リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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第三十四話 氷華の兎
前書き
ルナモン進化の回。
そして…。
ブイモン[リリカルアドベンチャー、始まるぜ]
ルナモン[暑い…]
いきなりルナモンがガクッと崩れ落ちた。
蒸し蒸しとした暑さが子供達とデジモン達を襲う。
太陽の光は容赦なく降り注ぎ、子供達とデジモン達から余裕を奪っていく。
周りの景色が歪んで見えるほど、地面から熱気が立ち上る。
大輔「相変わらず砂漠は暑いぜ…」
ブイモン[本当に嫌になるよ…]
フレイモン[そうかあ?]
コロナモン[俺は全然平気だけどな]
ツカイモン[…君達は炎属性のデジモンだからだろう……]
ツッコミを入れながらツカイモンは汗を流しながら羽を動かす。
ガブモンX[……暑い]
なのは「ガブモン…」
ガブモンX[……暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い…]
ブイモン[うるさい!!]
ガブモンXの頭をブイモンは殴って黙らせた。
ユーノ「少し休もう。歩き詰めでしたし」
延々と歩き続け、疲れきってい子供達は樹の木陰で休んでいた。
木陰は涼しく、歩き続けて身体が火照っていた子供達が休むにはもってこいであった。
子供達が樹にもたれながら休んでいる間、賢はちゃっかり施設から持ち出したノートパソコンを取り出し、起動を試みた。
賢「やっぱり動かないか…施設内では使えたのにな…改造するしかないかな」
施設を出てから何回もパソコンの起動を試みていたが、1度も起動出来ていない。
すずか「起動しないんですか?」
すずかが賢の隣に腰を下ろす。
賢「うん。いつか改造しようと思ってる。冒険の役に立つかもしれないからね」
すずか「その時は私も手伝います。そういうの得意ですし」
賢「助かるよ」
はやて「………」
仲よさ気に話す賢とすずかをジト目で見遣るはやて。
ギルモン[はやて?]
ギルモンははやての様子に首を傾げた。
はやて「何でもあらへん…何でも…グス…」
ギルモン[は、はやて!?ど、どうしたんだ!?どこか痛えのか!?]
ふて腐れたような態度のはやてにギルモンは慌て始めた。
ルカ「ねぇ、あれ何?」
ルカの目線の先には、黒い煙が上がっている場所があった。
大輔「?」
大輔が立ち上がり、煙が上がっている場所に向かう。
その時、パソコンの電源が入った。
賢「あれ?」
すずか「電源が入った…」
しかし、よく見るとパソコンのバッテリーは0になっている。
大輔「おい!!こっちに来てくれ!!」
不思議に思ったものの、賢とすずかは向こうに足を向けた。
子供達の目の前には大きな工場があった。
もくもくと煙突から立ち上る排気ガス。
どこからか聞こえてくるエンジン音。
トタンの屋根もコンクリートの壁も、何もかもが自分達の記憶にある工場と同じである。
いや、全く同じなわけではないのだが、少なくとも工場のイメージは皆基本は同じだろう。
興味本意で、子供達は工場の中に入っていった。
中では何かが作られていた。
大小様々な歯車が回転し、ベルトコンベアに載せられて見た事もない機械が次々と組み立てられてゆく。
アリシア「ねえ、何作ってるのかな?」
アリシアがフェイトに尋ねる。
フェイト「何だろう。調べてみないと分からないな…」
大輔「別々に分かれて探そう。俺とフェイトとアリサとユーノとなのはの班」
賢「それじゃあ僕とはやてとすずか、アリシアとルカの班か」
子供達は2組に分かれて行動を開始した。
5人分の足音を響かせながら賢の班が見つけた部屋は…。
賢「Power……動力室か」
アリシア「入ってみようよ!!」
重い鉄のドアを押しあけるとそこには、途方もなく大きなお化け電池とモーターが豪然と立っていた。
すずか「こんなので動いてたなんて…賢さん。ちょっと失礼します」
一言断って、すずかはお化け電池を調べ始めた。
そして別行動中の大輔の班は辺りを見回しながら進んでいた。
大輔「何もないな。」
アリサ「そう簡単に見つかるわけないじゃないのよ」
ブイモン[でもさ、何か面白い物とかないかな]
ツカイモン[面白い物…とは?]
ブイモン[例えば隠し扉とか]
コロナモン[そんなのがポンポンあるわけないだろ?]
チビモン[ふみゅ!!]
