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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第1巻
  代表戦×クラス代表

そして次の週の月曜日、俺とアレクサンドラとセシリアとの戦いの日だ。ちなみに神姫たちは、部屋でおとなしくしている。本来ならセシリアはと戦うんだが、最初は俺対アレクサンドラで勝った方がセシリアと戦うことになっていた。俺はピットにいたが、格好はISスーツではなく戦闘服だ。パイロットスーツはISやMSに乗るときに使う。箒とセシリアも同じピットにいた、俺の応援らしいがな。箒曰く早く俺のISを見たいからだと言っていた。

「いよいよですわね一夏さん」

「ああそうだな。だがセシリアがここにいてもいいのか?一応勝った者がセシリアと戦うことになっているんだからな」

「そうでしたわね、でもここでいいのですの。それより相手は量産機で戦うそうですが、一夏さんの格好からするにまだISスーツではないようですが」

「これは戦闘服さ、気軽になれるし量産機相手ならこれで戦うさ」

「だがどうやって戦うんだ?IS同士ならまだしも生身のままだと大怪我するぞ」

箒の言うとおりだが俺は普通じゃないのだよ。俺は一振りの剣を腰に帯刀して、ピットからアリーナーに出た。観客はなぜか満員だったが、おそらく俺の戦いを見に来たのかなと思ったら相手が来た、相手の量産機はラファール・リヴァイブだった。俺を見るなりに死ぬ気とかまだ展開してないのではと、聞こえてきたので俺はスルーして相手を見た。

「アンタ生身で死ぬ気なの?それともただのバカ?やっぱり男っていうのは」

「言う事はそれだけか?ささっと始めようぜ」

「お、織斑君。なぜISを纏ってないのですか?それだと『いいから始めろ!!!』は、はいい」

と言って開始された直後相手はマシンガンで撃ってきたので、俺は最小限で避けて空中に浮かんだ。相手は驚いていたが、すぐに反撃していたが俺は宙を舞うように避けていたりした。

「おいおい、口だけは達者で実力はこれかよ。やはり展開せずによかったな」

「アンタみたいな男に言われたくないわよ!これでもくらいなさい」

俺はふうーと息を吐き、避け続けてから剣を抜いて相手の後ろに向かって切り刻んだ。相手は驚いた顔をしていたが、続けて撃ってくる弾を剣で受け続けながら瞬間移動で斬って斬って斬りまくり。そろそろ終わりだと思って、剣に炎を纏って斬撃を放った。相手はただの炎だと思って避けなかったが当たった瞬間アラームが鳴り俺の勝利へと終わった。

「さすがですわね一夏さん。次は私と勝負ですわね」

そしたらなぜかピットに織斑先生がいた。

「織斑、お前ISを展開しないまま戦ったがあれはどういう原理だ?普通の人間ならあり得ないことだ」

「その原理を知るのも教師の役割では?」

と言って俺は量子変換機で戦闘服からパイロットスーツに着替えた。一瞬の出来事で何が起こったかわからない織斑先生と箒。セシリアはISスーツに着替えてISを展開して、先に出た。俺も出るために呼んだ。ヘルメットをかぶって。

「来い!黒鐵ISモード!」

俺は全身装甲になった、灰色な装甲で、翼は青だった。山田先生と箒はポカーンとしていたが、すぐに復帰したのは箒だった。

「一夏のISは全身装甲なのか、それしても灰色だが色は入ってないのか」

「まあ、後でわかるさ。織斑一夏、黒鐵出る!」

カタパルトから発進されたあと色が変わった、全身は黒で所々に銀とオレンジで、翼が開いて6対12枚に展開された。ビームライフルは両手に持っていて、腰にはレールガン。お腹あたりに複相ビーム砲が付いている。

「一夏さん、勝負ですわよ」

「だが、俺が勝つ」

アラームが鳴ったので、攻撃を開始した。

セシリアはレーザーライフルで攻撃したがいとも簡単に避けられてしまう。一夏は両手にあるビームライフルで攻撃していた、狙いも正確で当たっている。少しずつだがSEも減っている、こちらは∞だけど。そして30分近くが経とうとしていた、セシリアはブルー・ティアーズを操りながらレーザーライフルでの攻撃。

「なかなかやるじゃないかセシリア」

「お褒めいただきありがとうございます。ですがそろそろ本気を出させていただきますよ」

俺は、ドラグーンシステムを使用し、ビット対ドラグーンによるところになったが、ハイマットフルバーストによりビットは全機破壊した。これには観客もピットにいた箒や管制室にいた先生たちも驚いていた。全機破壊してからビームサーベルで一気に斬りかかった。二刀流なので片方剣を出されても攻撃は可能、そして二撃目でアラームがなった、『勝者、織斑一夏』と。俺とセシリアは同じピットに戻り、ISを解除した。

「やはり負けましたか、さすがです。一夏さん」

「お前も強くなったな」

俺はヘルメットを脱いだあと量子変換機で制服にした、セシリアは着替えにいった。

「一夏、ビーム兵器はどこの国も開発されてないがどこで開発されたのだ?」

「それは極秘だ。織斑先生、もう帰っていいですよね」

「ああ、ごくろうであった。寮に戻って休め」

俺と箒は先に戻った、セシリアを待とうとしたが箒に引かれて行った。箒は俺のISについてしつこく聞いてきたが、極秘だの秘密だの言って寮に戻った。翌日朝のSHRで決定したことだったが。

