『自分:第1章』
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『告白』
母さんと、学校終わりに外で2人で話す機会があった。
中2の頃。
母さんには常に『離婚して』って頼んでた。
オッサンにも何でもすぐチクる姉にも大概、殺意限界やったし、包丁を喉に突き付けたこともある。
好きでアイツとSexしよることが理解不能やし、気色悪くて耐えれんかった。
自分が何されるとか、そんなことよりも、ただただ姉に対する憎悪も殺意も止まらんかった。
ほんまに一家殺害やりかねん精神状態だった。
意を決して、母さんに告白した。
『零那がオッサンに色々されよん知ってるやんか。でも母さんに言えんような、嫌なことも無理矢理やらされてるんや...』
ビックリするほどのチカラでビンタされた。
姉との関係は知ってると思う。
2人の空気感が変わってる。
女同士のライバルになってる。
親子なんかじゃ無い。
メス同士。
母さんの口からは『あんたみたいなガキ相手にするわけ無いやろ。』
そっちなんや...
心が潰れた。
母親でなく娘でもなく、女として零那にもその態度なんや...
『辛い』どころじゃ無かった。
児相にも信じて貰えず何年間も放置され、母親にも信じて貰えず、逃げ道は無い。
皆殺して自分も死んで終わらせよう。こんな人生無価値。
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