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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第3巻
  福音戦

一方俺たちは砂浜に向かった、作戦開始時間だからだ。

「織斑大佐、作戦はどうするおつもりですか?」

「あっちがそう言うのならこっちは、とりあえず様子見で行く。マリアは白式であとの三人はアカツキだろう?」

「はい本来ならジャスティスで来ようとしましたが、相手が特殊射撃という事でアカツキにしました。マリアの白式は既に第二形態である雪羅になっております。動力はGNドライブですのでエネルギーは無限大です」

「よし。では我々は出撃するぞ。全員ISを展開しろ」

と言って全員ISを展開、セシリアとシャルとマリア以外は全身装甲。

「セシリアとシャル、シルエットシステムを作動。フォースシルエットにしろ」

「「了解」」

と言って作動したら、背中に大推力のスラスターと複数のバーニアスラスターに加え、放熱板を兼ねた6枚の翼を備えたウイングスラスターが出た。あと機動防盾を装備してある、対ビームコーティングがなされたシールド。

「これがシルエットシステム、これならいけますわ」

「一応本国からパッケージ送られてきたけどいらないよね」

「お前らのISは第四世代型だから、ウチの研究所で改造したからな。さてと白式は誰が運ぶんだ?」

「白式は既に改造済みです。GNドライブを入れてさらに大型化したウイングスラスターが4機備わっておりますが、できれば隊長に運んでもらいたいです」

「そうだな。ではまずあちらの様子見で行こうか?こちらのISはステルスモードになれるからな、ミラージュコロイド付きで」

と言いながらステルスモードにして、外からは見えないようにした。そして飛び、福音が来るポイントに行ってからの様子見にする事にした。俺の命令を聞かない千冬の後悔した顔を見たいからだ。一方風花の間である作戦室では、俺らが砂浜に行ったまでは分かっていたが突如消えた。

「織斑先生、織斑大佐達の反応ロストしました」

「我々を様子見で見るつもりか、篠ノ之達は準備が出来次第砂浜移動し作戦を開始せよ」

『はい!』

と言って箒、鈴、ラウラ、簪は作戦室から出て砂浜に向かった。そのあとISを展開して待機する。

「箒、専用機を持ったばかりだと思うけど、浮かれるんじゃないわよ?専用機持ちになったら最後までやること、それだけ大事ってこと」

「そうだな、織斑大佐の言った通りだと思うが最後まで集中しろ。たぶん私達が行ったら戦闘周辺にいると思う」

「分かっている、これは実戦だ。訓練でやってきたのをやればいい」

『篠ノ之聞こえるか』

ISのオープン・チャネルから千冬の声が聞こえるので、頷いて返事をした。

『今回は紅椿での戦闘後に後方から凰達が来る、それまで持たせろ』

「はい」

『では作戦開始』

箒は、一気に上空300メートルまで上昇してから進んだ。

「暫時衛星リンク確立・・・・情報照合完了。目標の現在位置を確認。このまま行く」

そう言ってますますスピードを上げる箒の紅椿。ターゲットを確認して、左右の刀である雨月と空裂を出す。

「はああああああああああああ!」

刀が福音に触れる瞬間、最高速度のままかわした。

「敵機確認。迎撃モードへ移行。《銀の鐘》稼働開始」

オープン・チャネルから聞こえてきたのは、機械音だったがこちらの攻撃をかわす。高出力の多方向推進装置というのは、他にも存在するがここまで精密とは思ってもいなかった箒。一気に近距離にして斬りかかるが、ひらりひらりと紙一重でかわす。そして翼から光の弾丸が撃ちだして、紅椿に当たる。弾丸は高密度に圧縮したエネルギーで、当たった瞬間に爆発する。つまり爆発するエネルギー弾丸。

