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「メ」から始まる異世界日記

作者:夢兆歌
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守るべきもの

 
前書き
タイクツ付属はてんやわんやの大騒ぎだ。なんせタイクツ付属の生徒が他校の生徒をボッコボコにした、という連絡がきたから。 

 
目が赤く光ったかと思ったら俺とミドリがいる場所が爆発した。俺とミドリは横に展開し、ミドリは手裏剣を、俺はその場で錬成したダガーを投擲。
すると、俺のダガーは強制的に消されミドリの投げた手裏剣は男の方の火の魔法で狙いをそらされた。
「なんだ…なんで消えた!?」
「考えるのはあと! まだくるよ! コウ!」
「あははっ! 楽しいねぇ~♪」
女の方が投げたのは俺が投げたダガーとまったく同じような形をしていた。
「コピーか!? めんどくせぇ… よっと!」
「風よ…共に…」
ミドリが一瞬で敵の目の前にクナイを構えて接近した。
「きゃはは~!」
「仕方ない…」
男の方が周りを爆発させた。穴がふた周りは大きく広がり、俺はとっさに防御魔法陣を展開。ティラミスも展開したらしく、ティラミスもあかりもケガしてなかった。
「あぁー…めちゃくちゃやりやがるな…」
「あんたら…ここで終わり!!」
ミドリは太陽の光を吸収しだした。今のミドリは妨害されやすい。
「おらっ! 俺の相手もしろよ!! せやぁっ!!」
「あぁもう!! じゃますんなっ!!」
「させません!」
「くっ…!」
そろってミドリの妨害をしようと魔法を出す女の方に俺は剣を振り、衝撃波を飛ばす。衝撃波は重たい剣をはやく振れば威力がます。すげぇ重たい剣を一瞬で振ればバカみたいな威力がでる。今は本気で振ったけど日本刀だから重さがなく、牽制のために衝撃波だした。注意を引く。ティラミスも水魔法で男の方を妨害してくれたようで、男の方も後ろに飛び退く。
そして俺はバスターソードと呼ばれるかなり大きい刀身の重たい剣を錬成。もちろん火や熱耐性をかなり強化して。
「ティラミス!!」
「わかりました!!」
ティラミスが水魔法で相手を誘導。俺も移動し、これで俺とミドリが相手を挟む位置になる。
「これで決める! バースト!!」
太陽から貰った力を放射。
「へっへ~ん! あったらないよ~ん!」
「造作もないな」
2人は横に跳躍し、ミドリの魔法をかわす。その魔法は後ろに陣取ってた俺の方に直進した。
「あはっ! 同士討ち~♪」
俺はミドリの魔法にバスターソードの刀身がぶち当たるように位置を意識しながら衝撃波を出す構えをとる。
「俺の唯一の遠距離魔法だ!! くらえやぁ!!!」
バスターソードがミドリの魔法の直撃を受けた勢いを利用し、思いっきり横なぎ。かなり大きくてはやい衝撃波が2人を巻き込み、
「ちっとは考えて!!! コウ!!」
慌てて空中に退避するミドリの真下を下を通過。
「いたた~…でも楽しかったよ! まったね~♪」
「さて、そろそろ帰ろうか」
2人はその場で消えた。
「逃がしたか…」
「あぁ! なんで逃げんの!? むしゃくしゃするよ!!!!」
ミドリはその辺をてきとうに歩き回っている。そうとうイライラしてるね。
「みなさん、おケガはありませんか?」
「大丈夫だぜ! ティラミス! 援護ありがとな!」
「これくらいはしないといけませんから」
「…凄い」
「おぉ? あかりにほめられた!」
「わかりやすいですね、コウは」
と、後ろで轟音。原因はミドリだった。
「あぁーーーー!!! イライラするぅぅ!!!」
そのへんにあったデッカい岩を思いっきり蹴って砕いたようだ。
「わ…ま…まぁいいか」
「仕方ないですね…」
俺とティラミスは苦笑。
すると、
「いやぁ…遅れてすまないね~ あかりちゃん」
「…」
「あ…あれぇ…頑張ってはやく話つけてきたんだけどなぁ…遅かっ…たね…うん…」
「なんだ…ロミオか…」
「なんだとはなんだ! こっちも大変だったんだぞ! 契約魔導師とばったり鉢合わせしたんだからな!」
「あんただって契約魔導師でしょ…」
「そう冷たくしないでよミドリちゃん!」
「対価はどうしましたの?」
「ん? その契約魔導師で済ませてきた。いやぁ…柔らかい唇だったよ~」
ロミオも契約魔導師だ。瞬間移動する。めちゃくちゃに瞬間移動するけどそこから銃を乱射するもんだから大変だよ。そして…対価は…キス…
「んで? その首の傷は?」
「ん? 相手さんの対価のあと」
「はぁっ!? 追い払ったんじゃねぇのか!?」
「いや? お近づきになったよ」
…あ、やっぱり女の人だったのね…うん、まぁ、ロミオがキスするんなら異性だろうとは思ってたけど。
「いやぁ…美しかった…」
「お前の美しかったって…もはや政治家の記憶にございませんみたいなテンプレのセリフになってんぞ…」
「おや、手厳しい」
「おら! そこの男2人! 帰るよ!!!」
「へいへい…」
「うん、帰ろうかミドリちゃん! ティラミスちゃん!」
「あ~肩が凝る…」
とにかくなんやかんや言いながらギルドへ戻った。
帰ってバンギのおっさんにあの洞窟を調べるように政府に言ってくれって頼んだら、
「めんどくせぇよ…といいたいところだけどあそこはなんかあるな… あぁ、言っておく。…お前の言うとおりにするのは癪だがな」
「ありがとよっ! おっさん!!」
一言多いんだよったく!



