妖精の義兄妹の絆
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超空中戦!!
「くそー。邪魔だな、アイツ。」
「チームワークならオイラたちだって負けないよ。」
ここはニルヴァーナ上空
ナツとハッピーはニルヴァーナを止めるべくニルヴァーナを操縦しているだろうブレインを倒そうとするが、
そこに六魔将軍のコブラが立ち塞がった。
「くくく。」
「コブラ、奴を始末しろ。」
ブレインは王の間でコブラに命令を出す。
「あいよ!!!キュベリオスのエサに丁度いい!!」
ギュウウウウン
そう言うとコブラとキュベリオスはナツとハッピー目掛けて攻撃を仕掛ける。
ガブッ
「わっ。」
ナツはかろうじてキュベリオスの噛みつきを避けるがさらに追撃を加えてきた。
ガブッ
「おっと。」
これもナツはすかさず避けた。
ボォッ
「火竜の、
鉄拳!!!!」
ギュルルルン
今度はナツが攻撃を仕掛けるがキュベリオスはそれを楽々避けた。
バチィ
「ぐほっ。」
逆にキュベリオスの追撃を食らってしまった。
「言っただろ?てめぇの動きは聴こえている。オレに攻撃は当たらねぇ。」
コブラが不適な笑みを浮かべながら言った。
バキャッ
「がっ。」
「うわっ。」
さらにキュベリオスの攻撃を食らい吹き飛ばされ、
「落ちろォ!!!!」
ガコォ
「ぐああああ。」
さらに絶妙なタイミングでコブラが追撃した。
これだけを見てもコブラとキュベリオスのチームワークがどれだけ凄いのかが分かってしまう。
ギュオオォォ
ナツとハッピーはものすごい速さで地面に落ちていっている。
「ハッピー!!!」
「わかってる!!!」
ギュウウウーン
ハッピーは地面すれすれでなんとか体勢を整え地面との激突を免れた。
だが、
キシャアァ
「わ。」
「うおっ。」
そこにキュベリオスが颯爽と現れた。二人はひとまずキュベリオスが逃げた。次第にキュベリオスの影が小さくなってきた。
「待て、ハッピー。」
「え?」
ピタッ
キュベリオスの影が完全に消えた所でナツはハッピーに言った。
そして、声を出さずにジェスチャーでハッピーに作戦を伝える。
そこに、隠れて、ふいうちするぞ!!
あい!
どうやら二人のチームワークも負けていないようだ。二人は物陰に隠れてコブラたちを待ち構える。
みしっ
(「来た!!」)
ドゴォッ
壁が壊れた。コブラとキュベリオスが来た合図だった。
「そこだ!!!」
ナツとハッピーは物陰から出て攻撃しようと拳に炎を灯すが、
「「あれ!?」」
そこには確かに破壊された壁があるが肝心のコブラとキュベリオスがいなかった。しかし、その瞬間、
バッ
「聴こえてるぜ!!」
ゴギャッ
「んがっ。」
ナツは背後から現れたコブラに逆に不意討ちを食らってしまった。
破壊された壁のすぐ横にキュベリオスが隠れていた。
コブラとキュベリオスは二手に別れ、キュベリオスは壁を壊すだけでナツたちの前には現れなかったのだ。
ナツとハッピーは動きが読まれ完全に手詰まりの状態だった。
一方その頃、グレイとルーシィは、
「なんだ、ここは?」
「街みたいね。」
グレイとルーシィはニルヴァーナの脚から古代都市に入れる道を探しだし、たどり着いた。
「その通りデスネ。」
「!!」
「幻想都市ニルヴァーナ。」
背後から誰かの声がした。二人もその方へと顔を向けた。
「そなたたちもここにいたとは心強い。」
「リオンんとこのオッサン。」
「…と六魔将軍!!?えぇ!!!?」
