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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第3巻
  戦いのあと

夜になって、俺は起きた。畳の上で爆睡してたようだ。俺は部屋についてる温泉に入ったあとに浴衣を着てから食事があるところに向かった。着いたら、シャルの隣に座り食っていたら他の女子から質問がきた。

「ね、ね、織斑さん。結局なんだったの?教えてよ~」

「アホか、機密だ。それに他の専用機持ちに聞いても無駄だからな」

一年女子が聞きたいことは、昨日の昼からだった。いきなり旅館の部屋から一歩も出るなと、言われてから今日の昼に解放されてから昨日の続きをしてた。夜になって、質問攻めにあったシャルのまわりにいた者たちをハリセンで沈めた。で今の状況になったわけだ、まあ聞いてきても機密で終わりだけど。

「ちえ~。織斑さん、いいじゃないですか?」

「あのなー、聞いたら制約つくがそれでもいいのか?」

「あー・・・・それは困るかなぁ」

「それが困るんならとっとと席に戻れ。また俺のハリセンでもくらいたい?」

と言って俺のハリセンを見せると無言で首を横に振って、自分の席に戻って行った。やっと行ったのか、ご飯を食ってると左右にはいつの間には空席が二つあった。さっきまで左右にいたのはセシリアとシャルだったが、左右空席の隣にいた。そしたら扉が開いたら奏と優斗が入ってきた。で俺の左右の空席に座ってきた、あれ?優斗は任務じゃなかったのか。さっきまで静かに食ってた女子たちは一斉にこっちに視線が向かった。そして騒ぎ出したら扉が開いて千冬が入ってきた、騒ぎを鎮めてこちらを見たら奏と優斗を見て言った。

「この騒ぎはお前か、それよりどうしてお前らがいるんだ。あとその男は誰だ?」

「しょうがないな、お前ら立って自己紹介だ」

「ですね、私は織斑奏。こちらにいる一夏の妻です」

「だね、僕は織斑優斗。ここにいる父さんの息子だよ」

と言ったらぽかーんとした、もちろん千冬もそうだった。特に優斗の発言で。一拍置いて俺と奏と優斗は耳を塞いだら、叫んだ一年生。

『え、ええええええええええええええええええええええええええ』

耳塞いでおいて正解だなと思っていたけど、そのあといろいろと質問されたが、ハリセンで沈めた。今は夕食の時間だしな、千冬からは夕食が終わったら部屋に来いとか言われたけど。奏も優斗も艦長の服着てたけど、まあいいか。

「ところで父さん、この世界にゼットンが来たのは本当?」

「ん?ああ、本当だ。いきなりゼットンとゲートが現れたからな、まあ倒してやったけど」

「優斗、ここではそんな話はやめましょう。一応機密なのですから」

「そうだったね、久しぶりに刺身食ったけどうまいな」

と刺身を食う優斗、まあここは俺がオーナーやってるからな。ご飯は豪華にしなきゃな、夕食を食ったあと俺と奏と優斗は岬に向かった。俺は、黒鐵改を呼んで奏と優斗は森の方に向かった。黒鐵改は、陰の中に入って束がいるところの真下で待機した。

「紅椿の稼働率は絢爛舞踏を含めても三割か四割かぁ。まあ、こんなところかな」

空中投影のディスプレイに浮かび上がった各種パラメータを眺めながら、束は無邪気に微笑む。子供のように。天使のように。

「んー・・・・・ん、ん~」

鼻歌を奏でながら、別のディスプレイを呼び出す。そこに映ってたのは、束も興味津々の金色のISと緑から青にかわったISと黒鐵改の映像を見ていた。特に黒鐵改の映像は、何回見ても飽きない。あの化け物と黒鐵改が戦うところは。それを眺めながら、束は岬の柵に腰かけた状態でぶらぶらと足を揺らす。目の前にはただ海が広がり、高さは30m近い。落ちれば無事では済まないその場所でも、束の表情は決して変わることはない。

「は~それにしても驚くことがいっぱいだよ。あの金色の装甲に、緑から青に変わった装甲に本来なら持ってるはずのない雪片を持ってるいっくんとこのIS操縦者」

「そうだな、正直言って私も驚きでいっぱいだ」

森から音もなく千冬が姿を現す。漆黒のスーツに身を包んだその姿は、夜の闇全てを引き連れているかのような静かな威厳に満ちていた。

「やあちーちゃん」

「おう」

二人は互いの方を向かない。背中を向けたまま、束はさっきまでと同じようにぶらぶらと足を揺らし、千冬はその身を木に預ける。どんな顔をしてるのか、別に見なくてもわかる。そんな確かな信頼が、二人の間にあった。

