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魔法少女リリカルなのは ~黒影の死神~

作者:白鳥才牙
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『第四十二話』~特訓開始~

 なのはside

「まずは、これを持て」


 拓斗君はそう言って私達に向かって何か放り投げた。

 拓斗君の転移で来たのは何処かの道場の様な所。
 窓から外を見るとお話の中に出てくる仙人が暮らすような場所が見えた。
 フェイトちゃんと此処は何処なのか質問するけど、『修行場だ』としか答えてくれなかったの。
 修行場っていうのは見ればわかるけど……


「これって……槍?」


 私が拓斗君から受け取ったのは木で作られた棒と槍。フェイトちゃんは木で作られた斧と鎌だったの。


「クロノに言われた通り、お前達にはこれから近接戦闘の特訓をしてもらう。短期間の修行だから手足を織り交ぜるなどの域は無理、だから己の武器(相棒)の基本を覚えてもらう」

「武器の基本……」

「そうだ。なのはの武器(相棒)、レイジングハートの形状は杖だからお前には棒術・槍術を覚えてもらう。本来は杖を用いた杖術があるからそっちを覚えてもらう方がいいんだが、こちらの方が近接戦闘のバリエーションが増えるからな」

「うん」

「フェイトは元々が近接型だ。だからお前はそのままで戦闘技術の向上だな」

「分かった」

「よし、方針は決まった。………修行開始だ」


 そう言う拓斗君の手にはフェイトちゃんと同じ鎌が握られていた。





 ………なんか、少し羨ましいの。










 フェイトside

――カン カンカンカン ガキン!


「何度言ったらわかる? 鎌の戻しが遅い、それは大きな隙になるぞ。そこを狙われたらアウトだ」

「ハァハァ、ハァハァ…はい!」


 修行開始から早くも二時間。
 改めて拓斗はすごいと実感する。

 私は戦闘技術の向上と言われたけど、そんなの早すぎる。私は近接戦闘の基礎を全く理解してなかった。
 どんなに鎌を振っても防がれ、受け流され、それから一瞬で攻撃に移る。違う、防御と攻撃を一瞬で行ってるんだ。
 自惚れてる気は全くなかったけど、近接戦闘の実力は上の方だと思ってた。
 けど、あの人に負けて、今拓斗の修行を受けて初めてわかる。
 どれだけ自惚れていたんだ。私は弱い、弱すぎる。なんであんなに自信があったのか疑問になる。


「ハァ!」

「振りが大きすぎる。一撃必殺ならともかく、お前は速度を生かした戦い方なんだ。一撃の強さじゃない。手数を増やせ」

「はい!」


 拓斗は私の猛攻を何もないような顔で受け流していく。
 何で届かないのと時々考えるけど、すぐにその考えを消しさる。これが普通なんだ私がそれだけ弱く、それだけ拓斗が強いんだから。


「足元が疎かになってる。腕や武器だけじゃない、体全体に意識を向けるんだ」

「はい!」


 でも、なんとなく、勘違いかもしれないけど分かる。自分の動きが最初よりほんの少し変わってる気がするんだ。
 自分が成長してるという実感がある。それで少し嬉しくなる。


「長物は、懐に入り込まれた場合に要注意だ!」

「え? キャァァァァ!!!」


 その瞬間に踏み込んできた拓斗の鎌による一閃!
 あう…私もまだまだだなぁ……










 なのはside

 わぁ……フェイトちゃん凄いの……


「鍛練中に余所見か。どうやらまだ余裕があるみたいだな」

「へ!? ち、違うの! 目に入ったから思わず見ちゃっただけなの!!」

「思わず見ることができるくらいの余裕があるんだろ? ならばもう少しギアを上げてもいいよな」

「にゃ…ニャアァァァァァ!!!」


 私は今、拓斗君の攻撃を持っている棒で防いでるの。
 拓斗君曰く『付け焼刃の近接戦闘で勝てるわけがない。それにお前の本領は砲撃魔法だ。ならばお前に求められるモノは、近づいてきた相手を受け流すことだ』らしいの。

 攻撃の特訓は? と聞いたけど『攻撃の仕方を教えてほしかったら俺が及第点を出せるくらい攻撃を捌けるようになれ』って言われちゃった。

 拓斗君の教え方はとてもうまい。これ程上手い教え方を出来るのは拓斗君以外いないんじゃないかな?
 私がギリギリで避けたり、防いだり、受け流すことができるスピード。
 それは私がドンドン強くなっていく錯覚を起こすようだったの。


「ほら、どうした? もう限界か?」

「だ、大丈夫……まだいけるの!!」

「良い返事だ……もうひとつギアを上げるぞ!」

「うん!」


 強くなって、今度はちゃんとあの子とお話しするの!!