フェイト「チビモン!?」
足を滑らせて、壁にぶつかるチビモンだが、壁がクルリと回り、チビモンは床に情熱的なキスをかます。
チビモン[痛たた…あ、本当に隠し扉だ…]
ブイモン[ま、まさかマジであるとは…]
大輔「…調べてみるか」
隠し扉を通り、中に入ると小さな部屋があった。
ツカイモンがスイッチを押すと、電気がつく。
そこにはまだ使えそうであるパソコンとパソコンが置かれているデスクがある。
大輔は起動させると、データを調べる。
幼なじみの京や先輩である光子郎のようなことは出来ないが、幽霊部員ではあるもののパソコン部である大輔は機械音痴の太一よりはマシである。
少しキーを叩き続けていると、画面に金色の三つの三角の模様と真ん中にMのような模様が入ったプレートが映し出された。
大輔は似たような物を見たことがあるため、即座に答えを出す。
大輔「紋章…?」
見たことのある模様に大輔は眉間に皺を寄せた。
確か…。
そう確か、似たようなものを自分は見たことがある。
まだ賢がデジモンカイザーで、自分達が最後の戦いを挑んだ時。
優しさのデジメンタルが黄金に輝くデジメンタルに変化し、ブイモンを進化させた。
その時…。
ブイモン『ブイモンアーマー進化!奇跡の輝き!マグナモン!!』
マグナモンの高純度のクロンデジゾイドの鎧に刻まれていた紋章と酷似していた。
あの時のマグナモンの言葉で紋章の正体に気付いた。
大輔「奇跡の紋章…?」
“奇跡”…MIRACLE。
常識では理解できないような不思議な出来事を意味する単語。
何故この紋章がこのような場所にあるのだろう?
大輔はスリットのようなところから嵌められているプレート…紋章を抜き取った。
大輔が触れた瞬間、紋章が大きく輝いた。
ブイモン[凄いエネルギーだ…もしかして大輔の紋章なんじゃないか?]
大輔「俺の?」
ブイモン[うん、賢の優しさの紋章だってあったんだし、有り得ると思う]
大輔「そっか…取り敢えず持って行くか…」
紋章をポケットに入れて部屋を後にする大輔達。
部屋から出て、更に辺りを見回しながら歩く大輔達。
ガブモンX[…何か聞こえないかい?]
ツカイモン[…確かに何か聞こえる……]
ツカイモンも耳を澄ませながら言う。
すぐに子供達の耳にも、その音は届いた。
ヴーン、という機械音に紛れて、低い声がボソボソと聞こえてきた。
ユーノ「…何だろう?」
一同の間に緊張が走った。
それから声の主を求めて、5人と5匹は走り出した。
ブイモン[おい!あれ!!]
廊下の途中、通路の分かれ目でブイモンが何かを見つけた。
アリサ「何かしら。機械の歯車に巻き込まれてるみたいね」
皆は慎重に近づいた。
そして、それを上から覗き込む。
なのは「ロボット?」
大輔「いや、こいつはアンドロモンだ」
アリサ「え、これもデジモンなの?」
大輔「そうだ。しかもこいつは完全体でフレイドラモンやライドラモンより強い。」
ユーノ「完全体…」
フェイト「出してあげようよ」
子供達は一斉にアンドロモンを引っ張り出そうと奮闘しだした。
そして賢達の班は。
はやて「…すずかちゃん、まだなんか~?」
すずか「うん、もう少し調べたいの。」
あまりの熱心さに協調性丸無視のすずか。
賢とはやては怒るよりも苦笑して顔を見合わせた。
すずかが調べている間、賢とはやては、ルカに自分の暮らしている世界の常識などを教えていた。
いざ自分達の世界に帰った時、一般常識も知らないのでは話にならないからだ。
ルカは記憶を無くし、真っ白な状態だからか教えられたことをまるでスポンジのように吸収した。
すずか「……え!?」
はやて「どないしたんや?」
急に驚いたような声を出したすずかにはやてが振り返る。
すずか「電池にドアがついてる」
賢「は?」
アリシア「電池にドア…?」
すずか「調べてみます!!」
有り得ない場所にくっついた小さなドア。
中を開けるとそこはからっぽで、本来電池内にあるべき電極や部品は何もない。
代わりに内側の壁には、意味ありげな文字の羅列が目眩のするほどぎっしりと詰め込まれていた。
はやて「これ…なんやの?」
賢「デジ文字だ…」
アリシア「デジ文字?」
賢「簡単に言うとデジタルワールドの文字。」
プロットモン[よく知ってるわね]
プロットモンが感心したように賢を見る。
アリシア「変な文字…」
ルカ「アリシア…触っちゃ駄目だよ」
ブツンッ。
アリシアがプログラムを擦り消してしまった瞬間、工場中の機械の電源が落ちた。
フレイモン[うお!?消えちまった…]
アリシア「ごめんなさいぃぃっ」
すずか「大丈夫…多分これを元に戻せば、」
パッ。
取り出したマーカーで消えたプログラムを書き足すと、すぐまた電気が点いた。
はやて「何やのこれ…?」
すずか「不思議…ここはプログラム自体がエネルギーを作り出してるんだ…」
はやて「そないなこと出来るんか!?」
すずか「不可能…な、はずなんだけどね……」
すずかはパソコンの電源を入れる。
はやて「何するんや?」
すずか「このプログラムを分析してみるの。やっとパソコンの出番!!」
言うなりすずかは、プログラムを打ち込んでいく。
ルナモン[すずか、楽しそう。生き生きしてる]
すずか「そう?」
ルナモン[うん。これが分かったら何かいいことがあるの?]
