改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
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22話
向こうの世界に転移して1カ月が経過しました。
その間にノエルが向こうでの戸籍などを用意してくれていますが、一筋縄ではいかなかったようでやっと戸籍の準備が出来たので、会社を立ち上げる事が出来ました。
ガジェットを利用して、スペースノア級万能戦艦のデータを入手する為にもガジェットの有用生成をミツコ・イスルギに示さなければいけないのである程度の規模にする必要があり、ガジェットを通じて情報を収集するためにも使う事が出来ると思われるからです。
ただ、心配事もあります。
ジェイルの作ったトラップとノエルのコンピューターウイルスにも気が付きそうな天才がそれなりにいそうなので怖いのですが、具体的にいえばビアン・ゾルダークやシュウ・シラカワなど複数いますが、例に挙げた2人には確実に気が付かれそうです。
その2人から接触があったらどうしましょうか。
そこが心配です。
まあ、時期が来たらイスルギ重工に売り渡すので付き合いなどを考えずに無視してもいいでしょう。
それでも、いつも私が考えたとうりに行かないので心配ではありますが、それにしても、なぜこんなにも上手くいかないのでしょうか、私は呪われているのでしょうか、その事も心配になります。
能力の暴走で瀕死の状態になった私ですが、特殊医療システムによって、次の日には、体調は万全な状態になりました。
それにしても、特殊医療システムさまさまです。
治療結果を見ましたが、かなり体がボロボロでしたから。
そして、私もOG世界でこの特殊医療システムを使用して、もう治る見込みのない重病人を治療して回っています。
さまざまな所で重病人を警備システムはエヴォリュダーの能力で誤魔化し、建物の構造は偵察で調べて、テレポート侵入し攫っていきます。
そして、次の日の晩にはその病人を治療した後にその病院の空き部屋のベットに寝かせています。
そのために、この事件は警察にも調べられていますが、証拠もなく、色々な憶測がネット上でもいきかっています。
その中には、神の奇跡だという人、異次元人や宇宙人だというもの本当にさまざまな憶測を呼んでいます。
すでに100人を超える人を治療しています。
別に善行をしたいという訳ではありません。
テスラ・ライヒ研究所のジョナサン・カザハラに信じてもらう必要があるのでやっています。
こちらの治療技術を見せる事により相手に信じてもらうためです。
後はジョナサン・カザハラに治療データを見せて、こちらがフィリオを治療する事が可能であることを証明すれば、交渉に乗ってくれるでしょう。
乗ってくれるでしょうか、本人の性格を考えれば、可能性はあると思うのですが実際に交渉してみないとわかりません。
それに、これから起こる戦乱にはフィリオの頭脳も必要になると思われますから。
まあ、ジョナサン・カザハラもこの件を個人的に調べており、かなり関心をすでに示していますが、まだじらす必要もあると感じていますし、タイミングも見る必要があると思っています。
そのために、しばらくおとなしくする事にします。
警察だけでなく、政府もうるさくなってきている為ですが。
そのために、現在、コードギアスの世界に戻り、以前に予定していたウプウアウトの長期運用のデータ収集の為にEUに来ています。
因みに、ジェイルとロイドも予想どうりに来たいと言い出したのですが、前回の事を持ち出して、反論を封じ込めていました。
因みに、EUには、北極からオーストリアに渡った様に万が一の事を考えて、ブルタニアから海の中を通って来ましたが、EUに近づいた時点でテスラ・ドライブを起動して飛行に切り替え、フランスのパリ近くの洞窟の中に入り、ウプウアウトから降りて、空間倉庫に収納して、パリの町中に入りました。
そして、パリ市庁舎、警察署など重要な場所にテレポートにって侵入しコンピューターにウイルス感染させていっています。
しかし、亡国のアキトでも出ていましたが、日本人はゲットウに隔離されており、ずいぶんと酷い対応をされていました。
衆愚政治により、リーダーがリーダーシップを発揮することが出来なくなっている現状の一例になっている様感じました。
