リリカルクエスト
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29日目 ゆういちはモンスターのむれをたおした
さてさて、どのモンスターにしようかな~?ってモンスター図鑑を眺めています。
恭也さん曰く、『俺は剣士だ』だそうだ。
なら剣技主体の、ゴッドライダー、キラーマシン2、Sキラーマシン、キラーアーマー、死神の騎士、地獄の騎士、ドンガンバのSランクモンスター7体とエンカウント。
まずは慣らしで回避に専念し、ドンガンバのスピードに乗った【こんしん斬り】を躱し、ゴッドライダーが追撃で【ばくれん斬り】を仕掛けて来るも左に避け回避。
そこにキラーマシン2が大きく振り被って【大魔神斬り】で襲い掛かってくる。
痛恨の1撃なんぞ喰らいたくないので、バックステップで躱すと、キラーマシン2が左右の武器を振り下ろした地面が[ド~ン!!]っと音とともに大きく陥没する。
さらに、ホバーで突き進んで来たSキラーマシンが、左右の剣に雷の魔力を込め、【らいじん斬り】で斬りかかって来て、すかさずこちらも【らいじん斬り】で切り払い相殺。
次に、6つの手に剣を持つ地獄の騎士の【つるぎのまい】と、大剣を構えるキラーアーマーの【はやぶさ斬り】による挟撃が迫り、全ての斬撃を紙一重で避けると、2体の死角から現れた死神の騎士が斧を振りかぶり、【かぶとわり】で頭を狙って来たが、これも回避した。
それからも、モンスター達が多彩な斬撃を繰り出すも回避し続け、チラリと恭也さんを見ると、真剣な眼差しでこちらを見ている。
いつものあの眼光以外にもそんな目出来たのね・・・
そろそろいい頃合いだと思い、今度はこちらの反撃を開始する。
ゴットライダーをドルマ系斬撃【ダークマッシャー】、ドンガンバには【神速の斬撃】の3連撃、キラーアーマーにはギラ系斬撃【らいじん斬り】、死神の騎士にデイン系斬撃【ホーリーラッシュ】、地獄の騎士をイオ系斬撃【れんごく斬り】で、一気に5体斬り捨てた。
残るはキラーマシン2とSキラーマシン。
厄介な矢で遠距離攻撃があるキラーマシン2をバギ系斬撃【ふうじん斬り】で墜とし、Sキラーマシンを【つるぎのまい】で斬りつけて解体し、戦闘はものの5分で終了した。
悠一「手合せ・・・ しますか恭也さん?」
最低でもあの7体以上の実力がないと手合せにもならない。
そんな顔をして恭弥さんを見ると、
恭也「・・・いや 止めておく」
冷や汗流しながら、目・・・見開いてるやん・・・・・
忍「恭也以上の・・・ 剣の使い手なんて初めて見た・・・」
すずか アリサ「「悠一(君) すごい」」
こんな事で驚くのは最初だからだろうな。
もし、俺とかみさま、エスターク、それにダークドレアムのガチ戦闘を見たら、どうなる事やら・・・
恭也「あれで何割の力なんだ?」
ふと、何を思ったか聞いて来たので、
悠一「ウォーミングアップなんで 1割も出してないですよ」
だってさ、特技は使ったけど、呪文も使ってないし、装備もお気に入り品で最強装備じゃない。
本気だったら、【マダンテ】とか【メドローア】を最初から撃ち込んでるって。
恭也「そうか・・・・・」
『俺もまだまだだな』『これならなのはを・・・』と小声で言ってるけど、不穏な発言だけは止めてくださいね。
ほら、小耳にはさんだすずかとアリサがこっち睨んでるし、忍さんなんて2人に『取られちゃダメよ』と、発破らしき言葉掛けてるし・・・
別の意味で前途多難だな~ (-_-)
って1日目は終了した。
2日目からは2人の魔法発動の反復練習を繰り返し、杖から魔力放出が安定するまで3日を費やした。
次に、普段杖なんて持ち歩く事なんてないので、杖無しで魔法の発動練習をする。
『え? なんで?』と質問を受けた。
杖はあくまでも魔法の効果を上げたりする補助的な役割だが、突発的な事態で杖が無いと使えませんでは話にならないからと説明すると、先日の誘拐の件が頭を過ったのか、2人は更に真剣に取り組んでいた。
先に杖を使っていた応用で、掌の先に意識を集中するようにや、自分がシックリと来る名前で呪文を唱えてみてと注意すると、すんなりと魔法を発動させる2人。
後は、杖でしていた時と同様に、反復練習をしてもらった。
MPもとい精神に疲れが溜まったら飲むといいと、【エルフののみぐすり】を置いておき、退屈そうに見ている2人に、
悠一「忍さん 恭也さん もし退屈だったら先に帰ります? 後1か月位こんな感じですけど」
忍「ん~ そうね~ ここって周りに何もないから退屈だし すずかとアリサちゃんのお邪魔になっちゃうから先に帰ってようか 恭也」
恭也「そうだな 2人は悠一君に任せておけば大丈夫だろう」
そりゃ、修行する為の部屋で、ここには何もないからな。
送る際に、忍さんを呼び例のブツ諸々(セクシー系装備品多数)を入れ込んだ袋を用意して渡し、中身を見てる忍さんに、
悠一「多分向こうの時間で言えば 2~3時間後位に戻りますから それ等差し上げますのでお好きに使ってください」
そう言うと、耳まで真っ赤になりアワアワしだし、反論を受ける前にオクルーラで送り返した。
それから数日が経ち、媒体無しでも安定して魔法を発動出来る様になったすずかとアリサに、
悠一「そろそろ 雑魚モンスターと戦ってみる?」
魔法の発動練習ばっかじゃつまらんだろうと投げかけてみると、
アリサ「え? いいの?」
すずか「・・・強くないよね?」
魔法を試してみたいアリサに、心配性なすずか。
いきなりSランクモンスターなんてする訳がない。
最初は当然定番のスライムでしょ!!!
ってな訳で、スライム4匹とエンカウントしてもらった結果。
アリサ「プロミネンス!」
すずか「フリーズランサー!」
自分のイメージする魔法名にしたのか、アリサのプロミネンスは閃光が走ると対象の真上から灼熱が降り注ぐ感じで、すずかは無数の氷の槍を発生させて対象に発射する感じだ。
それから、2人に補助呪文を教える。
だってデバイスないからバリアジャケットがない。
杖同様に、今装備している防具をいつも身に付けている訳じゃないから。
んな訳で2人には、これからなのは達と一緒に戦う事を想定して、最低限マジックバリア、トベルーラを習得して貰う事にした。
それと並行して、何度かFランクモンスターで戦闘をして貰った後、2人にモンスター図鑑を渡し、
悠一「この図鑑は 俺が今まで討伐したモンスターが載ってるから参考にして んでEまでのランクの低いモンスターと戦うといいよ 後 装備品を変えたかったら自由に使っていいから でも絶対Dランクより上のモンスターと戦おうとしないでね」
2人は図鑑をめくり、どんなモンスターがいるか興味津々で見ていた。
『この子 可愛い~』『こんなの絶対やだよ~』とか言ってるけど・・・ (゜ω ゜)
それから約3週間が経ち。
すずかとアリサの魔法練習が終わった。
後書き
モンスターはスマホアプリのDQMSLとブラウザゲーのモンパレから。
忍宛てに包んだモノは、スパンコールドドレスや神秘・シルク・あぶないのビスチェにバーニースーツ+うさぎのしっぽ+ガーターベルト、エッチな下着などなどです。
すずか・アリサ関連で、ある意味仕返しで悠一は渡しました。
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