すずかは頷いて答える。
すずか「この世界のことが色々と分かるかもしれないよ?ルナモンが生まれた世界。私はこの世界を知りたいの」
ルナモン[嬉しいなあ…]
すずか「どうして?」
ルナモン[すずかが私が生まれた世界に興味を持ってくれて嬉しいの]
すずか「ふふ…そう…」
ルナモンの言葉にすずかは優しく微笑んだ。
賢「…変化が……」
見ると画面の中で、先ほど打ち込み終えたプログラムが勝手に起動し始めていた。
そして、すずかの持つD-3も。
すずか「うわぁ……」
すずかはただ見惚れる。
プログラムが立体化していくさまに。
ルナモン[熱!?]
すずか「ど、どうしたの!?」
ルナモン[か、身体が熱い~!!!!]
悲鳴を上げるルナモンの身体は発光し、至る所から薄く煙までもが立ち上る。
すずか「(もしかして…)」
すずかはD-3を確認する。
D-3には明らかに反応がある。
ルナモン[熱い~~っ!!!!!!]
慌ててすずかはパソコンの電源を落とす。
画面がブラックアウトすると同時に、ルナモンの異常も収まったようだった。
ギルモン[大丈夫か?ルナモン?]
ルナモン[う、うん…もう大丈夫]
もう、D-3にも反応は見られない。
賢達は少し頭を整理しようと屋上に出た。
すると…。
大輔「おーい!!」
大輔の声が聞こえてきた。
賢「大輔?」
ワームモン[何か見つかったー?]
大輔「それどころじゃねえんだよ!!アンドロモンが…」
賢「アンドロモン?アンドロモンがどうしたんだ?」
はやて「わああああ!!?」
大輔、賢「「はやて!?」」
はやての悲鳴に後ろを見遣ると、アンドロモンが出てきたのだ。
アンドロモン[侵入者、捕捉……ガトリングミサイル!!]
アンドロモンの胸部から、ミサイルが子供達を襲う。
フェイト「危ない!!」
チビモン[任せて!!チビモン進化!ブイドラモン!!]
成長期を飛ばして成熟期に進化し、ブイドラモンはミサイルを弾いた。
しかし弾いたミサイルの片方がはやて達の元に。
なのは「ふえぇぇぇ!?」
ミサイルの口が開き、中からガトリング砲のようなものが出てきた。
飛び出した無数の銃弾が、なのは達の足元に炸裂する。
賢「ワームモン!!」
ワームモン[ワームモン進化!スティングモン!!]
ワームモンはスティングモンに進化すると銃弾を全て弾いた。
アリサ「今よ大輔!!」
大輔「ああ!!」
アリサと大輔はD-3を握り締めた。
コロナモン[コロナモン進化!ファイラモン!!]
大輔「デジメンタルアップ!!」
ブイモン[負けてられない!!ブイモンアーマー進化!轟く友情!ライドラモン!!]
ファイラモンとライドラモンがアンドロモンに向かって駆ける。
ファイラモン[ファイラボム!!]
ファイラモンの火炎爆弾がアンドロモンに直撃するがびくともしない。
スティングモン[スパイキングフィニッシュ!!]
スティングモンが自身のスパイクでアンドロモンを貫こうとするがアンドロモンのクロンデジゾイドの装甲には歯が立たない。
ブイドラモン[ブイブレスアロー!!]
ブイドラモンが口から熱閃を放つが、アンドロモンの装甲には傷1つ付かない。
ライドラモン[ブルーサンダー!!]
アンドロモン[っ…!!]
ライドラモンの強烈な蒼雷弾を受け、アンドロモンは一瞬動きを止めるがすぐに動き出した。
フェイト「強い…確かに成熟期とは比べ物にならない…」
アリサ「パワー、スピード…どれを取っても私達のデジモンよりレベルが上だわ!!」
大輔「頼みの綱のライドラモンの電撃も効かないんじゃあな…」
4対1にも関わらず明らかに劣勢な勝負を見て、子供達は困り果てた。
ブイドラモンは持ち上げられ、その勢いのままファイラモンへと衝突させられる。
フェイト「ブイドラモン!!」
アリサ「頑張るのよファイラモン!!」
フェイトとアリサがパートナーにエールを送る。
ルナモン[…すずか]
すずか「何?」
ルナモン[さっきのあのプログラムを!!]