「問題は連射速度だな、これさえかわせば何とも思えないが」

「箒、待たせたわね。今度はこっちの番よ」

「行け、山嵐!」

最大48発の独立稼動型誘導ミサイルを撃った簪だったが、全て撃ち落とされる。そして鈴の衝撃砲に後方からは、ラウラからのレールカノンが撃ってくる。ひらりとかわすが、たまに当たる遠距離攻撃にラウラの方に行くがそうはさせない箒だった。展開装甲で加速してから、福音を抜いてから真正面で刀での攻撃。当たったがその直後からの弾丸が来るが何とかかわす。かわした直後に簪の超振動薙刀での攻撃だが、弾丸が来た事で緊急回避。

一方俺達は箒らの戦いを見てた、正直あれくらいはかわせるだろうというのに当たるとか。そのとき通信が来たが、内容は密漁船が来てるらしい。本来なら見過ごせないが、わざと泳がせていた。さて、箒達はどんな反応をするか楽しみだな。ちなみに俺達は、空中にいるがミラージュコロイド付きのステルスモードにしてるから見つからないと思うし。

箒は近接で福音を斬ろうと近づくが、弾丸があって近づけないため、ラウラの砲撃と鈴の衝撃砲で隙を狙って反撃をした。そのとき、ラウラから通信が来た。

『皆、近くに船がいる。おそらく密漁船だろう。戦闘を継続させるにはここから離れさせた方がいいぞ』

「何を言っている、犯罪者などに構ってられるか!」

「箒!あんた何言ってるか分かってるの?いくら犯罪者であろうとも、この戦闘には巻き込ませたくないのよ。織斑先生もそう思ってるはず」

言い争ってると、福音が攻撃してきたので箒に直撃した。がすぐに福音に近づいては、攻撃をしようとしたら刀が消えた。具現維持限界、つまりエネルギー切れだ。

『作戦失敗だ、全機は撤退せよ』

箒は福音に近づいたため、砲撃が直撃し墜落した。エネルギー切れのISアーマーは恐ろしくもろい。絶対防御分のエネルギーは確保されたとしても、あの連射攻撃はひとたまりものではない。墜落した箒を簪が何とか抱えてからの撤退をした。鈴もラウラも撤退をしようにも、福音が追ってくるがその場で停止したのをチャンスで一気に加速した。

一方俺達は、旅館に戻っていた。様子見をしてたら、ラウラからの通信を聞いてから空間切断で旅館の俺の部屋にいた。その場でISを解除してから、風花の間である作戦司令室に行った。ちょうど千冬が撤退命令をしていた。

「失礼するぞ、その顔だと作戦失敗したようだな」

「・・・・ああ、密漁船がいたらしいがどういう事だ?空域と海域は封鎖したはずなのに」

「あああれ?篠ノ之達を試しただけの事だ。あの状況になってどうなるかを溜めしたくてな、今頃密漁船は確保されたはずだ。俺の言う通りにすればこのような事はなかったはずだ。どうやら箒は、犯罪者を構う程の余裕はなかったようだが」

「隊長、我々で行きましょう。実戦の見本として行くべきです」

「今は待機だ、夜になると暗闇で動きづらくなる。朝になるまで俺の部屋で待機する」

と言って俺以外の隊の者は、今いる部屋を出た。オーナー室である俺の部屋に行ったのであろうな。俺は部屋を出て砂浜に向かった、砂浜にはIS学園の医療班が待機している。そのとき、加速してきた簪が来た。砂浜に不時着したと同時に、箒は自力で立ち上がった。ISを装着していたがな、そのあとに鈴とラウラが到着した。ISを解除した後、一応四人とも怪我がないか検査するために、医療班と共に行った。特にエネルギー切れを起こした箒は直撃を受けたはずだしな、四人とも医療班と旅館に入ったあと俺はケータイで隊の者と連絡をした。

「俺だ、現在福音はどうしてる?」

『隊長、現在福音はその場で停止しステルスモードに入った模様。ですが光学迷彩をしていないので、すぐに発見しましたがどうしましょうか?』

「朝になるまで全員待機。明るくなったら旅館にいる俺達で福音を倒す」

『了解しました』

と言って電話を切った俺は、旅館にいきオーナー室に行った。オーナー室では、六人とも寝ていた。朝まで待機だからな、今の内に寝て朝に備えるって事だ。俺は俺で寝てから、朝の5時に起きた。そしたら全員起きていて机の上にはおにぎりが置いてあった。おそらく女将さんが置いて行ったのだろう、全員は顔を洗ったり少し早い朝食を食ってたりしてた。

