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戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~

作者:黒鐡
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二十四章
  本題

「おいおい、ここをどこだと思ってんだ?ここは躑躅ヶ崎館の評定の間ではないぞ。我にはまだお前ら連合に言わなければならない事があるんだぞ?」

「そうだったわね。というか、私たちを地上に帰してよ?」

「美空。まだ創造神様の本題がまだ・・・・」

「本題だと?いったい何が残っているのだ?光璃」

光璃はこちらを見てきたので、軽く頷いてから数秒が経ってからだったけど。完全にここが躑躅ヶ崎館の評定の間だと思って立ち上がる者もいたけど、ここが我の母艦の中であり帰り方を知らない。帰る方法はただ一つ、我が転移魔法を発動させて元の位置と評定の間に帰す事だけだった。

「・・・・・ひとまず鬼と言った。けど、鬼と同等かそれ以上の厄介な化け物がいる」

「そうでやがる。それを倒す方法は夕霧たちにはないでやがるからな」

「その化け物が出てきた当初は、三好衆との決着後となった二条館でございます。それがしたちも見ていましたよ、公方様」

「二条館から始まり、越前侵攻を前にして一真様の敵である存在」

「ハニーが光で希望の存在なら、化け物と言われたドウターは闇で絶望とされる存在」

「例え御大将のお家流でも倒せない敵でもあります」

「お兄ちゃんの本来の使命は、ドウターを葬り去ること。そのドウターが今どうなっているか、だよね?お兄ちゃん」

ドウターというキーワードで頭が?になったヤツは、葵と悠季と織田勢の諸君だったが、長尾勢と武田勢はドウターと言うので思い出したかの如くのような顔であった。

「・・・・ドウター。確かにあの化け物もだが、なぜ今切りだすのだ?光璃」

「本来の敵は鬼と言った。けど、鬼と同等以上に面倒な敵が最近になっていた・・・・。この大評定の目的は鬼を倒す事だけじゃない、鬼とドウター化した鬼を倒すために集められた連合と光璃は考えている」

さてと、いよいよ本題に入ろうか。そして我ら黒神眷属がここに来たのもそれについてだ。

「まずはこの映像を見てもらいたい。フェルト、フォルダ名:二条館防衛戦、初ドウター戦を投影型ので映せ」

『了解しました』

ブリッジにいるフェルトたちは、過去の映像を流してもらった。過去というより、この世界に来て最初に現れたドウターたちを。それは二条館にて防衛戦をしていた俺達一真隊が三好衆の鬼共を倒した後の事だった、それはちょうど織田勢が駆逐した後からの上空での戦闘振りだった。その映像からドウターたちの様々な姿をしていて、それを倒す黒鮫隊の諸君に、IS展開した我の戦闘映像だった。

「これはまるで過去の出来事をそのまま映しているのか?」

「その通りでございます、久遠様。これは映像といいます、昨日の打ち合わせのときに解説してもらいましたが、我らでいうなら写し絵を何十枚も書いて動かすように書いたとでも言いましょうか」

「ここにあります。こうして頁を数十枚めくると、ここに書かれているのが動いていますでしょ?これを一真様の技術で映像化されたのが、今見ている事なのです」

詩乃と雫の解説により、納得した久遠だったけど。ちょうど二条館にて我の妻たちを紹介してところだった。久遠達織田勢はこれが初めてだったけど、そして映像が切り替わったらそこに映っていたのは、カタパルトデッキにいた一真であった。そして叫ぶと同時に一真の身体が消えたと思ったら、影から魔神が出てきたのだった。一真の声と共にな。我の正体でもあるけど、そこからは久遠たち二条館で見た者たちの知っている道理の映像となった。倒れている黒鐵と先ほど一真が纏っていたISとは大きさが違うのを、織田勢で二条館防衛戦にいた者以外の者たちに疑問があった。そして倒れているところを伝説上にしか語られている龍が、黒鐵改を助けた辺りになり両腕と両足を切り落としたゼットンだったが、ここでこの船と同じトレミーからの迎撃からのヴァーリと呪文を言ったあとになったのはこの後に一真がたびたび変身した姿となった。

