生物語
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荒くれパンサー
一話
前書き
書いてみました。
岡山市岡山市北区花尻みどり町、それが俺の住んでいる町の名前だ。
町と書いてあるが町と言う程、町でもなく田舎と言う程、田舎でもない。
東京から来た人が見たら田舎だと言うかも知れないが俺は別にそうとは思わない。
それは俺が何年もこの町に住んでいるからと見た感じのこの町が田舎には見えないからだ。
田舎とは緑が生い茂った所を田舎、とは言わないが答えは大体そんな所だ。
俺の住んでいるみどり町は緑は少ないみどりと書いてあるのにみどりは少ない。
全くないとは言わないが多いとは言えず少ないとも言えない中途半端な答えが出てくる。
そんな町に俺、真実 子風は存在していた。
家は元々、空家だった家を親が買い今に至っている。
一軒家で庭付き車に二台程、置けるスペースが有る広くも小さくも無い家に俺、真実 子風は住んでいた。
家族は四人兄弟、俺はその上で最高ランクの長男と、言うジョブについている。
長男とは一番最初に産まれた男を指す言葉、俺はその長男という称号を好きでもなく嫌いでもないが持っている。
持っていて困る時も有るが今、この時期この瞬間は大抵、なんの問題もなく1日1日を過ごしている。
趣味は読書、と言ってもライトノベルだが一応読書に入るだろう。
金が有ったらライトノベルを買いに本屋に赴くのもしばしばに日常だが俺はその日常に満足しながら1日1日を過ごしている。
「お前は何時も静かだな子風?」
俺は突然の声にライトノベルを読んでいた指を止め視線をライトノベルから前に向ける。
「何時も静かかな俺は」
俺は突然の言葉の持ち主に言葉を返す。
その言葉も持ち主は俺の学校の前の席の少年、末広 銃器だ。
「静かだよ静か静か過ぎてお前が時々、人間じゃなんいんじゃとか時々思う」
そんなに静かなのか俺は!?
時々、人間じゃなんいんじゃと見られている俺の身体、真実 子風の身体を見る。
自分でも解る位に細くか弱い身体をした少年の身体は何時も通りにた立つのが難そうな細い身体は存在していた。
「嘘だよ嘘、お前は何時も何時も静か過ぎて逆に怖いんだよ」
あ、嘘なのか俺の秘密が1つバレたのかと思った。
が、俺は少しイラッとした。
読書をしている時は大体、黙っているのが普通
だがそれを見た銃器は怖いだの人間じゃないだのと言って来た。
そこに俺、真実 子風はカチンと来たまるで本を読むのを侮辱されたから怒ったように
「そういうお前は何時も何時も何時も授業中、五月蝿い授業中五月蝿いじゃないか」
末広 銃器は真実の言葉を言われ心にクリティカルヒット
少し言われたくない事だったのか身体をくねらせ変な奇声を叫び始める。
「そ、そういうお前こそ授業中、本ばっかり読んでるくせに!」
銃器は上手い具合に言葉を返して来た。
だが俺はそれには動じない。
何故なら俺は本を読む事を勉強だと思い読書を行っているからだ。
「俺はお前と違って授業中五月蝿くないし誰にも迷惑をかけていない」
本を読むのに人を困らせる事はない。
末広の場合は授業中でさえ毎日、五月蝿いのが難点
そこさえ改善されればもう少しはまともになりモテやすくなるとは思うのだが?
「それは生徒の見本となる生徒会のメンバーの言葉かよ子風?」
「ああ、そうだそれが俺、真実 子風が言う言葉だ覚えておけ」
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