「ソードアート・オンライン 穹色の風」の感想

迷い猫
迷い猫
 
コメント
 エミさんが窮地だ!(キャッキャ
 と言うわけで、どうも、迷い猫です。

 未だかつてエミさんがこれほどのヒロイン力を発揮したことがあっただろうか? そんな失礼なことをつい考えてしまい、そしてなかったなと言う極めて失礼な結論に至ってしまいましたが、兎にも角にもエミさんがヒロイン始めましたね。 命の危険に加えて貞操の危機だなんてピーチ姫にしては最悪の状況ですがさてはて……。 ちゃんと迎えにいくマサキくんはそろそろ素直になってくれよと思いながらもうじうじしてるのがやっぱりマサキくんだよなと納得しながらの今回です。 言っちゃ悪いけど非常に愉しい展開ですね。

 さて、ここでようやく登場のジュンくん。 ボスに操られていたとは言っても仲間を目の前で殺された彼の復讐はきっと正当なものでしょう。 賛否の分かれるところではありますが、私個人としてはその復讐を応援するのも吝かではないのです。 そもそも復讐ってうちの根暗にとって他人事ではないですしね。 そしてこちらの根暗にとっても他人事じゃないと言う始末。 もっとも、彼の動機や復讐そのものは肯定できても行動はまるで肯定できないんですが……。 釣れるからってその復讐に無関係な人を餌にするのはなんて言うかこう、美学に反すると言いますか……もちろんそう言うキャラが出てきたのが嫌ってわけではなく、彼の身勝手な復讐がこの作品に与えるだろう影響も非常に楽しみであって(伝われ)
 しかし、彼の再登場は嬉しいです。 いつだか言った記憶もあるんですが、彼らがとりあえず死んだだけみたいな扱いにならなかったら良いなってずっと思っていたので。 仲間の死によって歪められたって点ではマサキくんと共通ですしね。 マサキくんが一歩踏み出すキッカケになるか、はたまた一層心を閉ざすキッカケになってしまうのか……敵役としては一部分が共通した醜悪な鏡面存在って適任ですよね。 こんなこと言ってるから私は性格が悪いと言われるのでしょう←

 あ、あとあと、とっても大事なことなんですが、前話のクラインとエギル大好きでした! 特にエギル! マサキくんの暴言をガキの我儘と切って捨てる辺りがね、非常にね、大人だなって。 SAO二次界隈に彼らおっさんたちの活躍増えろと願いつつ今日の感想はここまでです。

 ではでは、迷い猫でしたー。



 PS.台風来ますね 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ご感想ありがとうございます。

 仰るとおり、遂に我等がエミさんがヒロインを始めました。逆に言えば、これだけ大掛かりな舞台を用意しないとヒロインできないくらいにマサキ君は逃げ回っていたわけですね(笑)。そしてマサキ君は安定の中途半端。アレはもうちょっとやそっとでは治らないでしょう。
 ちなみに貞操云々の設定は、SAOで「そういうこと」が可能なのかと考えた結果の産物です。言わずもがな全年齢対象の原作ではそういったことは語られていませんが、絶対的な警察機構が存在しないアインクラッドでは、PKと同じようにそういった行為も存在したのではないかな、と考えています。

 続いて再登場のジュン君について。正直彼の存在を覚えている読者様がどれだけいるか不安だったので、迷い猫さんの感想で少し安心しました(笑)。
 彼の行動については、迷い猫さんのように「気持ちは分かる」という方もそれなりにいらっしゃるのではないかな、と思っています。例えそれが仕方ないことだったと理屈が成り立ったところで、感情として納得できるものではありませんから。
 それと、彼が取った手段ですが、あれは攻略組全体への復讐といった側面も持ちます。実際に手を下したのはマサキ君ですが、見てみぬふりをしたのはエミさんを含む攻略組の面々ですからね。まあ、その場にいなかった攻略組まで十把ひとからげにして復讐しているところはそう言われても仕方ない部分かもしれません。そんなジュン君とマサキ君が交錯した結果がどうなるか……それは、以降の展開を乞うご期待、というところで。

 クラインとエギルをお褒めいただけたのも嬉しいです。マサキ君は大人びているように見えて子供っぽいですし、原作組にも高校生くらいのキャラが多いので、ちゃんと大人をしている人物って貴重なんですよね。拙作はオリジナル展開にかこつけて原作組との関わりや描写を断ってきた部分があるので、彼らの活躍を増やしていきたいものです。……が、やはり今までやってこなかった分、難しいですね。



 やはりこの季節は台風シーズンですから、一週間に一個くらいは日本のどっかに来ますよね、台風。ええ、そうです。ですから拙作が更新すると台風や大雨や大雪が来るとか、拙作の更新が災害を呼び寄せているとか、そんなことはありません。ええ。決して。きっと。多分。恐らく。