健全ドラゴン ダイミダラー
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恋バナします
前書き
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修業初日の夜。
男子の寝室では色々と盛り上がっていました。
ちなみに私のパジャマはゴスロリだ。
「さぁ!木場も瑞希も一緒に恋バナしようぜ!」
今日の修業で眷属の全員にボコボコにされたはずなのに一誠君は元気のようだ。
まだ、悪魔になって日も浅いのにあの特訓はかなりキツイだろうに元気だなぁ~。
まぁ、彼には頑張ってもらわないと困る。何せ、ライザー戦では彼はカギになるようになるだろから。
『赤龍帝の籠手(ブーステットギア)』
彼の体の中に宿るセイクリッドギアであり、使いこなす事が出来れば神をも滅ぼす事が可能とも言われている13種のロンギヌスの1つだ。
無限の倍加とその力を他人に譲渡することが出来る。かなり反則級の能力を持っている。
ちなみに、私のセイクリッドギア『健全龍の腕(ブースト・アーム)』は赤龍帝の籠手の能力の片方の力、無限の倍加の下位互換の能力である「所有者の力を倍加する」というドラゴンが宿っている神器では良くある方の能力と「ハイエロ粒子を使えるようになる」という二つの能力がある。
ハイエロ粒子は確かに凄い力なのだけど私はまだコントロールが出来ていない。
ハイエロ粒子は所有者によってコントロールを可能にする方法があるようで私はまだ使いこなせていない。
「さぁてと。じゃあ、まず好きな人を上げていこうぜ!木場、お前は誰かタイプの女の子はいるのか?」
兵藤君が司会をしながら男だけでの恋バナが始まった。
「僕はあんまりそういう話には興味が無いな。今の僕は剣の修業で精一杯だから女の子と付き合ったりする事を考える暇は無いかな」
木場君の発言で私と兵藤君は絶句していた。
そうだった。グレモリー眷属の中で一番こういう事に興味が無いのは木場君だった。
学校一のイケメン王子が剣バカなんて悲しすぎる。学園の大体の女子が今の発言を聞いたら泣いちゃうよ。
兵藤君程に女の子に夢中になれとは言わないけど、ほんの少しでも女の子に興味をもってあげて!
「じゃあ、次は俺だな。俺はやっぱり女の子は誰でも大好きだな」
今度は木場君と正反対の意見が出たな。
まぁ、兵藤君はいつも口を開けばハーレムハーレム言ってるからな。あれ?でも、おかしいな。
「兵藤君。何でこの前はライザーを見て怒ってたの?兵藤君なら羨ましそうにするのは分かるんだけど怒るのには何だか違和感を感じたんだけど」
「あぁ~。あの時の事な。あれは単にアイツがハーレムを作っただけだったからイラついたんだよ」
「ハーレムを作っただけ?どういう事?」
「つまりな。俺の目標とするハーレムって言うのはハーレムの娘と全員とピュアに付き合いたいんだよ。誰一人分け隔てなく愛してさ」
「それって難しいんじゃないの?」
「あぁ、確かに難しい。だけど、だからこそ挑戦する価値があるんだよ。あんなライザーみたいに昼間から発情している野郎が許せなかったんだ。アイツじゃリアス先輩は幸せに出来ない。だから、俺は今度の戦いで先輩に勝たせてあげたいんだ」
聞いた時、偉いとおもった。
てっきり、ただハーレムハーレムって言ってるのかと思っていたけど実は女の子の事もしっかりと考えていたんだ。
「へぇ、良いこと言うじゃねぇか赤龍帝」
いつの間にか私の中に宿るドラゴン 真玉橋孝一も話を聞いていたようだ。
「どうだ赤龍帝。今度二人で女の子のおっぱいについて語り合わないか?」
「良いすねぇ!いつにしますか!」
前言撤回。この二人の変態には後でお説教だ。
「じゃあ、最後は瑞希だな!」
「私!でも、私には好きな人なんて……………」
私がそう言うと木場と孝一が腹を抱えて大笑いしていた。
「お前には………ぐふふふ。しゅばきしゃんがいるだろう」
孝一は大爆笑しながら私に言った。
木場君も爆笑しながら兵藤君に説明を始めた。
「一誠君。実はね前にリアス眷属とソーナ眷属で学校で合同合宿をしたんだよ。そしたらね、部長と会長が全員で体育館で寝ると言い出したんだよ。まぁ、僕と瑞希さんなら問題は起こらないだろうって。それで次の日起きて見ると………」
すかさず孝一が続きを話始めた。
「瑞希は朝に弱くてな。中々起きなかったんだよ。まぁ、みんなで寝顔を見るのも良いだろうって、見てたら瑞希が寝言で『しゅばきしゃんらぁあいすき』って言ったんだよ!あのあとにみんなは爆笑していたんだよ」
「ヒドイ!木場君と孝一も忘れたい過去なのに!」
兵藤君はそれを聞くと興味があるようで更に僕に話を更に深い所まで聞いてきた。
「じゃあ、椿姫副会長のどんな所が好きなんだ?」
「やっぱり、あのかっこいい所とかクールな所とかたくさんありすぎて言えないくらいに」
これを聞いていた一誠、木場そして、孝一は思った。
「「「恋する乙女にしか見えない!」」」
後書き
今回はちょつと話を掘り下げてみました。
あと、自分の文才が無いせいで一誠が怒った理由が分かりにくかったのでそれを説明するための話です。
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