「一夏さん、福音は今どこに?」

「あの場で停止中のようだ、さてそろそろ明るくなるからな。全員行くぞ」

『了解!』

「お前らは砂浜に集まっていろ、俺は千冬がいるとこに行ってくるから」

そう言って俺以外の者は、砂浜に向かい俺は風花の間に行った。扉の前に箒、鈴、ラウラ、簪がいた。どうやら中にいる千冬に許可をもらいに来たようなのか。

「お前らこんなところで何してる?待機中じゃなかったか?」

「織斑大佐、私達は出撃許可をもらいたくてここに来たのですが追い返されまして」

「そりゃそうだろう、一度敗退したんだ。だが、お前らにチャンスはない。そこをどいてもらおう」

と扉の前にいたのをどけてからノックせずに入った。入ったら、千冬は俺を見て名前で呼んだが。

「馬鹿者、この格好では織斑大佐だと何度も言わせるな。千冬」

「い、一夏、いや織斑大佐。どうされた?」

「何って決まってるだろう。出撃すんだよ、俺の部下達は砂浜に集結して待機中だ」

「出撃か、だがエネルギー切れなんか起こしたらどうするんだ?」

「俺らの機体はそんな現象は起きない、それと外にいる四人はこの中にいさせろ。俺達の戦闘を見せるために」

と言って、俺は部屋を出たあと箒たちを中に入れさせてから砂浜に向かった。そして、箒達は部屋の中に入ったあと画面は砂浜にいる俺たちを映していた。

「待たせたな。現在の状況は?」

「バッチリですわ、それと織斑先生にはなんと?」

「エネルギー切れの事を聞いてきたが、俺は心配はないと言ってきた。とりあえず全員ISを展開」

それぞれ展開した後、俺もISを呼んでから俺を先頭に飛んだ。福音がいるとこまで行ってから、初撃を俺のビームライフルで攻撃。その後、福音はこちらに来たがセシリアとシャルはシルエットシステムを作動させてブラストルにした。セシリアとシャルのISの形は変わっていた、セシリアのビットやシャルの兵装が量子変換でなくなっていたがその代りにブラストルインパルスの武装がついていた。ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲に肩部に装備された2門のデリュージー超高初速レール砲に四連装ミサイルランチャーとデファイアントビームジャベリン。そしてブラストルなので、装甲の色も青とオレンジではなく白と黒および緑になっている。VPSによって装甲の色が変わった。おまけにスラスターは、ブラストルーインパルス時の追加スラスターで飛んでいる。

「セシリアとシャルは主に遠距離攻撃で頼む、俺とマリアで近距離をして、銀の鐘でのエネルギー弾丸が来たらミーア、ルナ、ソフィアのアカツキで防御してもらう。その直後に高エネルギービーム砲を撃て。福音が回避してる間に俺とマリアで近距離での攻撃だ」

『了解!』

福音がこちらに来るので、セシリアとシャルによる遠距離攻撃をしながら俺とマリアで近接戦に持ち込んだ。そのあと、予想通り銀の鐘でのエネルギー弾丸が来たので、ミーア達の後ろにまわる。するとエネルギー弾丸は全てアカツキに当たるが無傷で終わった。福音が撃ち終えるとすかさずアカツキ隊は高エネルギービーム砲で集中砲火し、そして俺とマリアによる雪片三型で翼を斬り落とした。海に落ちた福音だったが、突如光りだした。球状に蒸発した海は、そこだけ時間が止まっていたかのようにへこんでいた。その中心には青い雷を纏った『銀の福音』だったがあの姿は・・・・。