そう、そこにはジュラと六魔将軍のホットアイがいた。本来、敵であるホットアイに対し少なからずの敵意を向けた。
それを察したジュラは二人に補足した。
「案ずるな、彼は味方になった。」
「世の中愛デスネ。」
「うそぉ!!?」
「あのオッサン悟りの魔法でも使えんのか!!?」
二人は驚いた。気のせいかジュラの頭が光ったように見えた。
「ここはかつて古代人ニルビット族が住んでいた都市デス。
今からおよそ400年前、世界中でたくさんの戦争がありました。中立を守っていたニルビット族はそんな世界を嘆き、
世界のバランスをとる為の魔法を作り出したのデス。光と闇をも入れ替える超魔法。
その魔法は平和の国、ニルヴァーナの名が付けられましたデスネ。」
ホットアイの長い説明を聞き終えた三人は各々の感想を口に出す。
「皮肉なモンだな…。平和の名をもつニルヴァーナが今、邪悪な目的の為に使われようとしてるなんてよォ。」
「でも、最初から“光を闇に”する要素をつけなきゃいい魔法だったのにね。」
「仕方あるまい…。古代人もそこまでは計算していなかったのかもしれん。
強い魔法には強い副作用があるものだしな。」
「とにかく、これが動いてしまった事は大変な事デス。一刻も早く止めねばなりませんデスネ。」
ホットアイがそう言うと、
「当たり前だ。」
「うん!!」
グレイとルーシィは気合いを入れて返事した。
「ブレインは中央の“王の間”からこの都市を動かしているのでしょう。
その間、ブレインは魔法を使えません。たたくチャンスデス。」
ホットアイがブレインがいるであろう王の間を指差しそう言った。
「動かすってどこかに向かってんのか?」
グレイがホットアイに質問した。
「おそらくは…。しかし、私は目的地を知りませんデス。」
「そうさ。父上の考えはボクしか知らない。」
「!!!」
どこかから声がした。四人は声がした方へ振り向いた。
「ミッドナイト!!?」
そこに現れたのは六魔将軍のミッドナイトだった。
「六魔将軍か!?」
「ずっと眠ってた人だ!!」
「ホットアイ、父上を裏切ったのかい?」
「違いマスネ!!ブレインは間違ってると気がついたのデス!!!」
ホットアイがそう言い終わるとミッドナイトは崖から飛び降りた。
「父上が間違っている…だと?」
ギロッ
とても冷徹な目でホットアイたちを睨む。
「父上って、なんだよそれ…。」
「親子で闇ギルドな訳ェ?」
「人々の心は魔法でねじ曲げるものではないのデス。弱き心も私たちは強く育てられるのデスヨ。」
その瞬間、
カッ
「!!!」
ミッドナイトは腕を振った。
スパァン
それと同時に近くにあった建物が鋭く切られた。切られた建物は粉々に砕けていった。
ズゴゴゴゴ
ドガ ガラガラゴゴゴ
周りが土煙に覆われた。これを食らってしまっては致命傷になるところだった。
だが、土煙から現れたのはホットアイ一人だった。
「な。何が起きたんだ!?」
「ひえー。」
三人は地面が柔らかくなってできた穴の中にいた。
「ホットアイ殿が地面を陥没させ、我々を助けたのだ。」
「あなた方は王の間に行ってくださいデス!!!六魔同士の力は互角!!!ミッドナイトは私に任せてくださいデス!!!!」
どうやらホットアイはミッドナイトと真っ向から戦うつもりのようだ。
ズァァァッ
ホットアイがミッドナイトに先制攻撃を仕掛けた。
「君がボクと勝負を?」
ホットアイの攻撃はミッドナイトには当たっていない。正確にはわざと外したのだ。
ミッドナイトの注意が少しでも自分に向くように。
「六魔将軍同士で潰し合いだと?」