 拓斗side

「一旦休憩だ」


――…バタッ×2


「「ハァッハァッハァッ…………」」


 俺が休憩と言った途端床に倒れこむなのはとフェイト。そんなにきつかったか? この程度は一族なのは達の年齢だったら日課みたいな感じで行うんだがな。

 そう思っているとソウルが――





[なんか……エロいな………]





 ――そんな事を言い出した。


「おい、何くだらないこと言ってるんだ?」

[くだらない言うな! つーかお前も男ならそれくらい興味があるだろ!?]

「興味って……なんの?」

[……なのは達を見てみろ]

「なのは達を?」


 ソウルに言われて床に倒れこんでいるなのは達に目を向ける。

 なのは達は体中が汗ばみ、乱れて肩やおへそを見せている服は汗でピッタリと張り付いて年齢にしては膨らんだ胸が強調されている。
 顔にほんのり赤く、呼吸も荒くなっていてどこか色っぽい。


「見たが?」

[………どう思った?]

「どうって、年齢の割には色っぽいなと」

[だろ!? そう思うだろ!?]

「あぁ、それだけだけどな」

「はぁ!? もっとなんかあるだろうが!! ロリコンやマセガキだったら完全に襲う状態だぞ!? お前だって男ならn………」


 ソウルの言っている事がよくわからないので無視無視。


「にしても驚いたな。短期間で此処まで成長するか……」


 通常だったらどれだけ早くても三か月は必要であろう成長をこの短期間で終えた。とんでもない成長速度だ。
 これが才能ってやつか……俺も欲しかったな………


「………特訓は…もういいか」

「「……えぇ!?」」


 俺がそんなことを呟いたら、倒れ伏していた二人が驚愕の声を上げながらガバッと凄い勢いで起き上がった。


「どうした? いきなり」

「どうしたって…特訓もう終わりなの!?」

「そうだが?」

「まだ数時間しか経ってないよ!?」


 数時間? ……あぁ、教えてなかったな。


「お前等、勘違いしてるよ」

「え?」

「勘……違い?」










「この道場ではもう三週間は経ってるぞ?」










「「え? …………えぇぇぇぇぇぇえええええええ!!? 」」


 二人の驚愕の叫びが道場に響く。そんなに驚く事か?


「お前等なら気付いていてもいいと思ったんだがな」

「ま、待って! 三週間って、時間は確かに数時間しか「感覚はな」え?」

「感覚? どういうことなの?」


 フェイトの言葉に被せるように答える俺の言葉になのはが疑問の声を上げる。


「だから数時間しか経ってないと感じているだけで、実際には三週間経ってるんだよ。体に違和感なかったか? 妙に息切れや疲労の回復が早かったりとか」

「あ……」

「そういえば……」


 俺の指摘に何かに気づくような表情をする。おそらく身に覚えがあったんだろう。


「この道場は約四百年くらい前に一族が建てた道場でな、『時魔法』がかかっているんだ」

「時魔法?」

「名前通り時間を操る魔法だ」

「時間を!?」


 俺の説明に二人は口を大きく開けポッカァーンといった感じだ。
 確か、ミッドやベルカには時間を操作する類の魔法は存在しないんだったか? 驚くのも無理はない。それに時魔法は簡単な魔法でも膨大な魔力を必要とするし、時間跳躍のような魔法は膨大な魔力以外の物も必要とする『代償魔法』『禁忌魔法』の部類になるからな。


「この道場は時魔法によって世界よりも少しばかり早くしてある」

「な、なんか凄すぎて何も言えないの……」


 なのはは先程よりも疲れた様子で倒れこむ。どうした、知恵熱か? そもそも知恵熱なんてあるのか?


「待って、それだと私達の体感時間が違うって言うのが説明できてないよ?」


 俺が知恵熱のことで考えているとフェイトがそう言ってくる。
 倒れこんでいたなのはも聞いて気付いたのか俺に問いかけるような視線を向けてくる。
 そういえばそこの説明をしてなかったな。


「その答えはこれだな」


 俺は自分の右手の甲を見えるように二人の方へ向ける。


「これって…」

「ヘキサ式の魔法陣、だよね?」


 そこにはヘキサ式の魔法陣が俺の魔力光を発しながら展開されていた。


「その通り、この魔法陣は身体の時間の流れが時魔法の影響を受けない効果がある。お前等にもあるだろ?」


 俺に言われて二人も自分の右手の甲を見ると俺のと同じ魔法陣が展開されていた。


「その魔法陣の影響で俺らの体感時間が数時間しか経っていないように感じるってわけだ」

「そうなんだ……」

「分かったらアースラに戻るぞ。



  空間の巫女よ 我は世界を越えるもの それは点と点 天と天 転と転 繋げ 結べ 結え『空前絶後』」


 二人が納得したのを見て俺は転移魔法を発動した。










 クロノside

「時間通りだったな」


 僕はアースラの食堂に転移してきた拓斗達を見てそう呟いた。
 何故食堂に転移してくるのが分かっていたのかというと、拓斗から事前に『三時間後に食堂へ戻ってくる』という事を聞いていたからだ。


