ごし━━━━。


「はぁ……」


桔梗は溜め息を一つ吐いた。横断歩道の上、前方にはもうすぐ青から赤に変わる信号。左手には荷物を胸に抱えた老婆が一人。すぐ変わる信号を前に立ち往生していた老婆の手を握り横断歩道をゆっくり渡っていく。


(すまんな……まだ見ぬ担任……)


これは確実に間に合わない。転校初日から遅刻では教師もお怒りだろう。
そう思って桔梗は再び溜め息を吐いた。









「で? 噂の転校生は呑気に遅刻してるって訳?」


私立聖祥大附属中学校の教室で四人の少女の一人━━━━アリサ・バニングスはHRが終わった後の時間に気炎を吐いていた。


「まぁ、何か事情があるのかもしれないし……」


「そうだよ……まだHRが終わっただけだよ」


「なのはもすずかも甘いのよ! こういうのは第一印象が大事なのよ!」


「あはは……」


宥めても止まらないアリサに高町 なのはもフェイト・T・ハラオウンも月村 すずかも苦笑いを浮かべるだけだった。


「それに……なのは達だってずっとこっちに居る、ってわけでもないんでしょ……」


「うん……」


「今回戻って来れたのも任務だからね……」


さっきまでの勢いから一転、アリサは暗い表情で声を潜め、なのはとフェイトの声もトーンが下がった。


「もう少し仕事の量を減らしてくれてもいいと思うんだけど……」


「まったくよ……! なのは達だって生活があるのに……!」


「仕方ないよ……人手が足りないのは本当だし……」


すずかの言葉にアリサも同意するが、なのはは笑って首を振るだけだった。そして親友の考えを知っている二人も諦めたように顔を見合わせた。


「まあ、それはいいのよ。だ・か・ら・こそ……! 転校生が遅いのが納得いかない! もし今日来なかったらまた会えるか分からないでしょうが!?」


「結局そこに帰ってくるんだ……」


とはいえ、それも自分やフェイトに気を遣ってのことなのだ。そう思えば自然と嬉しくてなってくる。
その時━━━━。


「あ……」


すずかが小さく声を上げるのと同時に教室のドアが開き、教師と、その後に続いて見慣れない少女が教壇に上がった。


「静かに……それでは授業の前に転校生の紹介を行います」


ざわめきが消えたところで少女が黒板に名前を書いていく。


”水無月 桔梗”


そこで自分の名を書き終えた桔梗が振り返り、左眼を閉ざす刀傷を見た生徒の間で、またざわめきが起きる。


「水無月 桔梗です。よろしくお願いします」


視線もざわめきもまったく気にせず、桔梗はいつもと変わらぬ調子で言うと頭を下げた。








「そうか……やはり”アレ”は管理外世界にあるか……」


空中に浮かぶモニター以外に光源の無い、暗い部屋の中でどこか軋んでいるような、固い声が響いた。


「第九十七管理外世界……地球。”巫女”もそう言っていますし、間違いはないかと。”アレ”と”巫女”は鍵と門の関係にありますから」


固い声にモニターの向こうに立つ黒い神父服を着た青年が応える。


「ただ……こちらは近くの管理局の施設を攻撃した際に面倒な連中に目をつけられたみたいで……」


「ヴォルケンリッターか……」


「戦力については問題ありませんよ。こちらは僕に姉さん、メリアにストレンド……それに林崎翁にテイン・ダイロンも合流する予定なので━━━━? なんだと?」


「どうした?」


報告の途中で割り込んだ女性の声に青年が一度振り返るが、再びモニターに向き直った顔には明確な焦りが見えた。


「”巫女”が居なくなったそうです。それも昨日今日の話ではないようですね」


「なんだと……?」


「しかも妨害も行わず転移装置を使ったようですね。追ってきていた連中にはバレた可能性があると……」


「ストレンドは?」


「”巫女”を追っていったようです……。今となってはジャミングも遅いでしょうし、彼も形振り構ってはいられないでしょう」


「対応の速さは助かるがな。あの娘が絡んでは安穏としていられんか……」


固い声に僅かに苦笑が混じるも、次に口を開いた時にはまた元の口調に戻っていた。


「メイズ……お前はソニアとメリアを連れて地球に向かえ。近くにもう一つ管理局の施設がある。そこをテイン・ダイロン達に襲撃させろ。ヴォルケンリッターへの陽動になるだろう」


「しかし……林崎翁は連中の主と相性が悪いと思いますが?」


「だが、初見であの男に対処するのはまず不可能だ。それが経験を積んだ魔導師や騎士であれば尚更な」


「ただ強い敵を殺す為に特化した業……彼が敵でなくてよかったと思いますよ」


「テイン・ダイロンもな。私はレオーナとレギオンと共に管理局全体への陽動を行うとしよう」


「鉄の聖母様はどうされるので?」


「彼女は”捨てられた子供”の回収だ。合流には時間が掛かるだろう」


「分かりました。では、少しでも早く”巫女”を回収出来ることを祈るとしましょう」


「何にだ?」


声の切り返しに青年は苦笑し、通信を切った。


「”鍵”は見つかった。もう少しだ……」


ノイズを流すモニターに背を向けて、近くの机に立て掛けてあった写真立てを手に取る。
写真立てに入っていたのは半分焼け焦げた、女性と子供と、誰かの足が写った写真だった。


「もう少ししたら、管理局は燃え落ちる……。それまで……待っていてくれ……」


そうしてしばらく写真の眺めた後、写真立てを寝かせて置くと、声の主は部屋を出た。


 
 

 
後書き
はっきり言うとブランクを感じる……。文章表現にブランクとかねえよ! とか、もともと言うほど大したもん書いてなかったろうが! とか言われたらその通りですが……。
BLEACHの資料はすぐ集まりそうです。wikiとかありますし、漫画も今なら中古品で安く買い戻せそうです。問題はリリカルなんだよ! アニメが主体だから資料が少ない! 出てる資料集もイラスト主体ばかりですし! DVDはまだ高いしレンタルは1週間しか借りれない……。資料集めは難航中です……。間違ってもモンハン4Gにはまっていたわけではない。最近リオレイア希少種装備でカホウ担いでただろ! とか言われても気のせいです。感想とかメッセージとか書かれても実は返し方が分からないとかありません。気のせいです。


すいません。覚えててくれたのは本当に有難いです。


 
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