「なんかすごい展開になってきたわね。」
「ホットアイ殿…。」
三人は穴の中から顔を出していた。
「さぁ!!早く行くデスネ!!!そして、私の本当の名は“リチャード”デス。」
ホットアイ、もといリチャードは三人に自分の本当の名を告げた。
「真の名を敵に明かすとは…本当におちたんだね、ホットアイ。」
ミッドナイトはホットアイを睨み、戦闘体勢に入る。三人はリチャードにミッドナイトを任せ、先を急いだ。
「オラァ!!!!」
こちらではナツとコブラの戦いが続いていた。
すかっ
しかし、先程からナツの攻撃は一度も当たっておらず、体力だけが徐々に減っていった。
「くそー!!なんで当たらねぇんだ!!!」
「あいつ、動きを読む魔法なのか?」
「いや、“聴く”魔法さ。心の声が聴けるから動きがわかる。」
コブラの魔法を理解したナツは頭の中で何かを考えた。
「…。」
「…。」
互いに黙りこんだ。
「…。」
「ぷっ。」
先に声を出したのはコブラだった。
「く、くそ!!意外に面白ェギャグじゃねーか。うはははっ。」
コブラは腹を抱えながら大声で笑った。
「どうやら本当みてーだぞ、ハッピー。」
「心の中で何言ったのー、ナツー。」
ナツが心の中で言ったことが気になってしまったハッピーだった。
「しかし、やっかいだな。」
「ヒソヒソ オイラにいい考えがあるよ。」
ハッピーはナツに考え付いた作戦を耳打ちしたが、
「右に行くって考えながら左からの攻撃。」
「「!!?」」
二人の作戦は筒抜けのようだ。
「無駄だ。その思考のプロセスを聴けるんだぜ。てめぇらに勝ち目はねぇ。」
「くぅ~~…。」
ナツは頭を絞り、いくつかの作戦を考えたが、
「お!いろいろ考えてるな?3つ、4つ、悪くねぇ作戦もあるが筒抜けだ。」
「ズリィぞ、てめぇっ!!!!」
ナツは必死に考え付いた作戦をダメにされて気が立っていた。
「こうなったら正面から行くしかねぇっ!!!!」
「あいさ!!!」
ギャウッ
ナツは迷わず正面からコブラに向かっていった。
「右フック。」
ぶあん
「左キック。」
ブゴォ
やはり、ナツの攻撃はことごとくかわされてしまっている。
「返しの右ストレート。」
ボシュッ
これもコブラは楽にかわした、ように見えたが、
シュ
「!」
微かにだが、コブラの頬をナツの拳がかすめた。さらに、もう一撃。
ドゴォォン
「いぎぃ!!!」
コブラは攻撃がかすった事に動揺したため、次のナツの攻撃をもろに食らってしまった。
「何!!!?」
ナツはそれでも攻撃を止めなかった。
ズムッ
腹へのボディブロー
「ぐはっ。」
ゴッ
左ストレート
バキ ドッ ドカ ガッ
(「バカな…!!!!」)
ナツはコブラに反撃のチャンスを与える間もなく拳を振るう。
「おおおおおお。」
(「こいつ…!!!!何も考えてねぇっ!!!!」)
コブラはナツの思考を聴こうとするがナツ自身何も考えておらず、無我夢中で殴っていた。
「つああああぁあぁ。」
ゴッ
とどめの一発をコブラに加えようとするがコブラはそれを受け止めた。
「こんな奴は初めてだぜ。なるほどな、小細工じゃどうにもならんか。」
その時、
ふしゅう
「!」
ナツの拳を受け止めていたコブラの手から紫がかった煙が出た。
「うわっ、痛ぇっ!!!!」
ナツは痛みに耐えられずコブラの手から手を離した。
コブラの手がみるみるうちに人の形から大きく外れていく。
まるで、ドラゴンの腕のように…。
「毒竜のコブラ、本気でいくぜ。」
「こいつ…まさか、滅竜魔導士!!!?」
「かーーっ!!!!」
