バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
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第三十七問文月伝説
如月さんの家で勉強した次の日僕達は美波のいえで勉強し週末、如月さんの家で勉強することとなった。まぁその様子は原作道理なのでカット←おい
「あ、こんなとこに石像があるんだ」
如月さんが商店街にある石像を見て驚いている。えーとこの石像は確か………。
「文月伝説に出てくる英雄キリトだ」
そうそうキリト。
「そう言えば文月伝説って何なの?」
美波が聞いてくる。そっか美波はドイツから帰ってきた帰国子女だから知らないんだ。
「文月伝説って言うのは昔この町で起きた戦争に関する伝説ですよ」
「確か……『かつてこの地に一人の邪神が舞い降り数多の怪物を産み出さん、その怪物大地を切り、海をあらし、空を支配する、人々困り果てた時英雄がこの地に降り立ち皆を導いた』じゃったかのう?」
秀吉の言うとうりこれが文月伝説だ。確か英雄は他にもいて、全てを貫く閃光アスナ、圧倒的な速さリーファ、力と財力で皆を助けたエギル、戦いが終わるまで皆の武器を造り続けたリズ、どんな怪物だろうと恐れず戦い続けたクライン、怪物の心を癒し味方に引き込んだシリカ、どんな角度、距離、天候だろうと狙った獲物を確実に狙撃するシノン、二つの剣を操る最強剣士キリト、例えどんなに勝ち目がなくとも立ち向かい常に最前線に居続けたリュウヤ、だったはず。そう言えば一真の召喚獣って少しキリトに似てるような……ま、いっか。
「英雄それぞれに小話みたい話があるんだ確かキリトは……リーファの兄だったっけ?」
「そうそうそれ、アスナはキリトの恋人、リーファはリュウヤの恋人、シリカが最年少、クラインが女好き、エギルが他の国から来た人でリズはキリトに惚れている、シノンはトラウマを抱える、リュウヤは無茶で無謀な戦いしかしないとか」
他にも色々あるけど結構怪しい話ばかりだ。昔文月伝説について調べる事があったけど時代とその時の風潮が余りにも違いすぎるからだ。
「色々と怪しい伝説だけどなんか信憑性があるんだよなぁ………それよりさっさと行くぞ」
一真の一言で僕達は如月さんの家に行き勉強会を開始した。今思えばもう少しここで話していれば二度と太陽の光を浴びれないような事態にならなかったのかもしれない。
勉強会開始から二時間。
「ごめんちょっとトイレ」
「俺もだ」
僕と雄二が一緒にトイレに立つ。一応トイレは9階にあるらしく僕と雄二はそこに向かう。そしてトイレを終えて廊下に出た瞬間。
「?!」
「な、なんだ?!」
突然突き上げるような振動が襲ってきた。地震かと思ってじっとするけどその一度、一瞬だけで後は何もなかった。
「吉井さま、坂本さま大丈夫でしょうか?」
そこに来たのは執事の西田さん。
『セキリュテイシステムオールメンテナンスを開始します』
そして何かのアナウンスが流れる。
「二人ともトイレに入ってもらえませんか先程の揺れでシステムに異常がないか一度全て起動して調べますので」
そう言ってトイレに戻ろうとした時だった。突然足下の床が割れ僕達は真っ暗な下に落ちた。
『大変です!!!ヘラが……w41に侵入しました!!』
『?!何やて?!あそこのアップデートは終わっとんか?!』
『いえ……まだ師走の調整がまだ……』
『まずいで………根本はんや高城はんの上書きのあとに直ぐこれかいな』
『……託すしかありませんね文月の生徒たちに』
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