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徒然なるバカに

作者:節子
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やっぱりヤ○チャじゃ世界を救えない!?




「まったく……」


彼だけでも大変なのに。この3人まで話に加わったら進まないわ。


「……いいんだいいんだ。そうさ、おれは人よりネジの飛んでるおかしい人だよ」

「うわぁ!大変だ!優太くんが壁に頭突きを始めたぞ!」

「これ以上頭のネジを飛ばしてどうするというのだ!」

「いや、あたしも酷かったけど、理沙ちゃんも対して変わらないよ……」


あそこはあそこで本当よく飽きないわねぇ……。

それにしても不思議よね。先ほどの話にあった防犯カメラ。そう、私も防犯カメラで犯人が特定できると思ったのだが、そう簡単ではなかった。白皇に不法侵入したであろう犯人、それと優人くんの2人は写っていないのだから。

警備の人は写っているし、別にカメラの不備、ってわけじゃなさそうよね……。


「ふふふ、そうだよ、おれはこの世界で1番の下級戦しさ……。はははっ」

「ぬぁあ!優太くんがヤ○チャになってしまったぁ!」

「ってことは泉はサイ○イマンか!?それとも人○人間か!?」

「えぇぇぇぇえ!?そうだったのぉぉ!?」


あそこはあそこで本当にやかましいし。……それにしても本当に不思議よねぇ。なんで優人くんですら写って無いのかしら。やっぱり故障?いや、でもカメラ自体は他の人が捉えているし。それに3桁の台数の映像を見て不審な人が欠片も映らないなんて……。まさか幽霊……とか?なーんてね。


「ふはは!おれのスピードについてこれるかな!?狼牙○風拳ッ!!」

「なんのこれしきッ!!太○拳ッ!!」

「泉はサイ○イマンだから自爆な」

「えぇぇぇぇえ!?美希ちゃんひどいよぉ!!人○人間は!?」


……。

はぁ、本当、怒る気力すらなくなるわねぇ。あと、2ヶ月ちょっとで進級する人たちとは思えない。しかも高校。


「はっはっ!甘いよ優太くん!デ○ビームッ!!」

「おいっ!朝風おまえ天○飯じゃなかったのかッ!?ずるいぞ!あとおれはヤ○チャだぁ!!」

「えっ?えっ?キャラは代えていいの?」

「おまえはダメだ泉」


……。


「私が天○飯などいつ言ったぁ!!私はセ○だぁぁ!!」

「はぁぁぁあ!?おまえはそれはないだろ!おまえッ!ヤ○チャが○ルに勝てるわけねえだろ!」

「あぁ、そうだ。泉、セ○•Jrならいいぞ」

「結局あたしはそんな役なんだね」


…………。


「くっそッ!ヤ○チャじゃ天地がひっくり返っても勝てやしねぇ。花菱ッ!!」

「ん?なんだ?」

「キャラ代えていいか?」

「おう。いいぞ」

「えっ?えっ?あたしは?あたしはッ?」

「おまえはダメだ、泉」

「そうれそれッ!デ○ビームッ!!」

「ちょ!?まてッ!!それは反則だ!朝風!!おい、花菱ぃ!どのキャラならいいんだよ!」

「あぁ?そんなのおまえの顔とよく似た魔人○ウでいいじゃないか、極悪のほうの」

「あぁん!?てめぇぶっ殺すぞ!?」

「ぷぅ!?ぷぷ、魔人○ウだってさー!!」

「サイ○イマンは黙ってろッ!!」

「くらえっ!デ○カッターッ!!」


ーーボスッ、ガチャン

「あ、」

「え?」

「ほ?」

「ん?」


「んっ……もう!なにしてくれてるのよぉっ!!」 
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