コブラが雄叫びをあげながらナツに接近してくる。
ギュゥン シャァ シャッ
「うおっ。」
ナツはコブラの攻撃をすかさず避けたが、コブラは笑みを浮かべていた。
ドゴッ
「ぐほっ。」
コブラは攻撃がかわされた振りをしてナツを油断させた。息つく暇もなくナツを蹴りあげる。
ジュウウウゥ
「ぐあああ。」
ナツの蹴られた箇所は毒々しい煙があがった。
「毒竜の一撃は全てを腐敗させ滅ぼす。」
ガキィ
そう言ってもう一撃ナツに攻撃をするが、ナツはそれをガードする。
ブオッ シャア ばっ
今度はナツが攻撃を仕掛けるが、やはり、コブラはナツの心の声が聴こえるため全てをかわされてしまう。
ガッ
「ぐっ。」
ザキッ
「ぐおっ。」
バコッ
「うあっ。」
コブラは攻撃を止めることなくナツにダメージを与え続ける。
「キュベリオス!!」
コブラはキュベリオスの名を叫び、キュベリオスに指示を出す。
シャアア
キュベリオスは体内から毒の霧を大量に吐き出した。
「毒の霧だ!!」
「うおおっ。お?」
てっきり毒の霧を自分たちにあびせるのかと思っていると、
スゥゥゥゥゥ…
コブラはキュベリオスの毒の霧を吸い込みだし、食べ始めた。
どぐどぐ どぐどぐ
「ど、毒を食べてるの…かなぁ。」
「か、体に悪そうだな」
毒をすべて平らげたコブラの体力と魔力は回復した。
滅竜魔導士は自分と同じ属性を食べることでパワーアップしたり、体力と魔力を回復することができる。
「プハァ毒竜の…、」
「ブレス!!?」
「マズイ!!!」
ナツたちがかわそうと考えていたときにはもう手遅れだった。
「咆哮!!!!」
ドゴォォオォン
「ぐあぁあぁぁあ。」
「うわぁぁあぁぁ。」
ズガガガガガガ
ナツたちはコブラのブレスが直撃し吹き飛ばされた。
「く…。」
がくんっ
「!!!」
突然ハッピーの力が抜けたがなんとか落下するのを堪えた。
「どうした、ハッピー!!!」
ハッピーの顔色が悪い。力も徐々に抜けていき飛行状態が不安定になっている。
「しっかりしろって!!!オイ!!」
「オイラ…なんだか…体がうまく動かなくて…。」
「気にすんなっ!!!オレもだから!!」
「気にしよーよ、そこは!!」
ハッピーがヘロヘロになりながらもナツにつっこんだ。
「毒竜のブレスはウイルスを体に染みこませる。そして、徐々に体の自由とその命を奪う。」
「うぐぐ、くうぅ…。」
「このブレスをくらった瞬間、てめぇらの敗北は決まって…、!!!」
その瞬間、
「火竜の翼撃!!!!」
ブゴォ
コブラが全てを言い終わる前にナツが攻撃を仕掛けるが、それを素早くかわした。
「てめぇの動きは聴こえてる。」
「くそォ~。」
「しかし、オレの毒をくらってまだこれほど動けるとは、旧世代の滅竜魔導士にしてはやるじゃねーか。」
「旧世代だァ?」
ナツはコブラの言葉に引っ掛かった。
「オレは自らの体内に竜の魔水晶“ラクリマ”を埋め込む事によって、竜殺しの力を手に入れた新世代の滅竜魔導士。」
なんと、コブラの滅竜魔法は竜の魔水晶を埋め込むで使える魔法だった。
「ラクサスと同じだ!!!こいつ…本物の滅竜魔導士じゃないよ!!」
「本物?元々、竜のみが修得しているていう滅竜魔法を人間が修得する術はねぇ。
オレから言わせればてめぇの方があやしいぜ。この世界に竜なんていねぇんだからな。」
コブラは鼻で笑いそう言った。
「イグニールはいるっての!!!!」
ナツは自分の親であるイグニールをバカにされ、コブラに怒鳴る。
「いねぇよ!!!!竜は絶滅したんだァ!!!!