「では、一年一組代表は織斑一夏さんに決定です。あ、一繋がりでいいですね!」

そうだった。勝てば委員長みたいなのをやらされるんだったな、俺でいいのか俺自身も強いがISも強いのにな。女子達は大盛り上がりだった、何せ唯一の男子が代表だと貴重な経験を積めるとか。

「ああー、言っとくがあまりプレッシャーをかけないでほしいな。まあ、そこにいる織斑先生にも勝ったくらい強いと俺は思っているし」

「そうだな。量産機とはいえ私に勝てたんだからな、どんどん勝ってほしいところだ。あとここにいる生徒の指導も頼めるか?」

「別にかまいませんが」

黄色い歓声が上がり、誰から指導するんだろうと皆は話してたら机を叩く音が聞こえた。箒だった。

「生憎だが、最初に指導してもらうのは私だ」

「あら箒さん。いつそんな事を言ったのですか?ランクCの箒さん」

「ら、ランクは関係ない!幼馴染として最初に指導すると言われたのだ」

はあー、いつ言ったんだよそれ。俺は一言も言ってねえつうの、俺はすたすたと歩いて箒とセシリアの頭に向かってハリセンで叩いた。

「座れアホ共」

俺が叩くと箒は何か言いたそうだったが座った、セシリアは懐かしい感じで見ていて、そのあと座った。そして俺の席に戻っていった。

「お前らのランクなどゴミにすぎん。俺からしたら織斑先生のランクもゴミだと思いますけど」

「織斑、失礼なことだと思うがそれはどういうことだ?」

「織斑先生のランクはS、だがその次の次の上であるSSSだからだ」

生徒も山田先生も織斑先生も驚いていた、Sの次があるなんて思わないことだと。セシリアだけは驚きもせずにいたけど。まあ、俺の実力知ってるし。

「こほん、とりあえずクラス代表は織斑一夏。異存はないな」

はーいとクラス全員返事をした。まあ団結はいいことだと思うけど。四月の下旬になってからは座学と一般高校の授業とISでの授業があった。今はグラウンドで、ISでの授業をしていた。全員ISスーツを着ていたが、俺だけ制服のままだ。あまり自分のISを見せたくないっていうのもあるけどな。

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらおう。織斑、オルコット。試しに飛んでみろ。って織斑!なぜ制服を着ているのだ」

「こちらの方が楽なんでね、それに俺はISを展開せずとも飛べますよ」

と言って浮かせて見せた、セシリアはすでに装備して浮かんでいる。俺との対戦で撃破したビットも修復済みだ。

「織斑がそれでいいのならそれで構わんがオルコットより遅かったら許さんぞ。よし、飛べ」

飛べと言われた瞬間俺は風術で一気に加速して飛んだ。セシリアは二番目にきた、ちなみに生身のときは耳に通信機を付けている。

「一夏さん、それってもしかして風術ですの?」

「ああ、そうさ。風術の他に、炎、風、地、水、が使えるが精霊王と契約している」

「もしかして別世界で学んだのですか?」

「そうだと言ったら。まあ、この原理言っても信じてくれないと思うけどな。それより指導の件だが放課後にでも・・・・」

「一夏っ!いつまでそんなところにいる!早く降りて来い!」

おいおい、いきなり通信回線で怒鳴るなよ。俺は望遠鏡で見たら山田先生がインカムを箒に奪われてわたわたしていた。本来ならハイパーセンサーで使うが、俺は部分展開していないからな。とそこに織斑先生が出席簿で叩かれた箒。

「織斑、オルコット、急下降と完全停止をやって見せろ。目標は地表から十センチだ」

「了解です。一夏さん、お先に」

言ってすぐさまセシリアは地上に向かう。さすが代表候補生だなと思って感心した。さて俺だが、周りを竜巻にして一気に下降し、地上に降り立った。

「さすがだなと言いたいがこれでは見本にならん。今度はISを装備してやってみろ」

「面倒なので神姫たちにやらせます、アン、アイネス、レーネ、出番だ」

俺は空間を歪ませて神姫たちを呼び、あるライトを使ってアンたちを大きくした。これにはさすがに驚いていたが、アンたちはすぐに武装して一気に飛んで見せたと同時に急下降と完全停止をやって見せた。そして降り立ったアンたちを元のサイズに戻して俺の肩に止まる。

「さすが武装神姫と言ったところか。織斑、武装を展開しろ。それくらいならできるだろう」

俺は即座にビームライフルを二丁出したあと収容してビームサーベルを出した。一瞬のことだったので生徒は何が出たかはわからなかったが。

「さすがだなと言いたいが、素手で持つな。せめて部分展開させてから展開させろ」

「織斑先生だって素手で近接ブレード持つくせに」

「まあいい。セシリア、武装を展開しろ」

正面に向けて狙撃銃を展開した。俺より遅いけど普通かな。

「さすがだな、代表候補生。次に近接用の武装を展開しろ」

狙撃銃を収納させて次は近接武器を展開した。本来なら何秒かかっては武器の名前を呼んでやってたが、この世界は原作ブレイクしてるからセシリアはすぐに展開することができた。そしたら俺の通信機にセシリアから個人間秘匿通信(プライベート・チャンネル)が飛んできた。

『どうでしたか?』

『昔よりまだマシだぞ。あとは近接戦闘を慣れないとな』

「時間だな。今日の授業はここまでだ、解散」

解散と言ったあと俺は教室に向かったが、女子たちが着替えてる間は外で待つ俺であった。 
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