| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

追憶編
  武力介入からの勝利

「一真さん申し訳ない!叛逆者を出してしまった事は、完全にこちらの落ち度だ。何をしても罪滅ぼしにはならないだろうが、望む事があれば何なりと言ってくれ。国防軍として、出来る限りの便宜を図らせてもらおう」

ジョーは残存している敵を排除しに行った。その間に俺らは部屋に入ってもらって扉は閉めずにいた。シールドビットとライフルビットで攻守しているから問題はない。俺らはとりあえず一息したが、頭を下げる風間大尉。

「頭を上げろ玄信。今は防音結界を張っているから問題はないぞ」

「そうですか。では織斑少将、どうしますか?」

後々聞いたが、あの反乱兵は俺達を攫って人質にする予定だった。これについては殺した反乱兵の記憶を見たが、結果的に言えばジョーが駆けつけたお蔭で何とかなった。あの屑と家族については無事に保護されたようだが、死ねばいいのにと思った。

反乱兵のターゲットはあの屑らしく、俺達はとばっちりを受けた事になる。あの屑は蒼い翼の傘下の傘下の重役らしいが、俺としてはどうでもいい事だ。

「状況を詳しく聞こうか?敵は大亜で間違いなさそうだな」

「確証はないですが、あの時の潜水艦で確証しました。あの潜水艦はこの為の先兵だったのだと」

「敵を水際で食い止めているのは嘘だな」

「そうです。名護市北西の海岸に、敵の潜水揚陸部隊が上陸したようだが、我々の部隊ではなく謎の部隊が殲滅中らしいと聞いています」

「それは俺らの部隊だな。既にソレスタルビーイングは武力介入を行っているが、あとは全世界の諸君に中継する予定だ」

「慶良間諸島近海も、敵に制海権を握られていたが恐らくCBの部隊が敵と内通したゲリラを殲滅中と聞いた」

まあそうなんだよね。この基地に行く前にトレミーにいるIS部隊を出撃命令を出した。沖縄県名護市に大亜細亜連合の上陸を許したが、すぐに駆逐された。

「俺らはトレミーに避難するし、シェルターより安全な場所だ」

「その方がよろしいかと。その後はどうされるおつもりで?」

「沖縄にいる大亜の部隊に向けて、ソレスタルビーイングが武力介入を行うと通達する。その時は日本に対して攻撃しないが、攻撃したらその時はその時で」

「今回の我々の任務は侵攻軍の撃退、若しくは殲滅。敵に降伏を勧告する予定はない。それではここからは別行動でまた会おう」

「織斑少将、お気をつけを」

と言って俺達は、トレミーの格納庫に向けて空間切断により基地から格納庫に着いた。俺達はブリッジへ向かうが状況を確かめにな。

「フェルト!状況はどんな感じだ?」

「一真さんに深夜さん達、ご無事で何よりです!状況はさっき聞いた通りですが、現在こちらが優勢となり、国防軍は手を出していません」

「だいたい分かった。それじゃ、沖縄にいる避難民に兵達と侵略者に向けて回線を開け。映像ではなく声だけを流すようにしてくれ」

「了解です。映像の代わりにCBの旗画像を出すです」

「深夜はフェルト達の手伝い、穂波さんは砲撃手としての手伝いを頼みます」

深雪は俺の傍にいるし声を変えたが、ソレスタルビーイングの総司令官の声として。

「電波を介入しました。5秒後で」

と言われて俺達の介入宣言を行った。

『沖縄にいる全ての人達に聞いてもらいたい。我々はソレスタルビーイング、現在沖縄を侵略しようとする部隊の人間に告ぐ。既に武力介入を行っているが、上陸部隊に裏切り者全てに対して殲滅させてもらう。これ以上侵略行為をするのであれば神の鉄槌を喰らうがよい!』

と言って電波での介入を終了後、数十分後には殲滅完了。残りは粟国島北方より、大亜細亜連合の艦隊(高速巡洋艦2隻、駆逐艦4籍)が進軍し、二十キロまで近寄り艦砲射撃を阻止する為、深雪は今回ラファエルに乗ってもらった。セラヴィーは蒼太。

「第一カタパルトから第三カタパルトオープンです。セラヴィー、ラファエルに発射タイミングを譲渡するです」

「了解。セラヴィー、蒼太。出る!」

「織斑深雪、ラファエル。出ます!」

第三カタパルトには俺がいたが、セラヴィーとラファエルはステルス兼光学迷彩で姿を隠してもらっている。GN粒子散布中だから大丈夫だけど、俺は大天使化となりカタパルトから飛び降りた。風間がいる所に降り立った我。丁度、敵艦隊が粟国島北方より来るという報せで、撤退開始していた所に突然地震のように揺れた事に驚くと同時に天使が舞い降りた。

「そこの部隊!死にたくなければさっさと撤退しろ!」

そういえば艦隊による攻撃は、あの二十年戦争で変わったんだったか。戦闘艦のメインウェポンは、艦載ミサイルからフレミングランチャーに換わったけど当初はレールガンだった。現代の艦砲射撃はフレミングランチャーから爆弾を連射射出するスタイルとなっている。

火薬砲より連射性が圧倒的に優れている上、推進剤と推進機関の重量を運ぶ必要が無いから爆薬類の積載量をミサイルより大きくできるようだ。ただし射程距離は火薬砲と変わらないが、寧ろこれに劣る。フレミングランチャーは連射性を重視した兵器だからであり、連射性を維持しつつ射程を延ばすと反動が艦隊に与える悪影響を無視出来ない。

最新鋭戦闘艦の対地攻撃力は百年前の十倍以上と言われている。フレミングランチャーの有効射程内に侵入されれば、単艦でも街は火の海となる。市街地攻撃だけでなく、ランチャーの連射性は陣地攻撃にも有効。二隻の巡洋艦から集中砲撃を浴びれば、並以下の魔法師では一溜まりもない。

それが現代での砲撃となるが、トレミーにとっては関係なく攻撃もできるし当たったとしても無傷となる。GNフィールドで無力化すればいい事だし、ロックオンされる前にGN粒子で電波通信やレーダー機器を妨害する事が出来る。あちらは実体弾で、こちらはビーム兵器を持っている。そう考えているとそろそろ艦隊が来るので、砲撃態勢を取ろうとしたら後ろにいる風間と真田がいたようだ。

「そこの天使!今すぐ逃げないと砲撃が来るぞ!」

「分かっているよ『それに我の隣には隠している機体がいるのでな』それよりお前達も逃げろ!これから神の鉄槌を下すのでな」

「『この声は織斑少将!その姿は大天使化ですか』では我らは見学させてもらおう」

「『そういう事だ』ならば我の審判を見るがいい」

再び電波を借りたが、そこに映っていたのは大漢崩壊時に映っていた創造神黒鐵だった。

『沖縄にいる者達よ。これより神の鉄槌をあの艦隊に向けて下す。最後まで見ているといい』

と言ってまず、セラヴィーのフェイスバーストモードにより、ビームを撃つ。我が、手を艦隊に向けてからな。残りの艦隊に向けて、今度はラファエルのGNビッグキャノンによる砲撃で艦隊は滅んだ。残りの艦隊がいたから、丁度いいと思い我専用の大型狙撃銃を持ち最後の審判を下した。

マテリアル・バーストを艦隊に向けて狙撃した。攻撃により大亜の艦隊は殲滅された。大天使化の我とセラヴィーとラファエルはトレミーに帰還後、沖縄海戦は日本の国防軍とソレスタルビーイングの武力介入によって勝利した。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