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気付いたらTSしてHUNTER×HUNTRの世界へ

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第一話『転生?』

ハンター

「ん、ん?ん……」

ボクはまだ眠たい中
何か寝苦しさを感じて身じろぎをし
目を開けてみると……
「えっ…」
そこで見た光景は木、木、木……
昨日は普通に自分の部屋で……
いや昨日の記憶が曖昧だ
学校に行って授業を受け
放課後は友人とCDショップに寄って
店内をテキトーに見た後、友人とは店の前で別れて……
その後はどうしたんだっけ?
真っ直ぐ帰宅しようと自分の家に向かって行って……
あぁそうだ
確か少し歩いた先にある裏路地を通れば近道だと
そこを通って……
だけどボクの記憶はココまでだった
その後の事が全く記憶にないのだ

とりあえずボクは今の状況を確認する事にした

まずは今、ボクがいる場所だ
360度どこを向いても木が立ち並び
足元には木の葉が積もっていて
少し斜面になっているので
多分ココはどこかの山の中なのだと思う

次に自分自身についてだ
ココで目覚める前のボクは身長が180ほどあったのだが
何故か今は80も無いんじゃないかと言うぐらい
小さくなっていた

そして、ずっと気になってたのだが……
現在ボクは何故か服を着ていなかった
さらにボクの下半身にあるはず物がなくなっていた

とりあえず自分の手で股間を隠して
何か着る物は無いかと辺りを見回しても
やはり木々が生い茂っているだけで
服の代わりになりそうな物は何も無かった

今、ボクに何が起こっているのかわからないが
ココでじっとしていても何も進まないと
ボクは周りに注意しながら下山して行った

下山途中は特に問題は無かったのだが
山の麓まで1時間半ぐらいかかった
しかし
今の身体は何故か裸足で
足場が悪い所を1時間半も下ったと言うのに
全く疲れた感じがなく
途中で木の枝を踏んづけたりしたのに
怪我をしたりする事も無かったのだ

まぁそれは置いておいて
とうとうココが何処なのかが判明した

だけどボクの頭の中の常識が
そんな事がある訳が無いと訴えているのだが
残念ながらボクの常識の敗北が濃厚だ

ボクの手元には1枚の新聞紙が握られていた

この新聞紙は目の前のバス停のベンチの上に
放置されていた物なんだが

その新聞には見た事があるのだが
日本語では無い文字で書かれていて
その文字と言うのが
ボクが唯一買っていたコミックスの
ハンター×ハンターに出てきた
ハンター文字だったのだ

しかし
それがわかった所で
今の状況が好転する事は無かった

5歳ぐらいの女の子の身体で
持ち物は何もなく全裸で
土地勘何て物があるわけもなく
当然お金も無い

そしてココは
かなりの田舎なのか
まだ日が高いと言うのに
運行表と時計を確認すると
今日の分のバスは無くなっていて
次は明日の朝に1本あるだけだった

ココでバスを待つにしても
かなりの時間があり

だからと言って下手に動いても人が居る所に辿り着ける気はしなかったので
ボクは大人しくココのベンチで寝泊まりし
バスを待つ事にしたのだが
ふとある事に気づいた
ココがハンター×ハンターの世界であるならば
もしかしたら念が使えるかもしれないと
だけど記憶上
念を使えるようになるには
精孔を開かなければならない

精孔を開く方法は記憶上2通り有り
一つは念を使える人に無理やり開いて貰う方法
もう一つは…何だっけ?
確か瞑想とかしたら良かったような気がする
そして今取れる選択肢は二つ目の方だ

現在特にする事も無いので
ベンチの上で座禅を組んで目を閉じた……


瞑想を始めてから何時間が経過しただろうか
2時間…いや3時間以上は経過しただろう
そさてボクはゆっくりと目を開けて
バス停に置かれていた時計を確認すると
何と10分しか経過していなかった!

