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リリカルクエスト

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17日目 ゆういちはむげんループにはまった

いゃいゃいゃいゃいゃ。

何? この『僕と契約して魔法少女になってよ』的展開。

契約したら、どうせおかしな事になんじゃね!?

月村を見ると、あ・・・下向いたぞ。

これ絶対なんか裏あるだろ!? っちょっと待て~ぃ!

悠一「契約って・・・ それするとどうなるんですか?」

どっかのゼロ的に、理不尽な契約内容だと堪ったもんじゃない。

契約をするしないに関わらず、まずは内容を聞きたい。

忍「そうね 簡単に言えば盟友になって貰うことかしら」

盟友? それって契約はしてないけど、俺とピサロさんや竜ちゃんとかかみさま達みたいな関係か?

そんな関係とは違う様な気がして、嫌な汗が出てくる。

忍「将来 すずかの伴侶になって貰ってもいいわ」





・・・・・・(゜д ゜)・・・・・・





なんか危険な単語が聞こえたよ。

将来伴侶って、要するに結婚して責任取れってのが内容の契約?



無理無理無理無理無理!!



なんで吸血鬼ってバレただけでそうなる!? 一族の決まりか知らんけど、それはおかしい!

大体、月村本人は黙ったままだし、このままじゃアカ~ンっと思い、

悠一「なら バニングスさんと そちらの高町恭也さんはどうなるんです?」

とりあえず、月村家の秘密を知ってる2人がどうするのか聞いてみると、

恭也「俺は 忍の事を知っても口外するつもりはないし 答えはまだ保留にしてる」

はぁ? 俺だって口外するつもりないし、言ってる事おかしいだろ。

忍「アリサちゃん さっきすずかに言ってくれた事を言ってくれる?」

忍さんがバニングスに促してる。

アリサ「・・・すずかは私の親友 親友の事を忘れたくありません」

すずか「アリサちゃん・・・」

バニングスは相変わらず下を向いたままだが、洗脳されて言ってる訳じゃなく本心で言ってるんだろうし、月村も嬉しさからか涙ぐんでる。

でもさ、忍さんや。

高町さんが契約してないってのは、この話の筋が通らんでそ。

なので、

悠一「俺は月村さんの事を口外するつもりはありません ですが 契約はする気ありませんよ」

そりゃそうでしょ。

この歳で婚約まがいな誓約とか、ないわ~。

月村とそんな関係になったら、橘とかあの3人に何しでかされるかわからんし、それと、

悠一「俺は月村さんの事 そんなに知らないし 月村さんも俺の事を知らない そんな相手に忍さんは一族の決まりだからと 妹さんを契約させるんですか?」

俺が見た限りでは、忍さんは月村を溺愛してる。

俺でなくても、自分に大切な妹がいる人なら、怪しい奴とそんな契りをさせるとは思わない。

それにさ、まだ先の長い人生で、思春期迎えて好きな相手出来たらどうすんのよ?

子供の時に『大きくなったら結婚しようね』って約束なんて、ほぼ無効でしょ。

忍「その言い方だと お互いの事を知ってからならいいって事?」

いゃ~! 忍さん、揚げ足を取らんといて! 詰将棋みたいに追い込まんといて!

悠一「いえ そうじゃないです でしたら 高町さんは保留にしてるって言ってましたけど どうするんですか?」

月村家の秘密を知って尚、契約を保留にしてる高町さんの件はどうなんのよ?

ん・・・高町??? ?????(゜_ ゜)?????

忍「恭也はいいの 私と結婚して貰うから・・・」//////////

モジモジと顔真っ赤にして、忍さん何言うてんねん!? 

恭也「・・・忍」/////

アンタもかい!! ラブコメは余所でやってくれぃ。

忍「それで 杉田君 君はどうなの?」///

照れながらまだ聞くんかい!? おぃ! 月村! お前まで赤くなんなや!

悠一「聞きますけど 結婚って好きな人同士がするんですよね?」

あ~もう! 契約なんてしたくないし、早く話を終わらせたい。

忍「あら うちのすずかに何か不満でもあるの?」

だ~か~ら~、そうじゃないって・・・・・

こんな時に【時の砂】使ったら、どこまで時間巻き戻せるかな? 

メイドさんに同行願いされた時まで戻れんかな?

