リリカルクエスト
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18日目 ゆういちはボッチたびにでかけた
あ~昨日の出来事のお蔭で、精神的ダメージがデカイです。
あまりにも気が重いので、今日は学校を休みました。
幸い明日明後日は土日なので、ある意味3連休。
DQ5主人公に会いに行くがてら、山奥の村へ心の湯治にでも行こうと思う。
でもなんだろう。
誰もいないはずなのに、見られてる感じがする。
魔法が使えるのは、テスタ家を除き皆学校のはずだし、テスタ家はシート越しに聞こえた会話で、ジュエルシードの探索で出払ってるはず。
ま~気のせいだろうと思い、出掛ける準備をした。
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―――
―
ーファタリテの冒険の書ー
私は今、隣の悠一の監視をしている。
切っ掛けは3日前。
ジュエルシードの探索をしていたら、言葉では言い表せない程の強大な魔力を感知して、様子を見に行った。
魔力の元に近づくにつれて、感じる魔力が更に大きくなっていった。
発生源の古びた廃屋に着き、窓から中の様子を覗き見ると、悠一が魔導師と思わしき人と対峙してる。
屋内を見渡すと、悠一と魔導師以外に2人の女の子がいた。
よく見てみると、非常識な魔力を出してたのは悠一で、私やフェイトよりも何倍も強力な雷の魔法を発生させていた。
対峙してる魔導師からは、私達よりも強い魔力を感じたけど、悠一には遥かに劣る。
そして、悠一は1撃の元に魔導師を倒し、何か壺みたいなモノに魔導師を吸い込んでいた。
その翌日、リニスに頼んでサーチャーを借りて、私は悠一が寝てる間に部屋に入り、悠一の死角(後頭部)になる場所にサーチャーを配置した。
あれだけの魔力を持ってるって事は、私と同じ転生者かもしれないし、私達家族を助けてくれる力を持ってるかもしれない。
もし悠一が、そんな力を持ってて私達に協力してくれるなら、リスクが高いジュエルシードに頼らなくてもいいかもしれないと、僅かな希望を抱いたから。
ーファタリテ side endー
家を出てから、ルーラしても問題ない場所まで来たけど、やっぱり何か見られてる感じがする。
一応、辺りを確認して人がいない事を確認。
んじゃ、いっちょ行きますか、ルーラを唱える。
―――――
―――
―
とりあえず、オラクルベリーにつき、まずは主人公の青年の情報を集める。
普通は酒場に行くのだろうが、俺はモンスター爺さんの所へ向かった。
モンスター爺さん曰く、数か月前に西の大陸へ行く定期船が運行再開してから、ここには来てないそうだ。
そんな訳で、ポートセルミのモンスター爺さん2号を訪ねるも、空振り。
カボチ村に行くと、魔物退治を依頼したら、その魔物を仲間にしていたって情報をゲット。
今度はルラフェンで、ルーラの研究をしてる爺さんを訪ねたら、古の呪文ルーラが復活したと自慢話をされた。
何処いるんだよ青年・・・・・ (・_・;)
次に行くのはサラボナだけど、ルラフェンから行く途中にはルーラで行けない、山奥の村がある。
日も大分落ちて来たし、どうせ宿屋で宿泊するなら、もう1つの目的の温泉に入りに行く事にした。
サラボナで空振りなら、次は山奥の村だし、ルーラで来れないし、それにビアンカがいるかいないかで、青年が訪れたかどうかの判断付くだろう。
山奥の村で、郷土料理?を堪能し、喉かな畑の風景眺めつつ、温泉を楽しみました。 ビバd(☆ω★)b温泉
翌朝、1人なので『ゆうべはたいへんおたのしみでしたね』と言われる事もなく、宿屋のオーナーであるビアンカの親父さんに、温泉最高でしたと挨拶しに行くと、紫のターバンにマントを身に付けた青年がいた。
やっと見つけた~ \( ̄ロ ̄ )
話し掛けようにも、なにやら真剣な顔で重要な話をしてるみたいだ。
今は邪魔出来ないから、少し待ってると、『ビアンカをよろしく頼む』って声が聞こえた。
もしかしてタイミング的に、結婚イベの真っ最中?
これは、ゲマ達を封じた壺を渡すかどうか迷うタイミングですな。
結婚前に、親の仇を引き渡されても、ある意味嫌がらせだし、不吉だよな~
かと言って、出直すのも手間だしって考えてると、
???「どうしたの ボク?」
金髪三つ編みのお姉さん、ビアンカに声を掛けられました。
とても幸せそうな顔をしてるビアンカに、ちょっと気圧されてたら、青年が部屋から出てきて、
???「どうしたのビアンカ?」
ビアンカ「あ リュカ お客さんの子みたいなんだけど どうしたのかなって思って」
いい人だねビアンカ。
それに青年を見ると、青年・・・リュカも優しい笑みで微笑んでる。
こんな時に申し訳ないと思いつつ、
悠一「貴方がリュカさんですか?」
リュカ「ん? なんだい?」
悠一「大切なお話があるんですが 少しお時間よろしいですか?」
もうホントゴメンね感満載の顔で、リュカにお辞儀をする。
リュカとビアンカは顔を見合わせ、『どうしたの?』と聞いてくれたが、ビアンカに話せる内容じゃないし、リュカとサシで話をしたいから、
悠一「僕はユーイチって言います リュカさん とても大切な話なので2人でお話し出来ませんか?」
リュカとビアンカに了承を得れて、宿屋の1室で話し合いの場を設けて持った。
青年リュカと2人きりになり、
リュカ「それで 話ってなんだいユーイチ?」
悠一「・・・リュカさん ゲマって魔導師に心当たりはありませんか?」
リュカはすごく驚いた顔をしたら、今度は真面目な顔をしてるけど、
リュカ「ああ 忘れようにも忘れられないよ」
リュカの目は、怒りに満ちている。
パパスの親父さんを殺した相手だから、無理もない。
リュカ「ユーイチも ゲマに何かされたのかい?」
リュカの問いに、俺が違う世界の住人だという事、先日ゲマ達が俺がいる世界に現れ誘拐されそうになった事、とじこめの壺に封じた事を伝え、ふくろから3つの壺を取り出し、テーブルに置いた。
リュカ「ユーイチが言ってる事が事実なら この壺にゲマとジャミにゴンズが封じられてるって事だけど・・・・・
やっぱ唐突過ぎて信じて貰えられないかな、と考えてると、
・・・・・ユーイチの目は 嘘をついてる人の目じゃない だから信じるよ」
あっさり信じてくれた。
それから、もしも壺を開けるならの注意で、ジャミのバリアの件、ゲマ・ジャミ・ゴンズの使用特技や呪文など伝え、3つの壺をリュカに引き渡した。
リュカから感謝されたが、DQ5の原作に介入してしまったので、光の教団が勇者の末裔を探していて、殺そうとしている事を念入りに注意しておき、もう1つの本題に入る。
悠一「リュカさん パパスさんの事なんですが・・・」
後書き
あともう1話、DQ5がメインになります。
DQ5の世界のエスタークが、3の神龍みたいに願いを叶えてくれたらいいのに。
ED後の挑戦報酬でパパスとマーサ生き返らせて欲しい。
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