「ブリタニアと敵対するならば、EUの力も必要になるのですが、EUの中の入るととても信じる事の出来る組織ではないでしょう。」
「うん、民衆の意見に左右されやすいから、ちょっとした情報操作で裏切られそう。」
「そうですね、EUが変化する為には劇薬が必要でしょう。」
「戒は劇薬になりうる。」
私は少し考えてから答えました。
「まず、無理でしょう。私にはカリスマ性が有ると思えませんし、政治に関する事も全くわかりません。何より、国を治める者は国という大の為に小を切り捨てる事が出来るものしか勤まらないでしょう。私には身内という小を切り捨てる事が出来そうにありませんし、そんな事を考える立場になりたいとも思いませんから。」
「戒には、出世したいとか、英雄になりたいと思わないの。」
「そう言う立場になると、極端に自由が無くなりますからね。私にとっては自由が1番ですよ。生活する為のものは全て揃っていますよ。」
「じゃあ、どうして戦いに備えるの。戒には戦う理由がない。」
「戦う理由ならありますよ。守るためです。守るためには力が必要になります。幸い秘密基地はありますが、何があるか分かりませんし、秘密基地にずっと籠っているわけにはいきませんから。それに、私という存在をモルモットにしたいと思う人間はいっぱいいますからね。自分を守るためにも力が必要になります。アーニャにも外で暮らしてほしいと思っていますが、それに、ブリタニアはアーニャを狙う人物がいって危険です。その人物とは決着を着ける必要があるでしょう。」
そう言うと、アーニャは顔を伏せます。
「ごめん、戒。」
「何がですか。」
「戒がブリタニアと戦う事になったのは、私が原因だから。」
「いいんですよ。アーニャと知り合う事によって、寂しさから救われたんですから。お相子ですよ。」
「戒には、私が必要。」
「もちろんですよ。」
そう言った後に、頭を撫でます。
アーニャはそれをくすぐったそうにしていましたが、雰囲気を変えて、私に話し掛けてきます。
「戒気が付いている。」
「ええ、もちろんですよ。」
「数はどれくらい。」
「少年、少女が3人ほどでしょう。」
「凄い、感応型の私より正確。自信を無くす。」
「そんな事はありませんよ。経験の差ですから。」
「ジェイルのおかげ?それともせい。」
「黙秘させてもらいます。」
その瞬間、偵察を使い状況を把握します。
目の前から1人、左側から1人、建物の上に1人の様です。
武器も携帯しているので町はずれまで来た、私達に襲い掛かろうとしている者たちがいるようです。
ですが、選ぶ相手を間違えています。
私は現在は現在のレベルの強化ガジェットなら、シナプスが指揮したとしても1度に30体くらいなら20分程で全て破壊する事が可能になっています。
アーニャにしても苦手な力比べでも強化ガジェット相手に負けませんし、射撃戦になればその戦闘力は私さえも侮ることが出来ません。
そんな私達にとって、生身の人間は例え、銃火器で武装していたとしても相手にはなりません。
まあ、相手は知らないのですが、仕方ないので殺さない様に注意して叩きのめしますか。
襲い掛かるという事は返り討ちにあい殺されても仕方ないのですから
「どうするの、戒。」
「もちろん、現実の厳しさを知って貰う事にします。私1人で十分ですから。」
「わかった、戒。気を付けて。」
「油断はしませんよ。その怖さはジェイルの襲撃のおかげでよく知っていますから。」
「ジェイルはいつもあの手この手で襲撃くる。それでいつも、暴走するから。」
そんな事を話している間に襲撃者だ近づいて来ます。
そして、1人の少年が顔を出します。
イレブンの少年なんですが、その手には銃が握られています。
「よう観光かい。でも、こんな場所に来たのが運のツキだ。死にたくなかったら、金目の物を出しな。それで命だけは、助けてやるよ。」
「出す気はないですよ。」
「死にたいのか。」
「死ぬ気もないですよ。」
「テメーなめてんのか、俺が殺してやるよ。」
銃の引き金を引き、弾丸が発射されます。
それを、体を反らして躱し、そのまま、走って向かいます。
相手は何発も銃を構えって発射しますが全て躱し、正面の少年の目の前に行き、額に軽くデコピンします。
すると、「ガハッ」と言って後ろに倒れます。
「リョウ、このぉー。」
と言って、少女が小太刀で切り掛かって来ます。
その小太刀を人差し指と中指で挟み込んで受け止めます。
「うそ、放せ!」
叫びながらも瞳に恐怖を浮かべる少女から小太刀を奪います。
