転生者のお話。
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エリック
俺は田中一郎。だった…なぜ過去形かと言うと信じてもらえないかもしれないが転生してしまったのだ。ゴットイーターの世界に……それもあの登場してすぐにオウガテイルにやられたエリックとして………
「おーい、エリック!」
「な、なんだ?」
危ない危ない、なぜか頭の中で自己紹介をしていたな。それに出来るだけエリックになるように演技するのも忘れてた。まあ、数十秒しか見てない奴のマネなんてしようもないが……こんな感じかな?と適当にしている。
「今日のミッションはソーマと一緒だってな?まあ、いろいろと気をつけろよな」
「ああ、大丈夫さ僕が華麗に倒してきてみせるよ」
うん。我ながらこれはないわ。適当すぎるだろ演技。
「ま、ともかく気をつけろな特に頭上からのオウガテイルにな。……本当に気をつけるんだぞ?」
「僕は大丈夫さ、それよりも君こそ気をつけたまえよタロウ?」
「ああ、じゃあな!」
よし、そろそろ行くか。今日は俺の生死を分かつミッション〜鉄の雨〜に………………
ん?あ、あれが主人公かよし、ここからだ!失敗出来ないぞ。ここで失敗したら即死につながる……上に気をつけながら…
「お、君が例の新人クンかい?噂は聞いているよ」
まだ……オウガテイルは来ないよな?
「僕はエリック、エリック•デア=フォーゲルヴァイデ」
あと少しで来るぞ…
「君もせいぜい僕を見習って人類のために華麗に戦ってくれたまえよ」
来る!
「エリック!上だ!」
「了解!」
振り向きざまに銃をぶっ放しオウガテイルを撃退する
「ふ!この僕が華麗に…「ぼさっとするな!」え?」
その瞬間どこからか現れたシユウに吹き飛ばされた。
「ぐはっ!」
周りを確認するとソーマがシユウとグボロ•グボロ相手に戦っていた。主人公のほうはサリエルとザイゴードに囲まれている。
「やだやだやだやだ!死にたくない!なんでこんなにアラガミがいるんだ?!死にたくねぇよ!俺は主人公なんだぞ?!転生者様だぞ?!こんなとこで死ねるか!エリックなんざの巻き添えで死ねるか!」
主人公…あいつも転生者だったか…てか体が動かねぇ……
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
主人公はソーマを振り切ったグボロと元から集まってたサリエルとザイゴードにやられてしまった。
「ちっ!」
ソーマが助けにこようとするが、主人公を仕留めたグボロ、サリエルとザイゴードやどこからか集まってきたオウガテイルに囲まれてこっちまで近づけない。そうしているうちに目の前にはシユウが作り出したと思われる火の玉が迫っていた。
「ああ、俺はここで死ぬのか…」
それが俺が最後につぶやいた言葉だった。
「はぁ?!なんでだよ!エリックはともかくなんで新型まで死んでんだよ!」
「タロウさん落ち着いて…」
「ちくしょう!俺がエリックと仲良くし過ぎたのがいけなかったのか?!なんで主人公まで死ぬんだよ!なんでだよ!俺はこれからどうすればいいんだよ?!」
「タロウさ「あーちくしょう!俺がやんなきゃいけねぇのか!ちくしょう!!」
こうして、主人公もエリックも死んだゴットイーターの世界で転生者タロウは苦労するのだった。
〜完〜
後書き
えっと、駄文ですみません!許してください!
それはともかく誰かエリック生存ルートの二次創作書いてください!読みたいです!お願いします!!
駄文でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。
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