貯蔵能力を持つ赤龍帝
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作戦会議
増援を頼もうとしたが、何やら駒王町でもテロがおきて手が離せないらしい。あと由良がドライグを装着して戦ったらしい。いいデータが取れそうだ。
「敵は二条城にあり!」
今晩は城を落とす作戦をみんなで考えることにした。
「二条城を落とすためにはどうしたらいいか?」
「落とす必要はねーだろ。妖怪の大将を救うのが一番の目的だ」
アザゼルが空気を読まずに発言する。
「はい!」
その空気をものともせずセイバーが手を挙げる。
「はい、セイバー」
「私の勝利すべき黄金の剣をぶっ放つのはどうでしょう?」
「はい、リインフォース」
リインフォースはホワイトボードに聖剣でぶっぱと書いた。
「いやいやいや、城が崩れるだろうが!!」
「他には?」
「偽・螺旋剣で狙い撃ち」
「はい、偽・螺旋剣で狙い撃ち」
リインフォースはカラルドボルグとホワイトボードに書いた。
「メギドラオン」
「爆発ね」
匙が手を挙げる。
「そんなもの、俺一人で十分だ」
いや、それはわかってるよ。
「私からはスターライトブレイカー」
とホワイトボードに一気に書く。
「録な案がねぇ」
アザゼルが嘆いた。
「よし決まった。お前ら、好きに暴れろ」
個々の個性が強すぎる。一番生かせるのがこの案だ。
「はぁー、後始末が大変だ」
アザゼルが肩を落としている。
「だが、攻撃と防衛、班を二つに分けるぞ」
「あー、回復役は必要だろうからアーシアは攻撃班だろ」
「いや、防衛班だ。いくら早く攻めようとこっちの陣地が崩れてしまえばお仕舞いだ」
というのは建前で、邪魔なだけだ。
「ということで、有里、イリナ、匙と木場以外のシトリー、グレモリー眷属にアザゼルは防衛だ」
「ちょ、なんで俺が防衛班なんだよ!!」
アザゼルが文句を言う。
「いや、最高戦力を攻めに回すので防衛にも一人必要なんですよ」
「こいつ、有里一人で充分だろ!」
「はぁー、有里は一人だ。複数の場所から攻撃されたら対応はむずかしいだろ」
相手は人間だ。人間の恐ろしいところは策。
「っち、わかったよ」
「私も攻撃班がいいのだが」
「我が儘言うな。これが一番確実なメンバーなんだよ」
相手は防衛にほとんどの戦力を置いている。なら、攻めに回せる主力は二三人だろ。
「そして、二代」
「Jud.」
「こいつも防衛に入れよう」
二代には蜻蛉切がある。そうとうの実力者じゃなければ対応は難しい。そして、槍さばきは曹操にも劣らない。
「主の命とあらば」
了承してくれた。
「明日のために今夜はゆっくり休息をとれ」
「「「「「「はい!」」」」」」
皆が部屋に戻っていく。
「なんで俺が・・・・・」
独身提督が言ってるが気にしないでおこう。
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