「あれって一真がよく変身していたものよね?何でこの時だけはあの者と一緒に呪文を言ったあとになったのかしら?」

「あれについては、光璃もよく知らないこと。だけど、一つ言えることは一真があの姿になれば最強になるということだと光璃はそう思う」

とか言っていたけど、実際はそうなんだけど。赤白龍神皇帝になってしまえば例え強化体となったゼットンでも倒せる。そして強化体ゼットンを倒したあとで映像は終了となっていたので、一度照明をオンにしてもらったけど。

「先ほどの映像は、二条館防衛戦のときのもんだ。あれが俺達の初任務でもあった、ドウターが現れるのはこちらでも察知していた。無論この二条館防衛戦前から現れると我と黒鮫隊の者たちは思っていた」

「すると、我が二条館に来たあとにこのドウターが現れたと?」

「まあそういうことだ。ドウターが現れるのは、必ずこのゲートと呼ばれるもんで通ってくる。ゲートというのは扉または門を意味する、俺達はドウターが通ってくる門だから勝手にドウターゲート呼ばせてもらっているけどな」

「ワシらでも倒せるのは不可能とあのとき言ったな?一真」

「その通りだ桐琴。例えお前たちの武器でも倒せない一種の化け物だ、鬼子と呼ばれるもんよりもとても厄介な代物だ」

「だったら綾那たちが頑張れば倒せるのですか?」

「残念ながら無理だ。いくら綾那たち一騎当千の武将でもあってもな」

「ドウターを倒せる事が出来るのは一真様だけと仰いましたが、一真様の奥方衆でも倒せないのではないかと思いますが?」

葵の言う通りであった。いくら一騎当千の武将たちが集まっても倒せないと言ったのは、事実であり実際刀が折れる事もあったからだ。でもそれは普通の武器だったらの話となるだろう。まあ葵たちは知らないけど、黒鮫隊の武装については知らないことを。そして愛紗たちが持っている武器やIS隊にヴァーリたち神器を持っている者たちならば、倒せるということ。

「確かに普通の武器なら倒せないだろうが、愛紗たち関羽たちの武器なら倒せるよ」

「その証拠はありますでしょうか?」

「証拠ならある。皆、武器を取り出して擬態を解除しろ。神器使いは禁手化しないで、出現してみせろ」

言ったら全員立ち上がり、恋姫・大江戸は擬態していたそれぞれの武器を擬態前に戻した真の姿となった聖剣エクスカリバーに、ISチームはそれぞれのISを展開させたが全員全身装甲だったけど。ヴァーリたちと曹操たちは各神器や武器を取り出したのだった。

「我の妻たちには聖剣を持たせている、これは真の姿である。名は聖剣エクスカリバーと言ってな、聖剣のせいは聖なる光のせいだ。魔を滅せる力を持っているし、七つの力を持っている剣とも言おう。それとこれを体内に入れてあるのさ。名は黒の駒と言ってな、こいつは我の力を凝縮させたのを入れてあるもんだ。そんでISと呼ばれるのは、随分前に沙紀が展開していたのと同じもんだ。あとの者はそれぞれの武器や魔法の杖や神器と呼ばれるもんを宿している、我のこれみたいにな」

そう言って我は左腕に一瞬だが、赤龍帝の籠手を纏わせたのだった。そんですぐに解除してから説明をした、聖剣エクスカリバーやISについてはいいとして神器についての説明をな。「聖書の神」が作ったシステムで不思議な能力を所持者へ与えることと先天的に神器を宿すのは人間のみだということを。我は何故か知らんが宿していたし、それと神器には、神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器で現時点で13種確認されていて、この中にいる者で5人居る事を。

