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第五話『四次試験』
「あっ!!ヒカリ無事だったんだね!!」
ボクを見つけたゴンの第一声がそれだった
「……うん」
「ってか あの高さから落ちて何でへーき何だよ」
「……鍛えてるから」
そんな感じでゴン達と会話していると
試験官らしき人が現れて
「ここにいる24名が三次試験合格者だ」
そう言った後に
その試験官の後ろから上部に穴の開いた箱を持った男が現れた
「君達には順にこの箱からクジを引いて貰う
詳しい説明は全員がクジを引き終わってから行おう
では三次試験のクリアタイムが早かった者から順に番号を呼ぶ……406番!!」
試験官はそう説明した後にボクの番号が呼ばれたので
ボクはクジ引きの箱を持った男の所へと向かうと
他の受験者達がざわついた
「なん…だと……」
「まだガキじゃねーか」
「あのヒソカよりも先に三次試験を突破したのか?」
「よほど簡単なルートだったんだろうな」
「ちっ運の良い奴め」
何か色々言ってるけど無視して
ボクはクジ引きの箱に手を入れて中の物を1つ掴んで取り出すと
それは405番と書かれた板だった
(うわ~ゴンの番号じゃん)
その後
次にヒソカがクジを引き
そして三次試験をクリアした順に引いて行って全員が引き終わった所で
「では全員がクジを引き終わった所で四次試験の説明だ
先程のクジで決めたのは『狩る者と狩られる者』」
この言葉に受験者達に緊張が走り
「自分のプレートが3点、先程クジで引いた番号のプレートが3点、その他が1点
期間は5日間で最終的に6点以上のプレートを持っていた者が4次試験合格者となる」
試験官がそう説明するのと同時に
周囲の受験者達は胸に付けていた自分のプレートを外してポケット等に隠した
まぁボクは狙われても平気だし誰がターゲットかも知っているので慌てることは無い
「今から四次試験を行う場所へと向かう」
そう言う試験官の後に続いてボク達は船へと乗り込み四次試験会場となる場所へと向かった
四次試験会場へと向かう船の上で
ボクはゴンとキルアと一緒に居て
「ゴンにヒカリ お前らのターゲットって誰?」
「キルアは?」
「秘密」
ゴン達はそんなやり取りをした後、笑い合い
「心配しなくても俺のターゲットはゴンとヒカリじゃねーよ」
「俺もキルアやヒカリじゃないよ」
キルアとゴンがそう言い合ってたので
ボクはターゲットの受験番号が書かれた板を取り出して
「……ターゲット…ゴン」
2人に見せながらそう言うと
3人の間に緊張が走り
「……まぁ適当に3枚集める」
ボクがそう言うとゴンは安心したような何か悪いような複雑な顔をしていて
「……2人のターゲットは?」
ボクがそう聞くと
キルアとゴンは『いっせーのーで』と一緒に出して
ゴンが44番でキルアが198番だった
ゴンの番号を見てキルアが驚き
キルアの番号については『コレ誰だっけ?』って感じだった
どうやら原作通りゴンのターゲットはヒソカのようだ
そして船は四次試験会場となる無人島へと到着した
「これより三次試験をクリアした者から順に5分おきに出発してもらう」
四次試験の会場は無人島のような所で
試験官が説明を受けた後、試験開始となった
三次試験合格者順との事でボクが一番最初に出発となったのだけれど
ボクは十数歩前に行くと振り返り座り込んだ
「どうしたのかね?受験番号406番」
それを見た試験官がそう聞いてきたので
「……3人からプレート取る」
ボクがそう答えると
「くっくっくっ?」
楽しそうにヒソカが笑い
「ガキが調子に乗りやがって!!」
名前もわからない男が叫んで
「おいっ!!ヒソカに殺られる前に逃げた方が良いぞ!!」
名前もわからない男その2がボクを心配して
「まぁルール上問題は無いな」
試験官がボクの行為を容認した
そして5分が経ち
受験番号44番のヒソカがこちらへとやって来て
「さぁ楽しい狩りをしようか★」
「……遊んであげる」
ボクとヒソカの戦いが始まった
ボクはヒソカの懐に潜りこんでヒソカの顎を砕こうとアッパーをするも
寸での所でヒソカは顎にオーラを集めてガードした
しかし、幾らかダメージは通ったようで
よろけたヒソカの腕を取って空中へと放り投げようとしが
ヒソカは自分から掴まれた腕を上げる事により回避しようとした
なのでボクは直ぐに投げる方向を反転させてヒソカを地面へと叩きつけた
その時、掴んでいた腕の間接を外すのも忘れない
しかしこの程度ではヒソカはまだピンピンしているだろうから
ボクは追撃として足を片手で掴んで数回地面に叩きつけた後に
森の方角の空へと投げ飛ばした
まぁヒソカの事だから死にはしないだろうと思う
ここまでで経過した時間は2分
ボクはまた地面に座って次の男を待つ事にした
その後、次の男は数秒で地面に倒れ伏してプレートを回収
次の男は戦わずにプレートを渡して来たので受け取った
そして、ヒソカのプレートはゴンのターゲットだったので
ヒソカのプレートは回収していなかったから
その次の受験者からもプレートを回収した
「……プレート集まった」
ボクはそう言った後に
「……おやすみなさい」
地面へと転がり寝息を立て始めた
その後、数時間後に目覚めたボクの目の前には
数人の受験者が気絶していて
何故かその近くに毒蛇が大量に死んでいた……
ってのは、まぁ別にどうでも良いので置いておいて
ボクは軽く伸びをした後に森の中へと入って行った
ちなみに倒れていた受験者達のプレートは誰かが持って行ったようで
見た感じ誰もプレートは持ってないようだった
そして森の中に入ったけれど
既にプレートが集まっているボクは特にやる事が無く
適当に寝たり猛獣を狩って食べたり寝たり体が訛らないように軽く運動したり寝たりと
そんな感じで5日間が過ぎて行った……
そして現在居る場所はこの試験のスタート位置で
先程試験官から四次試験終了の合図が有り
プレートえお集め終えた者達が集まっていた
その中にゴン達の姿も確認できた
ついでに開始日に結構ダメージを与えちゃったヒソカも問題無くこの場にいて
さっきから視線がウザいってのは置いといて
この場に残っているメンバーが原作と少し違うのが気になる所だ
残っているのは
・ヒカリ(ボク)
・ゴン
・キルア
・クラピカ
・レオリオ
・ヒソカ
・ギタラクル(イルミ)
・ハンゾー
・ポックル
・ポンズ
その後、飛行船に乗船して
次の試験会場へと飛び立った……
後書き
他の合格者のプレートの詳細を次回に……
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