そうすりゃ、絶対に誘いに乗らんのに、今戦闘中じゃないからさ、時の砂を使っても効果がわからん。

一か八か、仏ビームでもしてみたろか? って考えてると、

すずか「お姉ちゃん 杉田君が困ってるよ・・・」

やっと口を開いた月村。

本人の意見聞かずに勝手に話を進められて、月村も困ってるに違いない。

忍「すずか・・・? 昨日話したわよね?」

すずか「一族の決まりは聞いたけど だからって私達の気持ちを無視しないでよ」

いいぞ! もっと言ってやれ!! (゜◇ ゜)

すずか「それに 杉田君だって好きな人いるかもしれないよ」

はぁ? 唐突に何言ってんのこの娘?

そして、睨むな! 高町さん!

忍「だってって・・・ すずか 好きな人いるの?」

すずか「・・・今はいないけど・・・」

弱弱しく否定してるけど、月村さんや、こっち見んなよ~フォローなんて出来んぞ。

コラ! バニングス! 顔上げたと思ったら、お前もこっち見んな!

忍「杉田君 好きな人いるの?」

このままだと、ずっと平行線のエンドレス選択確定なので、

悠一「忍さん 俺は好きだとかまだよくわかりません 月村さんの秘密も口外はしませんし 俺の秘密も言いました だから お相子って事でもう止めませんか?」

もうここいらで、手打ちにしようよと提案。

無限ループは、ロンダルギアへの洞窟とネクロゴンドの洞窟だけにしてください。

忍「そうね 杉田君には魔眼が効かないし 秘密も知った けどね 君が絶対に口外しないって示せるの?」

それこそお互い様じゃね? 結局自分達の事ばっかやんか。

バニングスに高町さんにも言える事で、月村姉妹にとって2人は俺なんかより、ずっと長い付き合い
で信頼出来る間柄だからスルーしてるんだろうけど、俺にとっちゃ知った事じゃないよ。

示せって言われても、示しても誰が保証すんのよ? 結果、契約しろとまた言い出しかねない。

じゃあさ、

悠一「でしたら コレをお渡しします」

ふくろから、女神の指輪を取り出してテーブルに置く。

皆その指輪を見ている中、

悠一「それは ある世界で女神様に貰ったモノでかなりの貴重品です この世界ではまず無い希少鉱石で作られています これではいけませんか?」

俺の(嘘で並べ立てた)説明を聞くと、忍さんが指輪を手に取り品定めをしている。

材質はオリハルコンだから、希少鉱物なのは間違いがないが、女神様に貰ったなんて大嘘だ。

ソレを対価に上げるから、もういいでしょ?って訴えてると、

忍「確かに 見た事もない金属っぽいわね 不思議な力も感じる」

すると忍さんは、指輪を月村に渡して、

忍「すずかがその指輪でいいなら 私はいいわ」

何意味深な事言ってるの? 何でバニングスは睨んでんの?

すずか「・・・うん 私はこれでいいよ いいの 杉田君?」///

月村さん、アンタ何赤くなってんのよ?って思ってると、

アリサ「・・・すずかだけズルい」

ズルいって何がよ? 

今まで黙ってたバニングスが、

アリサ「アンタの事 口止めしてあげるんだから 私にも何かあっていいんじゃない?」///

謝罪ならするけど、バニングスにも賠償か何かせんといけんのか? そもそもどんな理屈?

もうメンドイので、今度はふくろからソーサリーリングを取り出して机に置く。

悠一「・・・なら バニングスさんにはコレをあげる」

月村に指輪をあげて、バニングスに違うモノ渡したらトラブルになりそうなので、同じく指輪を出した。

【すずかとアリサのなつき度が100あがった。】

バニングスが指輪を手に取ると、月村が『よかったね』と言い、バニングスも嬉しそうな顔してるから何も言わんが、

忍「杉田君・・・ 君 将来苦労するわよ」

これで話は手打ちになったと思ったら、忍さんに不吉な宣告をされた。

 
 

 
後書き
やっとアリサ・すずか回終わりです。
何故指輪かは、女の子ならアクセサリー好きでしょ?これで勘弁してって思い違いをした悠一です。
アリサは悠一が来るまでにすずかと話をして、悠一の事を思い直しをしてますが、今は割合としました。
フラグっぽいのが建ちましたが、悠一は特に2人を何とも思ってません。
子供の恋愛って自分はどうだったかな~?って思い返すと、小学生の時にはそんな感情なかったです。
 
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