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久遠の神話

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第百六話 決戦の前にその四

「これ食べたいって思って」
「それでなんだ」
「鯖っていうかお魚って好きなのよね」
「村山さんよく食べてるね」
 その魚をというのだ。
「実際に」
「そうでしょ、こうした味噌煮も好きで」
「それにだよね」
「お刺身も天麩羅もね」
「フライも好きだよね」
「あと焼き魚もね」
 そちらもだというのだ。
「好きよ、お魚なら何でもね」
「お鍋にしてもだよね」
「ええ、石狩鍋とかちゃんこ鍋もね」
 そうした鍋料理の話もすうrのだった。
「お魚なら何でもね」
「好きよ」
「僕も好きだけれどね」
「それでスパゲティもよね」
 上城が普段食べているトマトを使ったスパゲティにしてもだというのだ。
「トマトとガーリックに」
「それと魚介類を使ったのがね」
「好きよね」
「海老とか貝とか入れたのがね」
 トマトを使ったスポゲティでもそうしたものが好きなのだ、それが上城が好きなスパゲティのソースなのだ。
「好きだよ」
「上城君も好きよね、お魚とか」
「シーフード全般がね」
「私もよ、お肉もいいけれど」
「海の幸もね」
「ええ、好きなのよ」
 樹里は鯖味噌で御飯を食べつつ微笑んで話す。
「最近特に海老が好きなのよ」
「海老だね」
「海老フライがね」
「そういえば昨日は」
「海老フライ定食食べていたでしょ」
「そうでしょ、好きだから」
 それでだというのだ。
「食べてたの」
「そうだったんだね」
「海老フライにタルタルソースをかけて」
 そうして食べるのがいいとだ、樹里は目を細めさせて上城に話した。
「あれいいわよね」
「海老は確かにいいね」
「そうでしょ、チリソースとかもいいわね」
「中華料理だね」
「あっちもね、それでペペロンチーノだけれど」
 また上城が今食べているそのスパゲティを見て言う樹里だった。
「それかなり量が多いわね」
「この食堂のスパゲティって量が多いんだ」
「御飯も多いしね」
 樹里が食べているそれもだ、普通の大きな丼に山盛りである。
「この通りね」
「食べがいがあるよね」
「本当にね、これだけ食べたらね」
「もうお腹一杯だよね」
「普通にそうなるわ」
「安いし美味しいし」
「いいわよね」
「やっぱり主食というか穀物系が安いとね」
 スパゲティなり御飯なりだ、スパゲティも小麦から作るので穀物系である。
「有り難いよね」
「一番食べるものだしね」
「そうそう、だからね」
「安いとね、こういうのが」
「嬉しいよね」
「私一日一回お米食べないとね」
 そうしなければとだ、樹里は笑って話した。 
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