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ドラゴンクエストⅤ〜イレギュラーな冒険譚〜

作者:むぎちゃ
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第七話 神の塔

 
前書き
作「お気に入り登録2件ありがとうございます!感謝感謝です!これからもミレイの冒険を見守ってください」
ミレイ「今回は修道院からスタート」
作「前回空気だったアベルとピエールの活躍が、うわっ何をするアベル、ピエール。ミレイ助けてくれ!」
ミレイ「自業自得」 

 
「なるほど。あなた方はラインハット太后の偽者の正体を暴く為、ラーの鏡を必要とすると」

今、 私達は旅の扉を通って神の塔の祠についた。神の塔の扉は修道女の祈りで開くので私達はアベルとヘンリーが脱出後お世話になった修道院にいる。

「概ね事情は理解しました。では誰が……」

「私が行きます」

私達と同行すると言ったのは元光の教団の信者であり、今はこの修道院の修道女となったマリアさんだった。
「シスター・マリア。あなたの体は、奴隷生活と逃走で本調子では無いはずです。それに神の塔には魔物もでます。誰か他の者を同行させます」

シスターさんはピシャリといったがマリアさんは引かない。

「私はアベルさんとヘンリーさんに報いたい。この気持ち、理解していただけませんか?」
シスターさんは仕方なさそうに「同行を許しましょう。でも危なくなったらすぐ逃げること。わかりましたね?」

「はい。わかりました」


マリアさんはシスターさんに軽く頭を下げると、こちらに向かってきて「よろしくお願いします。皆さん」と言った。
「よろしくね。マリアさん。ぼくはスラリん。悪いスライムじゃないよ。プルプル」

はぅ。やはりスラリんちゃん(ry。私もマリアさんに挨拶をし、修道院をでた。

神の塔。 その扉は長い間閉ざされていた。だが、マリアさんが扉の前に跪き、祈りを捧げると扉は開いた。 そして私達は神の塔に入ったけど、大量の魔物が襲いかかって来た。

「うりゃ!そりゃ!」

 ピエールが剣を振るって、ビッグアイが黒い塊の様になり溶けて崩れた。
 アベルがバギマを唱え魔物の群れを一網打尽にし、スラリんちゃんが二フラムで魔物を消した。そして私はベギラマを唱え敵を焼きつくす。そんな風にして順調に魔物を倒し順調に神の塔を登って行く。
 そして新たな魔物が現れた。その魔物はホイミスライムだった。
 ホイミスライムは回復魔法が得意だから応援の魔物が来る前に倒さないとと思っていると、スラりんちゃんが意外な反応をした。
「ホイミンちゃん?」
「スラリんちゃん!君どうして人間と一緒なんだい?」

 えっ?知り合い?

「ぼくこの人達と一緒に冒険することにしたんだ」
「だからか。ねぇスラリんちゃん、ぼくを仲間にしてくれない?実はここの魔物達なんか怖くて……」
「いいよ。ねぇ連れて行っていいでしょ、アベルさん達」

 アベルは優しく笑って頷いた。

「いいよ。スラリん。」
「よろしくなホイミン!」

 ヘンリーがホイミンちゃんの触手の一本を掴んで握手を交わした。
 ホイミンちゃんを仲間にしたその後、最上階に私達はたどり着いた。
 目の前にはラーの鏡があったけど、私達のいる場所とラーの鏡がある場所の間は通路がなかった。

「どうやって取ればいいんだこんなの!?」

 ヘンリーが狼狽えるのも無理はないよ、だってこんなの本当にどうすればいいのかわからないんだから。
 
「皆さん、ラーの鏡を取るには恐れずに一歩進み出す勇気が試されると言い伝えにあります。つまり一見取れないように見えても必ず取れる何かがあるという事です」
「じゃあ、僕が取ってこよう」
「アベル!」
「大丈夫。きっと取れるよ」

 そう言ってアベルはラーの鏡に向かって一直線に歩き出した。
 彼の足が空中を踏んで、落ちずにそのまま進んでいく。
 アベルはラーの鏡を取ると、私達に向かって手を振った。

「やった!この鏡があれば偽者の正体を暴けるぜ!」
「ヘンリー、ラインハットを必ず元に戻そうね」
「ああ!」

 私達はそう言い合いリレミトで神の塔から出た後、ルーラでラインハットに向かった。

 
 

 
後書き
仲間にホイミスライムのホイミンが仲間になりました。しかし今のところ仲間モンスターがスライム系だけ。早くキラパンこないかな。さて次回はバーサスニセ太后。ミレイ達に勝ち目はあるのか。
ちなみにボスについては原作よりも強化してます。でないとミレイが蹂躙するだけの話になってしまいます。 
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