「各機警戒せよ、これは『第二形態移行』だ」

全身が光出す福音に、さっき翼を斬ったはずなのに光の翼として飛行していた。おまけにさっきまで早い、が関係ない。セシリアとシャルはブラストルからフォースにして高速移動しながらの近接戦。そしてエネルギー弾丸が来たら即アカツキ隊に行き、防御してもらった後の高エネルギービーム砲。俺とマリアは、ワンオフ・アビリティーである零落白夜を発動させて、雪片三型を持ってからマリアが攻撃した後に俺がシメの攻撃で終わらせた。動かなくなったと思ったら福音が展開解除になってパイロットであるナターシャ・ファイルスだ。彼女はマリアに抱かれていたが、怪我はなさそうだ。

一方旅館の作戦司令室は驚くことでいっぱいだった。セシリアとシャルの武装も違うが色も違うという疑問となぜあの金色のISは直撃を受けても防御できるのか?あと最後に出たワンオフ・アビリティーは織斑先生が使っていたのと同じもの。そしてエネルギー切れを起こさないというのも疑問であった。が戦闘終了になったのか、ホッとする箒たち。がここでブラック・シャーク隊からメールが来た。何だと思えば、旅館付近の岩肌のところにゲートを確認したと。なので箒達を行かせて対処しようとさせたが、大きさが違った。何せそこにいたのはゼットンとゲートだったからだ。

一方俺たちは旅館の帰り道だったが、ここで通信が入った。相手は旅館にいる山田先生からだった、内容はブラック・シャーク隊からメールが来てゲートを確認したとの事だ。俺は嫌な予感しかしなかったので俺とセシリアとシャルは最大加速で、ゲートがある場所に向かった。そしたらそこにいたのは、ゼットンとゲートだけだった。いつもは消えるのに、消滅しないゲートとはな。対処法はあれしかないと思い、箒たちの前で緊急着地した。

「織斑大佐、こいつが現れたあと私たちが来ても動かないので警戒だけはしてました」

「ごくろう、あとは俺がやるから下がっていろ」

「一夏!何を言ってるのだ。ここはISで倒すしか」

「馬鹿者、今は織斑大佐だと何度言えばわかるのだ。こいつに関しては俺に任せな、だよなゼットン!」

俺が叫んだら、ゼットンは雄叫びをあげた。ISを解除して少し前に出た、そのとき千冬や山田先生もいたけど。俺に近づこうとしたが、セシリアとシャルによって近づかせないようにした。

「その前に保険としてペルセフォネを呼ぶか」

俺の手に魔法陣展開後ペルセフォネを呼んだあと、セシリアの肩にとまった。そして呼んだ。

「来い!黒鐵!」

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

俺が消えた事により、思わず叫ぶが俺の声が聞こえたら安堵したかのように見えたが、途中から機械音になったので何事かと思えば黒鐵が大きくなっていた。今の俺は本気でできるしな、ここは四方に囲まれている岩肌があるからな。ゼットンは俺に近づいてきたので、たまらず体術でいく。パンチやキックでいくが、やはり剣で倒すしかないか。と思ったらビーム攻撃をしてきたので、空間から剣を出し空間を斬り裂いてビームを吸収させた。そして剣対鎌になったが、ここは陸地なので足に力を入れて一気に踏み込む。そしたらゼットンは氷系のドウターと融合した。思った通りだったので、ペルセフォネを呼んでゼットンと同じように融合した。そこには炎の魔力を持った黒鐵改と氷の魔力を持ったゼットン。突如空を飛んだので逃がすかと思い空を飛んで、氷対炎でのぶつかりあい。だが、剣によって斬られて落ちたゼットンにトドメをさすため重力を乗せた斬撃をゼットンに斬った。ゼットンは消滅したので、普段の黒鐵改に戻った俺はゲートに向かい最後の仕上げをしようとした。

