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『自分:第1章』

作者:零那
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『死刑』

聴取が最後になる前、刑期の希望を聞かれた。
『とりあえず死刑』
殺そうとして失敗しとるくらいなんやし当然死ねって気持ちは強いん解るやんな?

聞いてきた奴が真顔で言う。
『残念ながら日本に死刑はありません』

鼻で笑ったわ。

『アホらし。ほな聞くな。なんなら目の前で殺したるけん連れて来い。自分もそのまま刑務所連れて行けば良いやん。』


オッサンは最後迄否認してたらしく、話は平行線のまま。

3年くらいの刑になった筈やけど2年足らずで出所。

世の中何でも規則規則言う割に罰則ユルユルやん。


性犯罪者はハサミでチョッキンしたらえぇねん。

でも手さえ在れば残虐な事は出来るから指も1本ずつチョッキンしていこか。


刑務所でノンキに過ごされるくらいなら、そんくらいした方が痛みも苦しみも悔しさも実感できるやろ。


女が受ける痛みと心の傷は与えてやれんからな。


零那が傷を受け続けた5年半。

それ以上は牢屋に入っとくべきやろ。
納得できん。


性犯罪の罪が軽過ぎる。


のうのうと2年足らずで...


ふざけんな
ふざけんな
ふざけんな
ふざけんな!!!!!


しね
しね
しね
しね
しね
しね
しね
しね
しね
しね!!!!!


やっぱ自分の手で殺しに行くべきなんやな。

 
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