「その神器の上位種が神滅具と呼ばれている、ではこの中で5人とはいったい誰なのかね?」

「一二三の質問に答えると、映像で説明するがまず我が持つ『赤龍帝の籠手』は赤龍帝ドライグの魂が入った籠手となる。2人目は銀髪で透き通った蒼い碧眼をしたこいつで『白龍皇の光翼』は白龍皇アルビオンの魂が入った光翼である。ドライグとアルビオンと言ったドラゴン、つまりこの龍は元々二天龍と呼ばれた龍たちだった。ある出来事が起きてこいつらは封印されてしまったと言う訳で、こいつらは所謂宿命という奴で互いが会うとどちらかが死ぬまで戦い続けるという宿命をな。だが、今代のは我とヴァーリで今は互いを仲間として意識しているので宿命というくだらんことは無くなったという訳だ」

「というと、二天龍の片割れを持っているという事ですか。一真様」

「綾那疑問があるです。ある出来事で封印されたと言ったですが、いったいどんな事で封印されたのです?」

と綾那からの質問が飛んできたからか、我とヴァーリの中にいるドライグとアルビオンは赤くして耳を塞いでいたのだった。なので言ったが、こいつらは喧嘩途中に戦争途中だった三大勢力の怒りを買って封印されたと言ったら、久遠の辺りから笑いがドッと零れたのだった。まああの時はドライグ達が悪いのは知っているけど、封印理由がそれというのは恥ずかしい事だし。

「静粛に頼む。・・・・我の中にいるドライグが、笑うのはやめろと言っている『アルビオンも同様のようだぞ』まあそうだろうな、あの場にいた者たちにとっては一刻も早く封印したかったらしいし」

「す、すまん。封印された理由が、所謂我たちが戦っている最中に喧嘩中の龍が介入してきたのを排除しようとしたと思うと笑っていられるか」

「くっくっくっ。あははははははっ、その龍たちは自業自得よね」

久遠と美空は爆笑中であったのか、他の将たちも口を押さえていたが笑ってしまう将たちだった。なので、ドライグとアルビオンを召喚させてから、目の前での威嚇をしたのだった。そんでやっと笑い声が無くなったので、ドライグたちは宿主である我とヴァーリのところに来たのだった。

「話を戻したいのですが、あと3人は誰なのですか?ハニー」

「あとの3人は黄昏の聖槍を所持している曹操、絶霧を所持しているゲオルク、魔獣創造を所持しているレオナルドだ。一つずつ説明をすると、黄昏の聖槍は神器の中でも神を屠ると言われる神滅具で、お前らは知らんがある人物を貫いたと言われている伝説の槍だ。放つ威光だけで悪魔を祓い、信者を忘我の境地に至らせる。絶霧は結界系神器では最強の力を持ち、対象を霧で包み込むことで防御したり、任意の場所に転移させることもできる。直接的な攻撃力は皆無に等しいが、使い方次第で国1つ滅ぼすことも可能な力を持つ。最後に魔獣創造は使用者のイメージした生き物を作り出すことが可能な神器。直接的な攻撃力は皆無に等しいが、使い方次第で国ひとつ滅ぼすことも可能な力を持つと言われている神滅具だ」

「ふむふむ、二天龍の片割れに聖槍、結界系のと使用者の思い通りに生き物を創り出すことができると」

詩乃はそう言って、記憶をするかのようだったけど。まあ俺らの神滅具もそうだけど、他の奴が持っている神器も強力っちゃ強力だ。まあここで言ってもいいけど、それについても戦場のときに本人が説明するからまあいいかと思った。ここにいる神器持ちは3人で、龍の手・聖剣創造・巨人の悪戯だ。これを持つ3人は英雄チームの方で、ヴァーリチームには神滅具を持つヴァーリ以外はそれぞれの武器や術で戦う。

「あと黒鮫隊の武器についてなのですが、皆さんから聞いたのだと鉄砲を使い連射能力に狙撃、それと種類豊富で玉薬などいらないと言っていましたけど、そこはどうなのですか?」

