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ロトの末裔たち~11人の英雄の物語~

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プロローグ
  プロローグ~ポリプオトシン~

 
前書き
ロトシリーズに限定してしまい、申し訳ございませんでした。
ロトシリーズが嫌いと言う方は、天空シリーズ版もいつかは書こうと思っていますので、どうか見捨てないでください。 

 
<ポリプオトシン セントアヌビ城>
~ガルンSIDE~

「この世界は、精霊ルビス様の手によって作り出された聖なる大地であった。じゃが、今から20年ほど前のことじゃった。突如として魔物が凶暴化したのじゃ。そして、ナズンという魔王が現れたんじゃよ。そして今のように世界は真っ暗となってしまったんじゃよ。分かったかな?」
「分かってるよ。そんでボクがそのナマズンだか、ナインだかをやっつけりゃいいんだろ?爺ちゃん」
「ナズンじゃ!ナ・ズ・ン!!!分かっておるならいい。さて城へ行くかのう」
何回同じ話をするのかこの爺さんはと思いながら聞いていた。やっと終わってボクは旅立つ用意をしていた。

今日はボクの19回目の誕生日だ。そしてボクの旅立ちの日でもあった。だから、今から城に行くのであった。

城に着くと、ボクらは、番兵の検査を受けた。そして、謁見の間に通された。
「よくぞきてくれた、これから勇者となる若者、ガルンよ!どうか魔王ナズンを倒してくれい!」
「はっ!畏まりました、陛下。必ずや、魔王ナズンを倒してまいります!」
ボクがそう高らかに宣言したときだった。

謁見の間に、突如として10個の黒い渦が現れた。そしてその中から人が現れたのだった。

~ガルンSIDE END~

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~ラングストンSIDE~
私たち、つまりアレル様とオルテガ様、賢者のリザ様、僧侶のレシル様、そしてこの私の計5人は、黒い渦に呑みこまれたんですよ。それでいきなり吐き出されたらこの上も下も右も左も全部真っ白の空間にいたんです。それで気づけば、私たちの前に精霊ルビス様がいました。そしてルビス様がこう仰られたんです。
「またお会いしましたね、勇者アレルとその一行よ。私が貴方たちをここへ呼び出したのは、貴方たちに救ってほしい世界があるんです。その世界は、私が創った世界で、魔物も強い魔物が出てくるような場所です。その世界にも勇者はいますが、まだまだ未熟です。その勇者を助けてくれませんか?」
そう言うわけで私たちは、無条件でその世界へ行くことになったのでした。

~ラングストンSIDE END~ 
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