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僕は友達が少ない!〜ヨルノタカ〜(更新凍結中)

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第三話 始動の部室

 
前書き
三話目です!この前友人にこれを見せたら展開遅いと言われてしまいました…わかってるよ!展開も遅ければ書くのも遅えよ‼︎あーあ!文才と筆の速さが欲しいなー! 

 
放課後、三日月夜空に出会いお前をリア充にしてやると言われて三日が経過した。あれ以来彼…いや、ここでは英雄王と呼ぼう。英雄王はボクに全く話しかけて来ない。まるで、あの日なにも無かったかのように。

ーいや、実際なんにも無かったんだけどね…

それでも、英雄王の言葉にはなんらかの重みがあった。まるで、俺が絶対だと言い聞かせるように、英雄王は言い切ったのだ。

だが…三日も音沙汰なしとなるときっとアレはやはりからかっただけなのだろう……………

「おい、小鷹。」

………とか、思ってる時に限って、なんで来るのかなぁ…

帰りの支度をしながら、声のした方つまり英雄王の方に顔を向ける。

「えっと…なに?三日月くん…」

「おいおい小鷹。なに他人行儀な呼び方してんだ?俺のことは親しみと敬意を込めて“夜空様”と呼べ。」

「うん、わかったよ。“英雄王”。」

バチりと、火花が散った気がした。別に仲が悪いわけではないのだろう。今のもちょっとしたジョークのつもりだったのだろう。だが、その妙な馴れ馴れしさが小鷹の神経を逆撫でする。今までこんな感じで話しかけてきた奴らは、いつもこんな感じで言えば引き下がったけれど、彼は違った。

ニヤリと不敵に笑いしてやったりといった顔をした。

「それでいい。もうさっきみたいに気持ち悪い呼び方すんなよ。」

ーまさか、これを狙ってたのかな?

まあ、いいか。彼のことを理解するのには、まだまだ時間がかかりそうでです。


♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

やっと、話しかけることができた。あれから三日。下準備はとっくに終わっていたが、なかなか小鷹に話しかけることができなかった。理由はどう話しかければいいかわからなかったのだ。いつも見ず知らずの女子から話しかけられることはあっても自分から話しかることなど一度もない。

結局、夜空は知り合いに「女子に話しかけるにはどうすればいいんだ?」などと、聞く羽目になり大爆笑された。彼女曰く

「夜空君は本当不器用ですよね〜。そんなんだから友達少ないんですよ?」

だそうだ。大きなお世話なのだが。

ーあの赤チビ一回しめるか?いやいや流石に女に手を出すのは…

真剣に考え始める夜空なのであった。

「それで?久しぶりに話しかけてくれたけど、何の用?英雄王。」

小鷹の声で現実に引き戻される。そうだ。今はあんな赤チビの話ではなく小鷹の話しだ。

「お前、今日この後どうせ暇だろ」

決めつけにかかっているが、これは実際のことなのだ。夜空でさえ放課後は毎日と言っていいほど暇なのだから。現に小鷹も言葉につまっている。

「い、いや、今日はちょっと用事があって……」

「嘘つけ。顔でバレバレだ。」

おそらく夜空に対して見栄を張りたいだけなのだろう。まあ、そんなところも夜空には可愛く見えてしまうのだが…

「それで?暇なんだろ?」

「はい…暇です…」

正直に小鷹は白状した。いや、ここは素直に言うしかないだろう。

「なら、ついてこい。」

そう言って夜空は歩き出した。

「ち、ちょっと英雄王?どこいくのさ!」

小鷹もそれにつられるように席を立ち歩き出す。夜空は背が高いし、歩幅も長い。それに対して小鷹は背が低いため、どうしても夜空に追いつけないのだ。そのため、周りからは小鷹が夜空につきまとっているように見えてしまう。
つまり、何が言いたいかと言うと、

ーな〜んか、小鷹が女子どもから睨まれてんな〜。

と、勘のいい夜空には分かってしまうのだ。だが、その視線の先にいる小鷹本人は全く気にしてない。

ーいや、それが気にならないほど慣れちまってるってことか…

それを感じると何やらこみ上げてくるものがあったがそれは飲み込む。今そんなこと言っても意味などない。今更昔のことを掘り返しても関係ない。なぜなら、自分がこの少女を過去の忌々しい呪縛から解き放つのだから。

♣︎♣︎♣︎♣︎♣︎♣︎♣︎♣︎♣︎

「で、どうして英雄王はこんなとこに連れて来たのさ…」

他の女子生徒からの鋭い視線をギリギリの綱渡り状態で脱したボクは英雄王に連れられて今は談話室4に来ていた。

「まぁ、ちょっと教師の中にツテがあってな、部活として使えるようにしたんだよ。」

「部活?なんの?」

ボクは問う。
そして、彼は答える。

「教師共に説明したのだと長いから手短にまとめると、友達作りのための部活だ。」

…………唖然である。確かにボクは昨日部活にでも入ればと言いました。けどまさか部活を作るなんて…

「そっか…が、頑張って…」

ボクはそう言って立ち去ろうとしたのだが…

「何言ってんだ?お前も部員だぜ?何の為に連れて来たと思ってんだ?」

「えっと…はい?」

「これからよろしく頼むぜ。小鷹部員?」

英雄王はさっきの人が悪い笑みではなく、昨日の別れ際のようなキレイな笑みを浮かべながら言った。

その笑顔にどきりとしてしまったのは、ボクの一生の秘密になることだろう… 
 

 
後書き
どうでした?駄文でしょ?そういえば、その友達に、肉の出番は?と聞かれました。おそらく次回には出せます。感想待ってます! 
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