「さすが葵という訳か、まあそうだな。こちら会議室、武器庫にいる諸君。武器の説明をしてやってくれ」

『了解です。その前に久遠様お久しぶりでございます』

と言ったのは、鉄砲隊を一時期任されていたヤツで誠だったけど。それでここからはあいつらによる説明だけど、我らは知っているから説明を省くが。あいつらが説明をしたのはアサルトライフルやショットガンにハンドガンと我が使うモノばかりで、そこには300から600はあったけど。種類によって分かれているのでその光景はさすがの久遠でも驚いていたけど。あとはライフルの性能については、一度性能実験をした映像があると言われてから我はフェルトに指示を出した。フォルダ名:現代兵器の威力調査。それの映像を見たときは、葵は美濃にいたけど知らん事だったのか、久遠に説明を求めていたけど。それで各武器の性能についての映像を流したあとに、次はISとなったのでこれについては説明する事になった。ちなみに奥方衆である愛紗たちは、武器を擬態化したりIS展開を解除していたけど。

「ISというのは略称でな、インフィニット・ストラトスという。和英にすると無限の成層圏ともいうが、宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツとも言う。詳しくは映像にまとめてあるからこれを見てくれると助かる。ミレイナ、フォルダ名:ISを」

『了解したです~』

今度はミレイナだったけど、ISの説明については彼女の方が分かっていると思うし、分かりやすい映像をチョイスしてくれるだろうと考えである。攻撃力、防御力、機動力は非常に高い究極の機動兵器で特に防御機能は突出して優れており、シールドエネルギーによるバリアーや「絶対防御」などによってあらゆる攻撃に対処できる。その為、操縦者が生命の危機にさらされることはほとんどない他、搭乗者の生体維持機能もある。核となるコアと腕や脚などの部分的な装甲であるISアーマー、肩部や背部に浮遊する非固定装備(アンロックユニット)から形成されている。前述のシールドエネルギーの存在から余計な装甲が必要ないため、搭乗者の姿がほぼ丸見えな形状だが、ごく初期や軍用の機体には身体全体を覆う全身装甲(フルスキン)が存在する・・・・・、とこんな感じで横文字が出てくるとそれを分かりやすく解説をしてくれるミレイナとここにいる黒鮫隊女性隊員たちだった。

「さて、ISの説明が終わったところで我は次の説明に入りたい。皆が疑問に思っていると思うがこれについてだ」

我が取り出したのはロストドライバーとガイアメモリだった。それと護法五神も取り出したのだったけど。

「これについては、我らの整備士と技術班による代物だ。これで我はヴァーリ無しで赤白龍神皇帝になれる事が出来る、無論こいつ以外にもあるぞ。ミレイナ、フォルダ名:ガイアメモリを」

『了解したです』

「これについては我らはガイアメモリと呼んでいる、我のメモリは『God Emperor』つまり神皇帝という意味だ。このメモリには3つの力を1つにしたメモリとなっており、これを使用できるのは我のみ。こいつには我の力と赤龍帝と白龍皇の力が入っているからだ。それとガイアメモリは元々は地球の記憶を収めた物でもある。我が今まで使ってきたメモリは13個で、『God Emperor』以外のメモリは我が創った物である。ちなみに護法五神が持っているのも、我が創造の力により作成した物だがここで勘違いしてほしくないのだが、これを使えるのは我と護法五神のみとなる。他の人間には使えない様にしてあるからだ、悪用されては困る品なのでな」

我が作成したのは13個であるが、1個だけは混合メモリだ。God Emperor(赤白龍神皇帝)Cyclone(風を自由自在に操る能力)、Joker(切り札。格闘戦の技術を強化)、Heat(高熱、火を自在に操る能力)、Luna(分身・人体の伸縮といった幻想的な能力)gravity(重力)、space cut(空間切断)、Blade(ブレードあるいは刃)、Shield Bit(GNシールドビットの能力を与える。どんな攻撃にも耐えられる)Black Steel(黒鐵改の力を最大限に発揮する。呪文替わり)、Railgun(電磁砲)、Thunder(雷)、Strongest dragon slayer(最強の龍殺し)である。マキシマムドライブ(MaximumDrive)は今の所2種類で、Black Steel Joker(黒鐵改の力を最大限に出力を出して10枚の魔法陣を作り、潜り抜けながら、右足或いは両足に金色のエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む)Joker(片手にエネルギーを纏い殴る掛かるかまたは片足にエネルギーを纏い、跳び蹴りをする)というもの。

