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『自分:第1章』

作者:零那
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『生死』

オッサンもたまには機嫌良い日もあって、バス代くれてバス通学の時もあった。
学校行けた日はラッキー。

放課後もなるべく遅く遅く帰る為の理由つけて...
結局やられるんやったら少しでも一緒の時間減らす為に。

おとなしく家帰ってたら虐待時間も長いまんまやし。
帰っても、御飯も睡眠もまともに無い。
帰りたい理由やか何ひとつ無い。


何回も殺人計画立てた。
何回も自殺未遂した。
死に損ない。
人間やか簡単に死ぬもんや思てたけど、死ぬのは案外難しかった。


『死ぬ勇気あったら生きれる!!』
良くそんな言葉を聞く。
それは間違いや。
生きることが耐えれんから死にたいんや。
そんな人間が死ぬ為の勇気やか要らん。


その気持ち、体感してないなら綺麗事言うなやって感じ。
同じように苦しんでる人が言うなら説得力あるやろうけど、大概はそうじゃ無い。
綺麗事並べられてもうっといだけ。


『生きたくても生きれん人も居る』
『自ら死を選ぶな』
んなもん知るか。
他人やか関係ない。
んな余裕あるなら死のうやか考えん。
何をしても死ねんかった死に損ない。


生かされたまんま死ぬことを諦めた。


『死にたくても死ねん人も居る』


生きなあかん意味は?
 
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