うん…瞑想とかボクには難易度が高過ぎたんだ
そもそも瞑想って何すりゃ良いんだよ……

まぁとりあえずボクは瞑想は諦めて
どうにか念を使えるようにならないかなぁっと
そう思いながら下を向くと
見えたのは一本の縦スジ……
前世?いや死んだとは限らないから……
まぁ良いや
前世のボクは高校3年生で童貞、彼女無し
子供の頃に母とお風呂に入ったのが
生で女性の裸を見たのは最後で
物心ついた後に女性の裸を見たのは
パソコンやDVDの中だけだった

そんなボクが
現在は自分の身体で子供の姿だと言っても
気になってしまうのは仕方ないと思う

そしてボクは自身の股を凝視しながら
右手をソコヘ近づけて……

だがボクの右手がソコヘ辿り着く事は無かった

近づけている途中で
ボクの目に湯気のような物が映ったからだ

まさかと思い身体全体を見回して見ると
全身から湯気……
いやオーラが漏れ出しているのが見えた

(え?ボクって自分の股間を凝視する事で
もしかして『凝』が使えるようになった!?)

『凝』それは、念能力者が

自身のオーラを目に集める技術で
相手の念を見極めたりする時に使ったりする技だ

それがまさか
こんな巫山戯たタイミングで使えるようになるなんて……
ま、まぁ使えるようになったのは
喜ばしき事なので深く考えるのはヤメて
自身のオーラをよく見て見ることにした
今現在は自身のオーラが少しずつ
頭上から漏れ出していた
その漏れを止めようと
何か適当にオーラを操作しようとして見ると
思っていたよりも簡単にオーラの流れを制御出来た
(『纏』ってこんなに簡単に出来る物だったっけ?)
『纏』自身のオーラを留める技術
念能力の基礎的な技

まぁ原作主人公達も簡単にやってた気もするから
こんなもんなのだろうと思い次を試す事にした
次は念の、四大行の一つ『絶』を試す事にした
『絶』自身のオーラを消し自身の気配を断つ技術
まぁコレも特に苦労する事も無く
すんなりと行う事が出来た
そして次も四大行の一つ『練』
『練』自身のオーラを瞬間的に高める技術
とりあえずボクは
自身の身体の奥からオーラを外へと勢い良く放出し……


翌日、1台のバスが山の麓にあるバス停へと向かっていた
ソコのバス停は乗る人も降りる人も殆ど無く
現在乗客も居ないバスの中では
運転手が1人欠伸を噛み締めながら運転していた
そして件のバス停が近づいて来た所で
この運転手は急ブレーキを踏んだ
理由は道の真ん中に倒れている大木だ
昨日この道を通った時には
このような事にはなっていなかったのに……

とりあえず無線で会社へと連絡を入れると
あのバス停で乗り降りする者はココ数年見た事が無い事もあり
件のバス停は無視して別の道かは次の目的地へ向かうように言われた為
俺はUターンをして別の道から次のバス停へと向かった……


それから数年の月日が流れた……

ココは一軒の定食屋
ソコに1人の女の子が入って来た

「いらっしゃいませーご注文は如何致しますか?」
その客に女性の店員さんが対応した
そして店員の対応に対して来店した女の子はボソリと
「ステーキ定食……」
そう答えた
その言葉を聞くと厨房で他の客の料理を作っていた店主と思われる男と対応していた女性店員の目が鋭く光り
「焼き加減は…?」
女性店員では無く厨房から店主がそう聞くと
その女の子は人差し指を立てて
「弱火でじっくり……」
その答えを聞いた女性店員が
「畏まりましたー奥の部屋へどうぞー」
そう言って奥の部屋へと女の子を案内した
女の子が部屋へと入った後
店主は一言呟いた……
「あんな小さな女の子がねぇ……死ななければ良いが……」
っと……
 
 

 
後書き
記憶を辿りに書いてみましたw
次の話からはコミック読み直そうかと思ったり……
見直してないので誤字脱字が多々あるかも;

誤字脱字及び設定や内容がおかしい所は
感想にて報告して頂けると嬉しいです。 
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