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魔法科高校の有能な劣等生

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魔法授業

 
前書き
前回の続きです。
気になる事、脱字が有ったらコメントください。 

 
「何だあれ?」
そこには変な機会の様な物が設置されていた。
そして近くにはパネルの様な何か、おそらくあれを使って魔法を使うのだろう。
どう使うのかは知らないが、

「無月さん、知らないんですか?」

「ああ、知らん。
始めてみた。」

「お前、本当に言ってんなら
どうやって魔法科高校に入学したんだ?」

歳月は無月にの言った言葉に飽きれたのかため息を付きながら言う。
この二人の態度からして魔法を使う者にとっては知っていて当然!
そんな感じがプンプンする。

「あれはですね、教育型CADで魔法の初歩的な授業には欠かせない、
重要な物なんですよ。
まず、あそこに有るパネルに触れ魔法を発動、
そしてあそこに有る台車を動かす。」

「へぇ、意外に簡単そうじゃん。」

要するにあのパネルに触れ魔法の起動式を展開
その力であの台車を動かす、見るからに簡単そうで単純な作業だ。

「動かすだけ、ならな、」

「?」

今度は歳月が言う。

「この授業の特徴は加速と減速に有るんだ。」

「どういう事だ?」

あの台車を動かすだけなのに加速と減速が特徴?
他が単に動かせばいいのではなかろうか、そう無月がかんがえていると、

「ほら、あそこでミスってる奴がいるぜ。」

歳月は指を少し離れた場所で魔法を使い台車を動かしている生徒に向ける。
確か、名前は旗頭 神無月
うちのクラスの一際
昔で言う、不良臭がプンプンする。
可愛い方、なのだが気が強過ぎる、無茶苦茶ハチャメチャ女子高生

「ちくしょう!
早すぎた!」

どうやら台車が早く動きすぎたせいで止まらず端の方まで行ってしまったようだ。
その台車は結局、壁にぶつかり
ドシーン、変な音を出し静止

「要するに早すぎるとああなる。
でも遅すぎたらタイムオーバーになり失格
どれだけ上手く魔法式を展開しどれだけ力を制御出来るかが鍵になる。」

「よるするに簡単に言うと
押しすぎてもダメ、力を入れ無さすぎもダメ
そして自分で止めるタイミングを上手く決めなければいけない。」

「成程、全然解らん。」

「だろうな、」
歳月は笑いとため息を同時にしながら歩き出す。
そして手を前に差し出しパネルに置く。

「まあ、見てろ
慣れれば簡単だからさ。」

そして歳月の起動式が発動した。
歳月の周りから何やら光が飛び散る、想思の光
魔法式、魔法を使う時には必ず必要となる想思
それが一定以上、使い切れず余った光。
この光は魔法を使う事の出来る者しか見る事が出来ない特殊な光
カタ、カタ、カタ
台車はゆっくりと丁寧に慎重に前に進み出す。
そしてそれは徐々ににスピードを上げ、綺麗ながらも早く進んでいく。
そして無月壁に近付くと、徐々にスピードが落ちていく。
そしてリターン

「ふー、何とか綺麗に出来た。」

それなりに緊張していたのか歳月は額から流れる汗をポケットから取り出した、手ふきで拭き始める。
教えながらやってくれてありがとうございます。
そう心の中で呟き、実際に言う。

「教えてくれて、ありがとな!」

「いいって、事よ。
困った時はお互い様だ、次、やるか?」

「おう、やらせてもらうぜ。」

無月はパネルに手を起き魔法式を構築そして、魔法を発動した。 
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