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

重力球を最大限に高めて後ろには魔法陣で撃ちだす前には十何枚もある魔法陣があり、重力球が撃ちだしたあと魔法陣に通過するごとに強くなってゲートに入った。数分後ゲートは消滅したが、今回は長く使ったからな。疲労困憊のはずだ、俺は解除しようとしたら突然斬りかかってきた箒たち。俺は何だと思い、剣で防御した。セシリアとシャルは、俺を守ろうと前に出た。そのときアカツキ隊と白式を纏ったマリアたちも到着した。箒たちは、俺に攻撃するが効かないけどな。護法装甲だから。俺の前にはセシリアとシャルにマリアたちが並んで俺を防御しようとしてた。俺は、剣で手加減で攻撃し無力化、そしたら箒の紅椿が光出した。あれはワンオフ・アビリティーの絢爛舞踏か。箒のSEが回復し、さらに三人のISもSEも回復した。箒たちは、セシリア達を抜いて俺に攻撃させようとしたら、突然ミサイルが飛んできて俺を守った。何だと思えばあれは、トレミー1番艦ではないか。

「何だ、あの戦艦は?」

『それ以上黒鐵改に攻撃するのであれば容赦はしません』

「そうだ、これ以上俺に攻撃するなら日本政府に訴えるぞ」

「一夏どこだ。どこにいる?」

「お前の目の前だ、馬鹿野郎。さてと今のうちに解除だ」

と黒鐵改は影に戻っていき、俺が目の前に現れた。俺は立っていたが、倒れそうになるといつの間にいた奏によって何とかなった。とりあえずこれ以上戦闘するなら、日本政府に訴えると言った後に俺はオーナー室に戻った。隊の者も一緒にな。俺はオーナー室に戻ると倒れこんだ、気絶はしてなかったけどすごく疲れた。

「今は一夏でしたね、大丈夫ですか?」

「何とかな、それより奏が来てくれて助かったよ。優斗は?」

「優斗は別の任務ですが、見回り中です。それよりセシリアさんにシャルロットさんお久しぶりですね」

『お久しぶりです、奏さん』

俺はスポーツドリンクを飲みながら、何とか立てるようになってから空間切断でマリアたちを元の場所に戻した。で俺と奏とセシリアとシャルを連れて、作戦司令室に向かった。なぜあの時攻撃したのか文句を言いにな。ノックしてから入ると、箒達がいてさっきの戦闘映像を見ていた千冬と束。

「いち・・・いや、織斑大佐。何用ですかな」

俺は無言で箒達の前に行くといつの間にか持っていたハリセンで叩いた。

『パシィィィィイン・パシィィィィイン・パシィィィィイン・パシィィィィイン』

箒達は悶絶したが、千冬には何もしなかったけど。その代り、奏が俺のハリセンを持ったかに思ったら千冬に向けてハリセンで叩いた。

『パシイィィィィィィィィイン』

あまりの強さに悶絶しそうになったが、何とか耐えた千冬。

「いきなり何をするんだ?あとお前は誰だ?」

「私は織斑奏。一夏の妻です」

「つ、妻だと!オルコットの話は本当だったのか、それで私に何の用だ」

「先ほどの戦闘についてです。黒鐵改に攻撃した指示を出したのはあなたですか?」

と言った奏、確かにあれは誰が指示出したのか疑問だな。しかも、こいつらの目の前で黒鐵改になったけどな。

「では聞くが、この黒鐵は何だ?なぜ織斑大佐が消えたと思ったらこれが出てくるのだ?」

「それは、黒鐵改が俺自身っていうことだ。実際黒鐵改の能力を使えるのもそうだし」

「能力って何?いっくん?」

「重力制御と空間切断だ、重力制御はわかると思うが空間切断はわかりやすくいうと瞬間移動みたいなことができることかな」

「だから、さっきまでいた四人がいなくなってるわけか。それでこの金色のISについて聞きたいんだけど?」

「その話はまた今度だ、今は休みたいのでな。黒鐵改を呼ぶと長く使うほど疲労がたまるからな、しかも今回はどこかのバカのおかげで使用時間が長くなってしまったが」

そう言うと俺は、部屋から出た。ちなみに奏はトレミー1番艦に戻っていった。俺は、オーナー室に行ってから畳の上で寝てしまった。あれほど長く使うのは久しぶりだからな。 
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