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ルドガーinD×D

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第四話:コックの日常?

駒王学園に通い始めてだいぶ時間が立って今では俺も二年生だ

始めは上手く馴染めるか心配だったが自己紹介が上手くいったおかげかみんなとは友好な関係が築けていると思う

ちなみに何をしたかと言うと特技のバクチュウを披露したのと、俺お手製のクッキーをみんなに配ったことだ

そのせいか俺のあだ名は『空飛ぶコック』になった……バクチュウしなくてもよかったか?

クッキーはみんなに好評で今でも俺に作ってくれと頼んでくる奴もいるほどだ

一応材料費だけは貰っているけど調理部に入っているので大体はそこの部費で補っている

サーゼクス様からの仕送りがあるので別に生活は苦しくはないのだが

いつ金が必要になるのか分かったもんじゃないので無駄遣いは余りしないようにしている

以前の経験から金の大切さは身に染みてるからな(涙)!!

まあ、そんな感じで高校生活を満喫している俺だが一つ困ったことがある……

困ったと言うか嫌と言うかそんなことなんだけど……

「どうしたんだい、ルドガー君?そんなに暗い顔をして」

俺がそんなことを考えていると金髪のイケメン

駒王学園の王子様と名高い木場祐斗が話しかけてきた

「いや、何でもないさ祐斗、今晩のメニューが決まらなくてね」

祐斗とは一年生の時同じクラスで俺の作ったトマト・ア・ラ・モードを絶賛してくれて以来

親友とも言える中になっている、今でも度々俺の料理の試食を頼んでいるしな

「え?そうなのかい、ルドガー君位レシピが多いなら悩まないのかと思っていたけど逆に多すぎると悩むのかな?」

こうゆう風に何でもないことを話合えるのは楽しいんだがこういう風に話していると―

「キャー!!ルドガー君と木場きゅんよ!!!」

「やっぱり木場きゅんの胃袋を掴んだのが決め手なのかな?」

「ルドガー君が攻めで木場きゅんが受けなのかな?それともやっぱりルドガー君受け!!?」


……………聞こえない、俺は何も聞いていない、これは幻聴だ、そうに決まっている

俺はそう自分に言い聞かせて祐斗に意識を向ける

「まあ、そんな感じかな、祐斗お前は肉と魚どっちが好きだ?」

「え?そうだね……どちらかというと魚かな」
魚か……“アイツ”も魚が好きだし今日は魚にするか

…付け合せにスープとトマトサラダにするかな、よし!!そうしよう!!

「ありがとうな、祐斗と話したおかげでメニューが決まりそうだ」

「そうかい、それはよかったよ……おっと、すまないけど部活に遅れそうだから行かせてもらうよ」

「ああ、分かった部活頑張れよ」

そう言って“旧校舎”に行く祐斗に手を振る

「さてと、もうすぐタイムセールが始まるから急いで帰るか」

今日は卵が安かったはずだ、これを逃す手はない!!!



「ただいま」

一人暮らしを始めて最初の頃は一人で暮らすには明らかに広すぎるこの一軒家に寂しさを抱いたが

今はそれもない

「にゃ~」

俺の足にすり寄って甘えてくる黒猫がいるからだ

始めのころは掃除も大変なので一軒家は嫌だったんだが今となっては一軒家でよかったと思ってる

「日本のアパートはペット禁止が多いからなぁー」

そう一人呟きながら黒猫―クロの背中を撫でる

「今日はクロの好きな魚を買ってきたぞ」

「ナァ~♪」

「はは、かわいい奴だな」

俺は今日の晩御飯が魚だと知ってさらに甘えてくるクロを最後にもう一度撫でてキッチンに向かう、よし、今日は腕によりをかけて作ろう!!



「♪~~♪~」

証の歌を歌いながら晩御飯の後片付けを行う

クロは晩御飯に満足したのかソファの上で丸まってウトウトとしている

俺はそんな様子を見て癒されている、ルルがいない今となってはクロは俺の一番の癒しだ

ちなみに二番はミリキャス君だ

「♪~―ん、電話?こんな時間に誰だ?」

机の上においていた携帯がなり始めたので行ったん手を止め電話に出る

「はい、もしもしルドガーです」

「久しぶりだね、ルドガー君、サーゼクスだよ」

「あ、お久しぶりです、サーゼクス様」

俺がそう言った瞬間クロがビクッと起きるのが見えた

あちゃー起こしちゃったかな、音量を抑えてしゃべらないとな

「学生生活はどうかね?楽しんでいるかね?」

「はい、おかげさまで、素晴らしい学園生活を送れています」

「そうかね、それはよかった、私も嬉しいよ」

「それはそうと、グレイフィアさんやミリキャス君は元気ですか?」

「ああ、それはもちろん、特にグレイフィアなんてついさっき私に容赦のない攻撃を食らわせたからね」

「………何をしたんですか?」

「いやー、リアスに会いたくなってつい職務をホッポリ出して会いに行こうとしたのが見つかってね」

このシスコン魔王!!と思わず突っ込みそうになったが流石に失礼なので胸の奥にしまっておくだけにした

「それで結局要件はなんなんですか?」

「おや?お見通しかい、さすがだね」

「なにか不味いことが在ったんですね?」

「実はグレモリーの領域に堕天使の下っ端が勝手に侵入してきていてね、相手の拠点は今リアス達が制圧しているところなのだがどうやら相手も援軍を呼んでいるみたいでね、そちらを君に相手して欲しいのだよ」

「わかりました、直ぐに向かいますので場所を」

「ああ、場所は――――だ、それとルドガー君リアス達にはまだ君の正体を明かさないでくれ」

「なぜですか?」

「君が私の関係者だというのがばれるとリアスの素の生活が聞けないじゃないか」

もういい……何もツッコまないぞ……

「……わかりました」

「ありがとう、それでは頑張ってくれたまえ」

そう言ってサーゼクス様は電話を切った

「……正体を明かすなか、また変装するか」

俺はクローゼットから真っ黒なスーツをだしそれを着る、それと同時に魔力で髪の色を黒色に変え

黒い手袋をはめ、そして最後に黒いフェイスマスクを付ける

「やはり似ているな……まあ、(わたし)なのだからな」

鏡を見て少し感傷に浸りながら双剣を出し軽く素振りをしていると

クロがじーっとこっちを見つめているのに気づいた

普段と違う格好だから驚いているのか?

「いってきます、クロ」

クロの頭を軽く撫で家を出る

「さてと、久しぶりの実戦だな……まあ、(ヴィクトル)なら問題はないだろう」
 
 

 
後書き
ここでヴィクトルドガー登場です

私はヴィクトルも好きなのでどうにかして登場させれないか悩んだ結果

ルドガーさんに変装させればいいんだ!!という結論に至ったのです

多分これ以降は余り出ないと思うけど…… 
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