「当然、自分が時間を指定したんだ。守らなくてどうする」


 僕の呟きに答える拓斗。その後ろには床に座り込んだままのなのはとフェイトがいた。
 少し休憩をとってから戻って来たんだろう。然程疲労した様子はない。


「なのはちゃん、フェイトちゃん。お疲れ様」


 僕についてきていたエイミィが二人にスポーツドリンクとタオルを手渡す。


「ありがとうエイミィさん」

「喉乾いてたんだ」


 二人はお礼を言いながら凄い勢いで飲んでいく。……もう半分無くなったぞ、そんなにきつかったのか?


「……君は一体どんな特訓をしたんだ?」

「特訓と言っても唯の模擬戦だぞ? しっかし、驚いたよ」


 拓斗は僕の問いに答え、なのは達を見ながら笑みを浮かべる。


「驚いたって何がだ?」

「アイツ等の才能にだよ。もの覚えが早いなんていうレベルじゃない、俺が教えることを瞬く間に吸収してものにしちまった。俺が長年苦労してやっと身に着けたものをだ。俺には才能がないのは分かってたが、実際に目の当たりにすると悲しいものだな」


 どちらかと言えば、苦笑に近いかもしれない笑みを浮かべる拓斗の目は嬉しさと、少しばかりの悲しみが混ざっている気がした。
 その気持ちはよくわかる。元から持っている多くの魔力量に類稀なバトルセンス、教えられたものをすぐに吸収し自分の力として扱える才能。嫉妬するなと言う方が無理だ。

 僕から見れば拓斗の方が凄い才能を持っていると感じられる。しかし拓斗は自分の力を『死ぬ気で鍛えた努力の結果』と言った。
 規格外の実力、それを身につけるために彼はどれくらいの時間を費やしたのだろう。年齢よりも長い年月を費やしたように思ってしまう。


「そんじゃ、特訓も終わったし、俺はデバイスルームを覗いてから戻るよ」

「何? もう行くのか? それに特訓はたった数時間じゃないか」

「そこんところはなのは達に聞いてくれ。それに、仕事が重なって俺も忙しいんだ。今回の件はこのくらいしか手助けできん」

「あぁ、そうだったな。忙しい時にすまないな」

「別にかまわない。最初はあまりやる気が起きなかったが、アイツ等が成長していくのを見るのは結構楽しかったからな。報酬は最初に教えた口座に振り込んどいてくれ」


 報酬? ……そういえば今回は依頼として特訓したんだったな。


「分かった。振りこんでおくよ」

「思わぬ臨時収入が入ったな。じゃあな」

「あぁ、またな」


 僕がそう答えると、彼は手をヒラヒラとさせながら食堂を後にした。










 拓斗side

――コンコン


「入るぞ」

「「うわっ!!」」


 デバイスルームのドアをノックして入ると中にいたユーノとアリシアに驚かれた。俺は別に何もしてないぞ?
 どうやら、現在デバイスルームにいるのはユーノとアリシア、リニスの三人みたいだな。


「そんなに驚くなよ……なんか悩んでたみたいだが、問題でも起きたのか?」

「えっと、実はレイジングハートとバルディッシュにエラーが起きちゃったみたいで………」


 アリシアが落ち着きを取り戻して訳を言った。


「みたい?」

「うん、部品が足りないって………」

「部品は足りてる筈だろ?」


 デバイスはトリガーと構造が大きく違うが俺でも理解できる。
 今回必要な部品はニ機ともに珍しい部品は無かったはずだ。


「その筈なんですが、これを見てください」


 リニスがそう言ってモニターを見るように促してくる。
 そのディスプレイを見ると――


「“CVK-792”? リニス。この部品の資料を見せてくれ」

「はい、これですね」


 俺はその資料を読んで行くと、思わず口元に笑みが浮かんでいく。


「これはまた随分と……インテリジェントデバイス。意識を持ちしデバイスか………なかなか面白いな」










『エラーコードE203、必要な部品が不足しています。エラー解決のための部品“CVK-792”を含むシステムを組み込んでください』





 CVK-792……ベルカ式カートリッジシステム………………


[[Please(おねがいします)]]










 ユーノside

「………」

「……拓斗?」


 拓斗はレイジングハートとバルディッシュの懇願の一言が映っているモニターを凝視したまま動かない。
 アリシアが声をかけるが反応はなし。何を考えているかわからない視線をモニターに向けている。