そのまま、首筋に手刀の一撃あびせて意識を奪います。
そして、デコピンで吹っ飛んだ少年が起きあがろうとしていたので歩いて近づこうとした時に上より声がします。
「リョウ、伏せて。」
その瞬間、爆弾らしきものが落ちてきます。
そして、私の目の前で爆発します。
至近距離だ爆発したのですが、フィールドが間に合っており、ダメージはありませんでしたが、視界が妨げられます。
その間に、少年が1人降りてきます。
「リョウ、大丈夫かい。」
「ああ、何とか大丈夫だ。それにしても、なんて威力だ。金目の物はあっちの女から貰うか、しかし、勿体ね。」
「もしかして、あの程度で戒を倒したと思ってるの。」
「は~、爆弾で吹き飛んじまっただろう。死んじまったよ。」
「戒はあの程度で死んでたら、とっくの昔に死んでた。」
「何言ってるん・・・・。うそだろ。」
「あり得ない。かなりの威力だったんだ・・・。何で。」
私が爆煙の中から現れると2人は絶句します。
「もう手はないようですね。では、終わりにしましょう。」
そう言って、リョウと呼ばれた少年の足下に小太刀を突き刺します。
「使い込まれた上によく手入れのされた良い小太刀のようです。大切に使ってください。アーニャ、行きましょう。」
「おいこら、勝手なこと抜かしてんじゃねぇ。」
「リョウ、もう引こう。」
「まだ、何か用ですか。」
「当たり前だ、舐めるのも大概にしろ。」
「リョウ、相手が見逃そうっていうんだ。引くべきだ。」
「バカ言え、ここで逃げたら逃げる事を前提に考えちまう。そんな後ろ向きに考えたら、俺らはゲットウの中の奴らと同じになっちまう。だから、相手の情けは受けねぇ。」
そう言って、私の方を睨みつけてきます。
確かに、そのとうりなのかもしれません。
それに、私も相手をなめて考えていました。
ちょっと、脅せばおとなしくなるだろうと高を括っていました。
ですが、目の前の少年は必死になって生きているのです。
弱いものは淘汰される世界で、私の様にズルをせずに、その為に気持ちでは負けないとそう言っているのです。
少年たいして、正面から向かい合います。
「何だ。」
「すいません、そうですね。確かに、貴方達に真面目に向かい合っていませんでした。」
「だから、何だってんだ。」
「ですから、真面目に向かい合います。死なない様に。」
「戒、本気。」
「ええ、では、行きますよ。」
その言葉の後に、掻き消える様にいた場所より走り去り、リョウと呼ばれた少年の前に立ちます。
「なあ・・・。」
そのまま、ボディにストレートを食らわします。
「ガハッ」という呻いて、後ろに吹っ飛ばされ、壁にぶつかり気絶します。
「てめ、よくもリョウを。」
「彼の覚悟に答えただけです。」
そう言って、今にも飛び掛かって来そうな最後に残った少年の後ろに回り込み首筋に手刀の一撃を与えて気絶させます。
「アーニャ、予定が変わりました。」
「どう変わったの。」
「この少年、少女達を月面基地に連れて帰り、治療します。」
「どうして、襲い掛かって来たのはあっちだから、自業自得。」
「何故でしょうね、私はそうしたいと思ったからです。」
アーニャは首を傾げて、一言いいます。
「不思議。」
「そうですね、私自身不思議でなりませんよ。こんな気持ちになったのは。」
「そうなんだ。」
「アーニャ、行きますよ。」
「うん。」
この三人が新しく、私達の仲間になるのですが、そのために、色々な騒動を起こす事になります。
まあ、その騒動を楽しみながら、それでも、戦いの日々に入っていく事になります。
後書き
名前:天王寺 戒
LV:12
PP:55
格闘:174
射撃:145
技量:150
防御:174
回避:187
命中:191
SP:128
性格:冷静(超強気)
エースボーナス:???
成長タイプ:格闘・特殊
空:A
陸:A
海:B
宇:A
精神:偵察1~
幸運
??
??
??
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スキル:※エヴォリュダー(勇者LV9&底力LV9&戦意高揚)
※サイコドライバーLV2(念動力LV10&SP回復)
※完全記憶能力
精神耐性
???
???
GP:103000
秘密基地(131/151)
撃墜数:5
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