「とまあ我らの武器はこういうものだ、最後になるがドウターの目的について知りたくはないか?」

「・・・・それについて聞きたかった」

「まあ光璃の言う事は最もだ、一体何しに来て我らの邪魔をするのか?なぜこいつらが絶望する生物なのかを。それより織田勢は知らんと思うが、ここ最近現れる鬼に関して言っておく事がある。最近出る鬼は、強化体と言われるもんで足軽だけじゃ倒せられないのもいる。あとはドウター化した鬼もいる、光璃たち三姉妹と詩乃に雫には言ってあるけどな」

とは言われても今一ピンと来なかった久遠たちなので、映像を見せたのだった。この映像は光璃と祝言挙げたあとに関してだった、あとは我たちが攻撃している間に地上にてドウターが出現したりと。あとは今まで出てきたドウターを映し出していたのだった。

「小さいのから大きいのまでいるのですか?一真様」

「これは私たちでは攻撃対象外になりますね」

「壬月に麦穂の言う通り、こいつらは小型から大型がいる。鬼に関してはお前らに任せたいが中には鬼に混じって、ドウター化した鬼がいる事が最近になって判明した。これについては見てほしいものがある。フェルト、フォルダ名:下山でのドウター戦を」

今度は下山についての映像だったけど。これについては、ここにいる詩乃と雫、武田三姉妹だけ知っている。実際説明してたからな、この船の中であるブリーフィングルームで。下山でのドウター戦ではほとんどが大型のために、俺らの兵器であるMSが役に立っていたのだった。

「この人型のは、前にこの船の中にあったモノか!」

「その通り、こちら会議室。格納庫応答せよ」

『こちら格納庫にいるイアンとビリーだ。何か用か?』

「ああ、こいつらにMSというのを紹介させてほしい。我よりお前らの方がいいだろ?」

『確かにそうだね、ではイアンさんと一緒に説明をしていくと思う』

と言い始めてから、MSに関しての説明を始めた。これについては対ドウター戦である大型を倒すための兵器でもある、あとはそれぞれの外史である敵を倒すためでもあるけどここでは大型ドウターを倒すためだからな。そして夕霧たちが甲府の案内中に我らは戦っていたことを。数は1万と聞いたときは、さすがの森親子でさえ驚いていたからな。鬼は最高で何千とかだったけど、我らにとっては1万がスタンダードで質より数で来るからなのか、策により勝つときもあればそれぞれの判断で勝つときもある。そして下山での戦闘中にMS隊が何かを集めている映像で、一度映像を終わらせた。

「ここで我はドウターの一部を回収させろと命令をしてから、解析をさせた。そしてあることが分かった、ドウターの中には鬼がいたことがな」

「何だと!」

「何ですって!?」

「一真の言う通り、鬼の中にはドウター化した鬼も入れば、ドウターが鬼化したのもいたという報告を聞いた」

光璃がそう言うと、武田四天王は聞いていないというがそれは当たり前。あのときは長尾との戦前だったのだからな、なので武田姉妹と詩乃と雫に説明した訳。おかげで、最小限の犠牲もなく倒せたからな。そして長尾勢との戦を前にして、鬼が出たとの報告を聞いた我たちは粉雪と共に向かった映像を流した。その時の事は粉雪は覚えていたけどな。そん時の鬼は強化体の鬼とドウター化した鬼であったからだった。綾那たちが倒したのは普通の鬼だったけど。