意を決し、ルナモンがすずかにプログラムの起動を請う。
すずか「……分かった!!」
猛スピードで打ち込まれてゆくプログラム。
構築されてゆくデータ。
ルナモン[っ…凄い…力が漲ってくる!!]
ルナモンの身体の節々が光を放つ。
すずか「大丈夫!?」
そして、その光は進化の光へと姿を変えた。
ルナモン[ルナモン進化!レキスモン!!]
進化を終えたルナモンは二足歩行でアーマーを纏っており、背中には紫の突起が生えて両手にはムーングローブと呼ばれる甲の部分に三日月をあしらったグローブを着け、ルナモンの面影を残す顔には鉄面を装着した姿を見せた。
アンドロモン[ガトリングミサイル!!]
アンドロモンがレキスモンにミサイルを放つがレキスモンは軽やかな動きで回避した。
レキスモンは高く跳躍すると、アンドロモンに向けて急降下キックを繰り出す。
レキスモン[ムーンナイトキック!!]
レキスモンの蹴りが直撃し、アンドロモンは僅かに後退した。
その時、ルカはアンドロモンの右足がショートしているのを見た。
ルカ「すずかさん。アンドロモンの右足!!」
すずか「え?…そうか、レキスモン!!アンドロモンの右足を狙って!!」
レキスモン[了解!!]
すずか「大輔さん、アンドロモンの動きを!!」
大輔「止めればいいんだな!?ライドラモン!!もう1度ブルーサンダーだ!!」
ライドラモン[了解!!ブルーサンダー!!]
ライドラモンの蒼雷弾が再びアンドロモンに直撃し、アンドロモンは動きを止める。
レキスモン[ティアーアロー!!]
レキスモンは背中の突起から美しい氷の矢を引き抜いて放つ。
氷の矢は強烈な電撃を受けて一時停止したアンドロモンの右足に命中した。
すると押し出されるように右足から歯車が出てくる。
なのは「またあの黒い歯車…!!」
歯車が消滅すると同時にがくりと膝をつくアンドロモン。
アンドロモン[……邪心ガ落チタ…]
膝をついたアンドロモンの目は、狂気の光が消えていた。
アンドロモン[機械ニ紛レ込ンダ黒イ歯車ヲ取ロウトシテ、アンナコトニナッテシマッタ…]
大輔「黒い歯車?」
アリサ「また?」
謎の歯車の存在に、子供達は顔を見合わせる。
アンドロモン[助ケテモラッタ、本当ニ申シ訳ナイコトヲシタ]
ユーノ「気にしないで。故障なんだから」
ユーノが笑みを浮かべながら言う。
アンドロモン[君達ノ疑問ニ答エテアゲタイガ、私モ答エヲ知ラナイ。ソノ代ワリ、此処カラ出ル方法ヲアドバイス出来ル]
アンドロモンは脇にある空洞を指した。
アンドロモン[地下水道ヲ行クトイイ]
アリシア「ありがとう、アンドロモン」
アンドロモン[君達ノ幸運ヲ祈ル。無事、元ノ世界ニ帰レルヨウ]
一行はアンドロモンの言う地下水道へ降りた。
大輔「よし、これで全員出てきたな」
皆は地下水道を歩き始めた。
アリサ「何か、ジメジメして気持ちの悪いところね…」
ルカ「うん…地面がヌルヌルして歩きにくい…」
一行の後ろの方で、アリシアがすずかに声をかけた。
アリシア「ねェ、すずか。さっきパソコンでルナモンを進化させたんでしょ?」
すずか「そうだよ?」
アリシア「プロットモンも進化させられるかな?」
アリシアは隣のプロットモンを見ながら言う。
すずか「出来るかもね」
アリシア「ほんと!?」
歩きながらすずかはパソコンにプログラムを組み出した。
しかし、その途中でパソコンの電源が落ちてしまった。
すずか「あれ…?おかしいな……」
はやて「何や?壊れたん?」
はやてが不思議そうに聞く。
すずか「そうじゃないと思うんだけど…」
大輔「賢、外に出たら修理してみろよ」
賢「そうだね」
まだ誰も気づかないのだ。
大輔と賢はかつてデジタルワールドを旅したがこの世界の不思議を全て知っているわけではない。
しかし、それを理解した時、新たな道が生まれることを まだ誰も知らない。
後書き
奇跡の紋章回収。
フレイドラモン、ライドラモンはジュエルシードによる強化で、完全体ともそこそこ戦えるレベルにまでパワーアップしている。
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