| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

閑話

さて、あの悲しい激闘から数日が経過した。

俺はと言えば…

「待ってよ~!」

何故か高町が俺の後ろ……いや、俺と歩いていた。

「何故俺がお前の買い物に付き合わなきゃならん?」

「だって…遊びたかったから……」

遊びって…何?俺ってそういう役割な訳?
そう言うのは蒼也だけでいいはずだと思う今日この頃。

「あと、フェイトちゃんもくるんだよ?」

なんと、まだ増えると言うのか…。

「すまない、急に用事を思い出した。
お前たちと遊びたいのは山々なんだが、
俺は行かなくちゃならないんだ」

「え………そうなんだ…」

シュンとテンションが下がる高町だが、バッと顔をあげたかと思うと
その意思表明した。

「じゃあ!今度帰ってきたら私達に付き合ってもらうからね!」

「はいはい、何処へなりとも」

「約束だよ!絶対だからね!」

「誓ってやるよ。
約束よりも硬い誓いをな」

「うん!じゃあまたね赤……ユウジ君!」

何故言い直したのかは知らんが、
まぁ助かった。

俺はそのまま自宅へと走りだし、無事帰宅することが出来たのだった。

しっかし、蒼也は何処へ行ったんだ?













side蒼也

えー、皆さんこんにちは。
葵 蒼也です。

只今、僕がいる場所は何故か八神さん宅。
そして今から出かける所であります。

「蒼也ん?何しとるん?早よ行くで?」

「あ、ごめん!今行くよ!」

どうやら遊園地に行くそうだが、正直不安だと思ってる。
何か起きそうで困るんだよなぁ…。

「葵、何かあるのか?」

考え事をしていたら、シグナムが話しかけてきた。

「いや、大丈夫だよ。
ただ、嫌な予感がするって言うか…」

「ふむ、主は今日を大変楽しみにしておられた。
今日くらいは楽しませてやれ」

「そうだね」

「おーい、行くでー?」

「まってよー!」

僕ははやての所へ走り、並走して歩き始めた。












side加味我

おかしい…なのは達が見当たらない。
サーチャーで探しても何の反応も示さない。
(デバイスがサボっています)

はっ、そうか!
あいつら俺と会うのが恥ずかしくて隠れてるんだな?
はっはっは!かわいいやつらだな!
よし!待ってろ俺の嫁達!
すぐに見つけ出してやるぞ!

その後、道中をニタニタ笑いながら走る子供の姿が確認されたとか…。






sideアリサ&すずか

「ねぇ、今日1日家にいた方が良いってあいつに言われたけど…」

「うん。
嫌なことが起きるって言ってたよね」

今日の朝、赤志から電話が来てそう告げられた。
嫌なこと事態は想像がついたので、すずかと一緒に家で遊んでいる。

「なのは達は大丈夫なのかしら?」

「無事だといいよね…」

二人しかいない空間で、
ますます心配になる二人だった。








side???

「ここがリリカルなのはの世界か……面白くなりそうだ!」

一人の少年。
この少年が後に大変な悲劇を起こすとは夢にも思わないだろう。  
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