そして日曜日、俺たちのギルドに銀色の髪をした女の人がきた。ロミオがすっ飛んでいった。
「やぁ、美人さん! 昨日はあの後大丈夫だった?」
「あら、大丈夫よ? ひさびさに本気でやったからスッキリしたわ」
…いい、ほっとこ。俺たちはあとから聞いたんだがあの人が昨日ロミオとドンパチした人らしい。その人と次の日には横に並んでお出かけかよ…昨日の敵はなんとやらってか?
そしてミドリはあかりに桃太郎の話をしてた。なんで?
「桃太郎は鬼退治するんだよ~」
「なんで?」
「村の人々が困ってたからだよ! 20メートルを超える鬼だっていたんだから。だから村の人たちは村を囲むように壁をつくって」
「はいはい!!! それ以上だめだから!!!!」
「なによー! コウ! 桃太郎と進撃の《ダメ♡》を組み合わせた物語をあかりに話そうとしてたのにぃ!」
あぁ…疲れるんだよ…てか…あれ?
「そんなことよりティラミスは?」
「人の傑作をそんなこと呼ばわりしたことについては忘れないぞ。ティラミンはね、ダンス教室に行ったよ~」
「あ、そっか。そんな時間か」
人の趣味って想像つかねぇな。


そして、月曜日学校に行ったらまたとんでもないことになるんだがこの時の俺はまだ知らない。





~おまけ~
「あはっ! 同士討ち~♪」
俺はミドリの魔法にバスターソードの刀身がぶち当たるように位置を意識しながら衝撃波
を出す構えをとる。
「俺の唯一の遠距離魔法だ!! くらえやぁぁ…あぁ!!? ミスっぎゃぁぁぁぁあ!!!!??」
「…あれ? コウ!?」
「うわーバカだねぇ…」
「まったくだ」 
 

 
後書き
はい、ごめんなさい。
更新が大幅におくれました。
テスト期間なのです。
ともあれ、これからはおまけも入れつつ、楽しく書いていきます。
テストの結果は…ご想像にお任せしますね…

まだ期間中なので勉強しなければ…
短いですけど、それでは! 
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