俺が愛した幻想郷
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は....
第九話 色々な名前
前書き
お腹が空いて倒れそうなうp主妹紅です
今日の晩御飯はなにかしら、妖夢?
状態のうp主妹紅です
お腹が空いてるのにお腹が痛いときってありますよね
あれってどう言う仕組みなんでしょうね
さて
本編どぞ
ところで...
名前を考えついたとしてもどう言おうか
普通に名前を思いついたから俺の名前は今日から何々だ〜とか言えばいいか?
でもそれじゃあなんと言うかバカバカしいと言うか。心がこもっていないと言うか... じゃあ、話の流れで咳払いして行くか?
ガヤガヤからの、こほん... それでは紫、そしてみんな。俺の名前は、何々だ...
なんの発表だよそれ! ノーベル賞的な何かかよ
なら、どうして名無しなのを知っているのか、と言う情報を聞き出した後に行くか?
なぁ紫... なんで俺の名前のこと、知ってたんだ...?(省略
なんと言うかこう... なんだろうなぁ。難しいな
もういいや、自然に行こう。聞かれたら答えるとかでいいよもう
なんだよ、思春期の男の子が好きな女の子の前でどうすればいいかわからないからどうしようとかを会いもしないのに会う前提で物語を進めて考えてるその前に考えることがあるだろとかそんな感じだぞ今の俺
もう普通に行こう
昨日の俺のように
別にあれだろ、紫や藍さんにはまだ俺の性格は固定されてないだろ? 橙はまだしもな
紫と藍さんが炬燵に入っているだろうと思われる居間の襖を開ける
紫と藍さんがお茶を啜って俺を見ていた
俺の顔に何かついているのか...?
あ、もしかして目の下が赤いか? 昨日の夜、橙をお腹に乗せて泣きながら寝た結果目の下が赤くなったか? うわ...
それもあるかもしれないが... まぁ一番は昨日の夜に紫が話していたことを指しているのだろうな。あの後どんな話をしたのかは定かじゃないけど、俺の名前の件を話していたんだ... いい話ではないだろう。だって、あの子名前がないのよ... ところで藍? みかんが切れてるわよ。明日スーパーで安売りしてるから買って来なさい
とかそんなことは無いはずだ。無いと思いたい
そうだったら俺はすぐ様ここから飛び出すけど
紫と藍さん同様、炬燵に中って無言で紫と藍さんを見つめ返す。なんか喋ってくれ、気まずいから
そんな俺の念など届かず、無言だ
こんなとき、炬燵の上にあるみかんを.... ないっ!? 炬燵の上にないだとっ!? じゃあなんだ、アルミ缶の上にあるのか!? "アルミ缶"の上に"あるみかん"ってか!? つまんねぇーよっ!!!
周りを見回してみる。紫の後ろにある棚の上にみかんが置いてあった
紫に頼めば直ぐ取れそうだが... 雰囲気の神様は頼もうとしている俺を拒絶しているそうだ
しょうがないので、炬燵の上に置いてある急須を手前に持ってくる
そして炬燵の真ん中に置いてあるお盆の上の逆さに置かれた幾つかある湯呑みを適当に拝借
そしてその拝借した湯呑みに急須の口を近づけ... 中に入った茶らしき液体を湯呑みにゆっくり注いだ。時間を稼いでいるのだ... 湯呑みに丁度いいくらい茶が入ったら、急須を元置いてあった場所に戻し、湯呑みを両手で持って口に近づけ、ちびちびと茶を飲んだ
美味いな、お茶... 落ち着くわ〜
どんな茶っぱを使っているのだろうか
と、そこに紫が口を開けた
「"こはく"、みかんを取って頂戴"こはく"」
あんた直ぐ後ろにみかんあるんだから自分で取りなさいよ... そもそも紫は能力で...
つか"こはく"ってなんだよ、色のことか?
それ以降何も考えずに茶を飲んでいた
と、今度は藍さんが口を開けた
「"こはく"、みかん食べるか? "こはく"」
誰に言ってんだよ... 俺か? 俺に言ってるのか? 俺を向いて言ってるけど俺に言ってるのか?
俺はこはくじゃないぞ〜 そもそも名前がないぞ〜.... ん?
また、紫が口を開けた
「"こはく"、その湯呑みは私のだけど.... まぁあげるわ。"こはく"」
....ふっ
自然と、何気なく。笑みが溢れた
「食べないのか? みかん食べないのか? "こはく"?」
ホントにっ、俺はなに考えてたんだろうな
かっこつけて、自分で名前を付ければ大切な人なんて要らない、だなんて
バカじゃねぇの...
居るじゃないか、直ぐそこに。目の前に...
何かに気づいたか、紫はにっこり微笑んで俺に向かいこう言った
「あなた、好きな色は?」
俺はすかさずこう言った
「そうだなぁ、琥珀色かな」
後書き
紫、藍、橙...
あっ、そう言うことか
紫色、藍色、橙色
それで俺は琥珀色...
"いろいろ"な名前があるけど... こんな
"色々"な名前は初めてだな
ページ上へ戻る