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The Ocean Hunter~凪の巫女~

作者:kuro-sa
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プロローグ:二人の勇者

19世紀末 恵みをもたらす七つの広大な海、 その七つの海に七体の魔物が潜んでいた。
人の味を覚えた魔物達は次々と船を襲い人々に未曾有(みぞおの)の災厄をもたらした。
この事態に政府は海軍を率いて魔物達を討伐しようと試みたが海底という特殊な環境を生き抜いてきた魔物達に思った以上に成果を挙げられなかった。
軍という組織上これ以上の人員と戦力を割く訳には行かなかった。
そこで政府はある1つの制度を提示した。
それは七体の魔物達を討伐した者に莫大な懸賞金を賭ける賞金首制度だった。
それに目をつけた人々は水中銃(ショックガン)という武器を手に蒼海へと飛び込んでいった。
ある者は大切な物を奪われた復讐の為にある者は巨万は富を手にせんと危険な海域へと挑んでいった。




そしてある日二人の若者が現れたその若者は凶暴な魔物達を次々と討ち取って行きやがて最後の魔物もを倒した。
七つの海にかつての平和を取り戻した二人の名もなき英雄はこれからも人々に語り継がれるだろう.............



第二次産業革命も終わる頃
清みきった青空、下には蒼い海面が何処までも拡がっているその上に1機の飛行船が飛んでいたその飛行船の回りに海鳥が飛び回っておりその様子をデッキから見上げている一人の青年がいた。
その青年は金髪の独特な髪型をしており白の潜水服を着こんでいるという物だ。
「おい~トレル」
その若者を呼ぶ声が聞こえた。
「なんだいクルス?」
そう言い返した後その若者は船内へと戻っていった

操縦室には青い髪に黒の潜水服を着た青年が飛行船の舵をとっている。
「なぁトレルこの辺りなのか次の獲物いる海域は」
「そうだね確かこの辺りだと手配書に書いてあるけど」
潜水服から1枚の手配書を取り出すトレルそこには巨大な甲殻類の生物が書かれていた。
「つーかさ俺らが最後の魔物を倒してもう1年が経つっていうのにな」
「そうかもう1年が経つのか」
そうトレルは呟いた
そうこの二人はかつて七つの海を荒らした魔物達を倒した勇者なのである最後の1体である"ラハブ"という巨人のような魔物を倒してから1年という月日が経とうとしていたのだ。
「しかしまぁラハブって奴を倒してから今までそんな大物な怪物が居なかったのに急に現れたからな」
「うーん確か七体って言ってたんだけど.........」
トレルとクルスがラハブという魔物を倒してから懸賞金付きの魔物は当然のごとくいなくなる訳である。
「ホワイトデスとかはいるんだけどあまり大した金になんないだけどな」
「けど懸賞金付きの魔物が居ないだけでもいいんじゃないのかな」
「..............そういえばよ」
クルスが何か思い出したようにトレルに問いかけた。
「懸賞金付きの怪物を全部倒したあと国から表彰式に呼ばれたよな」
「そうだけど?」
「お前さ何で表彰式を辞退したんだよもし出席したら俺らは英雄になれたんだぜそれをどうして.......」
二人は最後の魔物を倒した後国から表彰式に招待されているのだそもそも賞金首制度も手配書も全て国が作っており倒した懸賞金も国を通じて受けとるのである。
そして長年の脅威であった七体の魔物を倒し平和をもたらした勇者を称えずにはいられないだろうもし表彰式に出席したら二人は英雄になって居ただろう。
「僕はただ名声を手にいれたいとかそうゆう目的で戦った訳じゃないからね表彰式とか必用ないよ」
実際飛行船の改造以外の賞金はトレルが全て恵まれない子供達に寄付されている無論クルスが黙ってる訳がない.......
「お前変わっているよな本当..............」
「何年僕とコンビを組んでいるだいクルス」
そうたわいのないやり取りをしていると前をトレルが指を指した。
「クルスここだよ手配書の魔物がいるポイントは」
目的地をクルスに指示するトレル
「よし仕度をするぞトレル」
「うん分かった」
トレルが飛行船の舵をとり徐々に高度を下げて行く飛行船が海面に近づいた後アンカーが降ろされ飛行船を固定する
そして船底からハッチが開き中から潜水ヘルメットを被り手には水中銃(ショックガン)を手にしていた。
「さあ張り切って行きますか!」
「準備はいい?行くよ!」
トレルの合図とともに蒼い海面に勢いよく二人は飛び込んでいった...............



















 
 

 
後書き
初投稿です
皆さまは覚えていますでしょうか?
1998年セガが発売したアーケードゲームオーシャンハンターの二次創作です
キャラの性格、世界観等は細かく演写されて居ないので僕自身が勝手に創作しました(笑)
小学校低学年の時父親とやりましたよ確かカルキノス辺りでやられたっけ........
感想等もお待ちしています
ではまた 
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