リリカルクエスト
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28日目 ゆういちはコンテストをひらいた
そんな訳で週末になり、現在月村邸に来ている。
そこで簡単に、これから行くのは俺が魔法の練習をした場所で、この世界とは理が違い、ゲームなどで出てくる様な魔物がいる事や、向こうでは1人で勝手にどこかに行ったりしない事、滞在期間は1~3か月を予定しているが、こっちの世界とは時間の進み方が違うので、それ位滞在しても実質は2~6時間だと説明すると、すごい怪しまれ疑われた。
以上を踏まえ、それでも魔法を教えて欲しいか確認すると、すずか・アリサはすんなりと了承し、忍さんと恭也さんも同様だ。
時間はまだまだあるので、今から長期滞在する着替えや荷物を用意して貰うことになり、最初から言ってくれればいいじゃない的な事を言われたが、スマン、すっかり忘れてた。
俺の生活道具は、精神と時の部屋に置きっぱなしだから、気にしてなかったんだわ。
そんなこんなで、みんなの準備は小2時間位で終わり、再度月村邸に集合すると、荷物を持ち庭へ移動して、俺はルーラを唱えた。
精神と時の部屋に転移完了すると、月村邸の庭から景色が変わったのに驚いてる面々から、『今のは何? 何したの??』と、また質問され『転移魔法だよ』と何でもない様に返し、
悠一「さて これから魔法を教える訳だけど・・・・・」
ふくろから、女性用装備の数々を取り出して、(あぶない水着系とかレオタード系にバニースーツ系などは趣味を疑われそうなので除外)
悠一「この中から 自分に扱えそうな武器と防具に着替えて」
装備を選んで貰う様に促した。
なにせ2人はデバイスを持ってる訳でもなく、戦闘なんて今までしたことがないだろうから、装備品である程度は身を固めて貰わないと、万が一の事態になっても困る。
見学に来てる忍さんは、2人に似合いそうな防具や、明らかに自分が来たそうなドレスを手に取り、恭也さんは武器に興味深々みたいだった。
アリサ「悠一 これどう? 似合ってる?」
すずか「私はどうかな?」
次々と可愛い系の服を取り、しきりに『似合ってるか?』って聞いて来るけど、別にベストドレッサーコンテストで、かっこよさを競ってんじゃないからね?って思いながらも、手に取った武具の説明をした。
忍「ねぇねぇ 恭弥~ 次はこれ着てみたんだけど似合う??」
恭也「・・・いいんじゃないか?」///
コイツ等馬鹿ップルは放っておこう・・・・・
装備選ぶだけで無駄に長い時間を費やし、最終的に、
すずか Eてんばつの杖
Eみずのはごろも
E銀の髪飾り
E女神の指輪
アリサ Eいかずちの杖
Eけんじゃのローブ
Eインテリハット
Eソーサリーリング
に落ち着いた。
まぁ、これからどんな呪文を覚えるかわからんから、装備は今後のスタイルで変えればいい。
そして、何故か忍さんが、プリンセスローブと黄金のティアラを装備しては、恭也さんに感想を聞き、また違うモノに着替えたりと、まだやっていた。
今度忍さんに、エッチな下着とかバーニーセットとか色々渡して、恭也さんへせまってみたらと唆してみるのも一興だな・・・・・って考えは今は置いておこう。
ちなみに、今回の俺の装備は、
悠一 Eふぶきのつるぎ
Eこおりのやいば
E天使のローブ
Eスーパーリング
そして、いよいよ魔法を教える。
悠一「最初だから 手本に俺が使える系統を初級からやっていくね」
モンスター図鑑を手に取り、適当なモンスターとエンカウントし、メラ、ギラ、ヒャド、バギ、イオ、デイン、ドルマを次々と唱えて行く。
2人は『すごい・・・』って言ってるけど、最上級ではないがかしこさが高すぎるせいで、抑えても上級クラスの威力になっている。
一通り実演を終え、2人がどの適正に適しているのかを判断するため、
悠一「じゃ これからどうやるか教えるね ちょっと感覚的な言い方になるかもしれないけど やり方は人それぞれだから」
俺はどんな呪文か知ってるから魔法が使えるけど、2人は今初めて魔法と云う未知の力を使おうとしている。
ステータスであれだけの魔力値だから問題は無いと思うけど、魔法はイメージが肝心だと思う。
だから、最初に初級の系統を見て貰って、イメージし易いようにした。
2人に、杖の先端に意識を集中する様に言い、俺が唱えた呪文をイメージしながら1つ1つ系統を唱えて貰った。
2人が呪文を唱え始めてから暫くたち、すずかがヒャドを成功すると、少ししてアリサがギラを成功し、他の系統も唱え続けるが、一向に魔法は発生しなかった。
初日から飛ばしても良い事にはならないので、今日は魔法の練習を終えると、
忍「すごいじゃない すずか アリサちゃん!!」
いつの間に見てたのか気付かなかったけど、忍さんが2人を褒めていて、それに喜び合う2人。
初日で呪文が使える様になったのは確かに凄いと思うので、
悠一「すずか アリサ 2人とも凄いね」
素直に称賛したら、
すずか「悠一君みたいに大きな氷出来てない・・・」
アリサ「悠一より凄くなってみせるんだから」
負けず嫌いもいいけど、俺を目指すのは辞めた方が良い。
ホント人間辞める事になるぞ~ ヽ(゚∀゚)ノヤホ~ィ
それからは、これからの大まかな予定を話す。
暫くは自分の系統の習熟って事で発動練習。
魔法が安定して使える様になったら、雑魚モンスターと戦闘をしてもらい経験を積むって流れだ。
すずか、アリサ、忍さんが魔法の事について話し合ってる時に、
恭也「・・・悠一君」
恭也さんから声を掛けられ、
恭也「君の実力を見てみたいんだが・・・ 俺と手合せしないか?」
忍「ちょっと 恭也!!?」
バトルの申し込みを受けた。
恭也さんの実力は知らないし、ダモーレを掛けた事ないからわからないけど、気配から強い方だと思う。
だけど、それはあくまで人間ではって話で、
悠一「いいですけど 俺と手合せする前に 俺とモンスターの戦闘を見てからにして貰えますか?」
俺の戦闘を見て、引かなければ受けるつもりでそう言うと、
恭也「ああ いいだろう」
アッサリ肯定しちゃったよこの人・・・ 大丈夫かよ・・・
後書き
精神と時の部屋は2人しか入れませんが、見逃してあげてください( ̄人 ̄)
次回どのモンスターと戦わせようかな・・・
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