「ところでちーちゃんの後ろにいる人、出ておいでよ」

と言って束に答えて出てきたのは、奏と優斗だった。二人は、束の近くに行ってたので千冬も寄った。

「私に何か質問でもあるのかな?」

「質問はあなたじゃありませんか?一夏についての事も知りたいはずでは」

「うーん。じゃあ聞くけどこの白式はどこで手に入れたの?これは本来私がもらって雪片弐型をつける予定だったけど」

「それだったら本人に聞くのが一番かと、ねえ一夏」

と言って俺は、影から出てきて束の目の前に出てきた。束さんは、落ちそうになるところを俺が支えて地面に座らせた。そして俺は、射影体で束の前にいた。

「一夏、その姿は」

「この姿は射影体といいます。黒鐵改がここにいる間は、一夏は射影体で話す事が可能です。射影体とは脳の一部を媒介として「射影体」と呼ばれる疑似感覚的情報入出力デバイスを投影し、話かける事が可能です。本来、黒鐵改いえ機巧魔神は副葬処女で動いています。機巧魔神を動かすための「贄」として機巧魔神の中枢部に収められている少女。機巧魔神はこの少女らの魂の質量を削って演操者の願いを叶え続ける。副葬処女は組んでいる演操者の言霊(召喚時の掛け声)を契機に呪文を詠い、そこで初めて機巧魔神が世界に出現するようになっていますが、一夏は違います。一夏自身が黒鐵改になる事で、初めて本来の力を発揮する。一夏のISは黒鐵ですが、その力は一部と言ってもいいでしょう」

「では、一夏は『お客さんが来たようだぜ』何?」

俺は消えて黒鐵改は、後ろを向いたらそこにはゼットンとゲートがあった。いた事に千冬は驚いた、あれは消滅したはず。

「バカな!あいつは消滅したはずでは?」

「ゼットンは何度でも蘇る。例え消滅したとしても」

といって俺=黒鐵改は、重力制御で空を飛び剣を出した。今回は強より弱のほうだなと思い、一気に剣で斬った。ゼットンが消滅したことにより後はゲートだけ、俺は千冬達がいるところに降りてから重力球を放つ。

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影』

重力球を放ってから、数分後になったら消滅したゲート。消滅したあと、俺は黒鐵改から元に戻った。

「で俺に聞きたいことがあるんだよな、白式がなぜあるか」

「うんうん、でなぜあるの?」

「あれは白式を開発してた倉持技研から本体をもらって解析して、量産したもの。雪片は弐型ではなく三型だ。三型は一刀流になったり二刀流になることができる」

「じゃあじゃあ、この金色の装甲はなんなの?あとこの機体の装甲も」

「あれは「ヤタノカガミ」と呼ばれる鏡面装甲で、敵のビームをそのまま相手に跳ね返すことができる。あとあれはVPSという技術だ、詳しくは教えられないけど」

俺はそう言ってから、奏の隣にいた。束は教えてよーって言ってたが、ハリセンで沈めた。そのあと千冬に、この世界は楽しいかと言ったらそこそこなと言ったらいつの間にかいなくなっていた。で用は済んだから部屋に戻ろうとしたが、千冬が聞きたいことがあると言って俺と奏と優斗を連れて行った。

「さてと、そろそろ話してもらおうか。一夏がいつ結婚したのかといつ息子が生まれたのかを」

「それについては答えられないな、第一、俺と奏と優斗は歳一緒だからな。三人とも24歳だしな」

と立ち上がり、部屋を出てからオーナー室に行ったあとに空間切断でそれぞれのトレミーに行った奏と優斗。そのあと俺は布団を出す前に、部屋についてる温泉に入った。神姫達は神姫ハウスでお風呂入っていたけど、布団だして浴衣を着て寝たし神姫達はそれぞれのクレイドルに乗って寝た。次の日の朝になってから、量子変換機で来た時の服に着替えてから荷造りして神姫を肩に乗せて朝食を食べた。俺とセシリアとシャル以外の生徒は、IS及び専用装備の撤収作業をしていた。その時は暇だったから車の中で音楽聞いていた。生徒たちは全員バスに乗ったが、ここで俺を探してる人がいると聞いて一組のバスのところに行く。

「あなたが織斑一夏君かしら?」

「そうだが。お前は確か福音のパイロットだったな、あと俺は君より年上のはずだ」

「失礼、私はナターシャ・ファイルスです。あの時はありがとうございました、あの子も感謝してると思います」

「福音の暴走は事故だ、ああそうそうこれを渡しておこう」

俺は一つのUSBを差し出した、受け取ったナターシャはこの中身を聞いてきた。

「それは福音の凍結を解除できることができる、いつか役に立つと思うから受け取ってくれ。あとこれ俺の名刺だ、連絡する時はそこのケータイの電話番号かメルアドで連絡してくれ」

「何から何までありがとうございます、後日連絡させていただきます。では私はこれで失礼いたします」

と言って立ち去ったナターシャ、俺は車の方に戻ってから乗り、セシリアとシャルも乗ってバスが発進してから俺の車も発進した。そしてサービスエリアで昼食をとってから、IS学園に戻った。 
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