毒竜双牙!!!!」
ズギャ
「ぐああああっ!!!!」
コブラは両拳に毒を纏いナツを切り裂く。
「か、体が…動かねぇ!!!!」
「毒が全身にまわったんだ。そのまま死ねぇ。」
「ナツーー!!!」
ハッピーも毒が全身にまわり踏ん張ることができない。
「ぐぎぎ、うぎ…。」
それでもハッピーは必死に踏ん張ろうと力をいれる。
「ハッピー、オレを落とせ!!!」
「え?」
「!」
ナツはハッピーにそう言った。当然これもコブラは聴いている。
「何…言ってんの、ナツ…。さっき、体…動かない…って…。」
「だからこそ、これで決める。」
「何するつもりなの!?」
ハッピーはナツが何を考えているかわからなかった。
(「「フルパワーの火竜の咆哮」!?バカめ!!てめぇの考えは聴こえているぜ。」)
コブラはナツの心の声を聴き取り、策をこうじる。
「ハッピー!!!今だ!!!!」
「あい!!!」
ハッピーは最後までナツの考えがわからなかったが、ナツを信じ手を離した。
(「無心で攻撃される方がやっかいだった。」)
コブラは自身の勝利を確信した。
「終わったな。」
ギュウゥゥゥン
ナツはコブラ目掛けてものすごいスピードで落ちてきた。
「火竜の、」
(「無駄だ!!!!聴こえてるぜっ!!!!狙いは“拡散”。どこに避けても当てる気か。」 )
ナツとコブラの距離が次第に縮まっていくが、先手をとったのはコブラだった。
「だが、後頭部までは届かねぇ!!!!」
コブラは素早くナツの後頭部に移動した。
「その頭砕いてやる。」
コブラはナツの頭を固定した。このまま地面に激突させるようだ。
「ナツーー!!!!」
「くっ、そぉおおォオォォ~~~~~~~~~~~~~~~~。」
「!」
ビリビリビリ
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」
ナツはニルヴァーナ全体に響く大声をあげた。それはまるで竜が激昂したかのように荒々しく響いた。
ビリビリビリビリ
その雄叫びはまさしく竜の激昂だった。
「何だ、この音は!?」
「怪獣!!?」
「ムォ!!!」
「ナツさん!?」
「なんつーバカでかい声だしてんだ!!!」
「うるさいわね…。」
「ですね。」
「耳があぁあぁぁぁ、ぎゃあああああ。」
コブラは他の者よりも耳が良いためナツの雄叫びで大ダメージを受けてしまった。
「アァア、ア…。」
コブラはそのままニルヴァーナへと落ちていった。
「あ?」
ズドォン
コブラは気を失い、ハッピーはナツを再び抱えた。
「すごい叫びだったね。」
「お…おう。み、耳が良すぎるのも考えモンだな。作戦どーり!!わははははは…。」
「偶然のくせに。」
これにより六魔将軍の一人を倒したナツだった。
「バカな…、叫びだけでコブラを倒したというのか。何者なのだ、あの男は…。」
王の間で見ていたブレインはナツの力に驚愕したのだった。
「ったく、やっと静まったな。」
「すごかったね。」
タクヤとウェンディはナツの叫びに驚いていた。
「それよりこれが私たちのギルドを目指しているのをみんなに伝えないと!!!」
「とにかくここにいても埒があかないわ!!!行きましょ!!!」
エマとシャルルはタクヤとウェンディに行動を促した。
「あぁ。」
「うん!!」
そうして、四人はみんなを探すため行動を開始した。
「ぐっ…。」
タクヤは一瞬よろけてキズを押さえている。
「どうしたの?お兄ちゃん。」
「いや、なんでもねぇよ!!行こう。」
「う、うん。」
タクヤはウェンディたちに心配かけまいと平然を装った。
「…。」
ただ一人、それを見破った者がいたのはタクヤは知らない。
後書き
はーい、これで17話かんりょー!!この頃睡魔が凄いんですがZzz、といった具合でヤバイっすなー。
皆さんもちゃんと睡眠とらなきゃダメですよー(笑)
それじゃ、感想など待ってまーす!
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