「……おい、レイジングハート、バルディッシュ」


 視線をゆっくりと目の前にあるニ機に向け、その名を呼ぶ。
 その目から読み取れる感情は真剣以外の何でもなかった。


「これを組み込むことがどれだけ自分達にとって危険だと言うことか分かった上での結論か?」


 拓斗の言いたいことは分かる。ベルカ式カートリッジシステム――この機能はデバイス自体にも大きな負荷がかかる上ミッド式との相性が悪いため通常よりも負荷が大きいだろう。
 これを組み込めば確かになのはとフェイトの大きな力にはなるとおもう。短期間で強化するならこれ以上うってつけなものは無いだろう。


「俺はカートリッジシステムを組み込んでくれって言うデバイスを何回か見たことがある。それらの最後を教えてやろうか? カートリッジの負荷に耐えきれなくなって爆散した、使用者もそれに巻き込まれて殆ど死んだ………これを聞いても何とも思わないか?」

[我々の意志は変わりません]

[私達はマスターの助けとなるための杖。マスターの助けになるのであれば]

「修復不可能……お前達にとっての死になると分かっていてもか?」

[[Is a long-cherished ambition(本望です)]]


 決意は変わらないと言うレイジングハートとバルディッシュを睨みつける拓斗。
 たぶん、拓斗としてはカートリッジシステムは反対なんだと思う。でなければこんな事を言いはしない。
 理由はやっぱりなのは達だろう。体の事はもちろん、相棒であるレイジングハート達が壊れたら大きなショックを受けるだろうから。


「………」

[[………]]


 一人とニ機の間に沈黙が続く………


「……ハァ、分かったそこまで言うなら勝手にしな」


 そう言うと拓斗の両側に魔法陣が展開し、そこからいくつものジュラルミンケースが出てきてゴトゴトと床に落ちる。


「拓斗、これは?」

「以前に俺がデバイス用に開発したオリジナルのカートリッジシステム及びそれ用のアウトフレームパーツだ。現在存在するカートリッジシステムよりも負荷は大幅に少なくなっているはずだ」

「「「な!?」」」


 か、開発って!?


「じ、自分で作ったって言うのか!?」

「そうだ。カートリッジシステムの欠点をどうにか出来ないかと思って作ってみたんだが、負荷を減らすくらいしかできなかったよ」

「そ、それでも十分凄いのですが………」


 ジュラルミンケースの中の二つを開いてこちらに見せたのはカートリッジシステムと思われるパーツ。


「別に凄くは無いさ。家にある書物を見ながら作っただけだからな。トリガーとデバイスは構造が大きく違うから上手く作れなかったしな」

「上手く作れなかったって……どう見てもS級デバイスマスター並の完成度なんだけど………」


 拓斗にツッコミを入れたアリシアの言うとおりだ。僕はデバイスマスター程知識は無いけど、これがどれだけ凄いものかがわかる。
 この人に欠点は無いんだろうか? あったとしてもそれも上手く活用しそうだけど………


「これらのパーツの説明も中に入ってるはずだ。じゃ、俺は行くぞ」


 拓斗はそれだけ言って部屋を後にしようとした途端、足を止めレイジングハートとバルディッシュに


「勝手にだが俺がここまでしたんだ……護れないなら承知しないからな」


 そう言った。


[I know(分かっています)]

[The'm sure I can definitely be safety kept on(必ずや護りぬいてみせます)]

「よし」


 ニ機の返事を聞いて満足気な顔で頷いて部屋を後にした。 
 

 
後書き
~あとがき雑談会~

拓「出すのが遅れたな」

作「すいません。インターネットが使えなくなってまして……ケータイから出させて姉にスマホを借りて出させていただきました」

拓「自分のスマホは?」

作「俺ガラケーなんだよ」

拓「機種変更しろよ」

作「ガラケーのどこが悪いんだ!? ガラケーいいじゃないか!!」

拓「お、おぉ……悪かった………しかし、特訓開始と言っておきながら今回だけで終わったな」

作「うん…なんも思いつかなかった。魔法の方なら結構思いついたんだけど」

拓「デバイス破壊されて、なのはは魔力蒐集されたと……」

作「はい……」

拓「まぁいいさ。今度の機会に出せばいい……次回予告へ行こうか」

作「分かった





  なのはとフェイトの特訓を終え、再び次元世界を旅する拓斗

  拓斗を待ち構える新たな世界は?

  次回 魔法少女リリカルなのは~黒影の死神~『次元世界探求記』」





拓「それじゃ、次回に」

作・拓「「トリガー・オン!!」」





 …探求記?

 これからいろんな世界巡る予定だからね

 因みにどれくらい考えてるんだ?

 いや、全く

 ………ハァ

 ? どうした? 具合でも悪いの?

 (お前の無計画さに呆れてるんだよ………) 
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