「そんで我は赤龍帝の籠手の禁手化をしたわけだ。ああ、禁手化というのは、神器の力を高めある領域に至った者が発揮する力の形の事だ。画像を出すが我の禁手化はこの鎧化となる、ここにいる神器持ちは全員禁手化に至っている。白龍皇は我と同じ鎧化、曹操の持つ聖槍は極夜なる天輪聖王の輝廻槍といってなこういう姿となる。曹操の背後に神々しい輪後光が生まれ、球体が7つ出現する。「七宝」と呼ばれる7つの球体1つ1つに神器としての能力を付加させている。絶霧は霧の中の理想郷というが霧の中から望む結界装置を創造する事が出来て、普通の攻撃だと破壊できないことだ。魔獣創造は現在調整中であって禁手化は出来るが名前は考え中だ。あとはここにいる3名の神器が禁手化できる者たちだ。詳しくはそこにある目録の中に書いてあるから省略だ」

目録を見た久遠たちは、残りの3名の禁手化状態を見たのだった。龍の手を持つジークは亜種で籠手としてではなく背中から生えると言う感じで、仲間になる前は阿修羅と魔龍の宴から千手観音と魔龍の大宴にした。ちなみにジークは「魔帝剣グラム」「バルムンク」「ノートゥング」「ディルヴィング」「ダインスレイブ」の5本の魔剣と聖剣エクスカリバーを持たせている。最近では魔帝剣グラムと聖剣エクスカリバーを合わせた聖魔剣にするために魔帝剣グラムに擬態の能力を追加させてもらった。おかげでツインバスターソードのように使用可能となった。聖剣創造を持つジャンヌで禁手化は2つ、聖輝の騎士団と断罪の聖龍である。禁手化している状態はジャンヌはがら空きとなるが、聖剣エクスカリバーも持たせているので心配はない。巨人の悪戯を持つヘラクレスは禁手化は出来るが、黒の駒との変異となり駒のリミッター解除により禁手化は出来なくなったけど。でも攻撃と同時にその個所を爆発させる神器としては、非常に役に立っているけど。

「とまあ、こんな感じで我らは戦ってきた訳だ。無論我らの仲間のお陰でもあるけど、あと言っておくことがあるがドウターが来る外史には二つの道が用意されている」

「二つの道・・・・?何よそれ」

「1つは全ドウターを全て倒してこの外史のいや世界か、この世界からの脅威がなくなること。もう1つはこの世界の終幕と共に、この世界は破滅となり消滅することだ。特に鞠に一つ謝らなければならない事がある」

「一真が謝ることなの?それは何なのー?」

「この外史は世界はまもなく最後の戦が終わると共に消滅の道になるということだ、つまり最後の大戦を終わると同時にこの世界は消滅となる事となる。だからその時になったら鞠の駿府奪還という事が出来なくなるとのことだ」

『!!!!!!!!』

武田や鞠がしようとする駿府奪還は、この世界の消滅と共に奪還前に不能ということだった。

「で、では・・・・・我らの足軽たちはどうなるのだ?」

「・・・・・・・・」

「一真!答えなさいよ」

「正直に言っていいんだな?では言うが、この世界が消滅となったときにドウターが大量に出現して世界そのものを消滅させる気だ。なので、我らには選択が1つある。それは主要人物たちを保護して我らの仲間となる事を。主要人物以外は消滅の道へと行く。ここにいる畿内連合の中にもいるかもしれんがな」

主要人物というのは、ここで会って来た主要武将となる。桃香たちもそうだったが、その外史の消滅というのは我らでも止められない事だ。そして全てを語った我らは、我らの話を終えて久遠達を躑躅ヶ崎館の評定の間へと帰したのだった。我も地上に戻ったけど。そして久遠達のピンマイクを回収済みだったので、ピンマイクを全て機器に入れといたあとに、大部屋であった畳から元のボーリング場へと戻したのだった。ここは元々娯楽用のを大部屋にしたのは、我らしか知らないことだけど。あんなに大人数で出来る部屋がここしかなかったこともあるけど。 
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