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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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8円舞曲ーナチュラル(半音上がっているまたは下がっている音を元に戻す。)

 
前書き
GWはもう1話更新したいですね。
毎度恒例の僕の妄想祭り!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「スノー!スノー!」

声が聞こえる。なんだ?この野太い声全く誰だよ?うるさいな…

「うるさい!燃える闘魂この一撃に!♪」
「ぐはあ⁉︎」

起き上がる瞬間に僕の会心の一撃、右ストレートが飛ぶ。そしてその右ストレートがクラインを捉える。
盛大に吹っ飛ぶクライン。あ、不味いなこれ…

「ごめんね、クライン…右ストレートじゃなくて左にすれば良かった…」
「謝るところそこじゃないからな⁉︎つーか、殴ること前提なの⁉︎」

あれ?おかしいな…ちゃんと謝ったはずなのに…あとなんだ?この何か忘れてる感覚…何か答え合わせしてた感覚は…

「まあ、いっか!」
「良くないけどな⁉︎」
「んでクライン、キリトはどうした?」
「スルーかよ…キリトは…ん。」

クラインが親指で奥の方を指す。見ると、あ、キリトがアスナの膝枕で寝てる。ってことは…

「キリト〜大丈夫か!」
「(この空気を読めないスノー…お前が大丈夫か?)」

なんかクラインの心の声が聞こえたような…まあ、いいや。ん?アスナが残念そうな顔してる…何故?

「俺は大丈夫だ…俺たち倒したんだな…軍のやつらは?」
「ああ、なんとかボス部屋を出て転移結晶で帰った。」
「そうか…」
「というかなんだよ!お前ら!あの技は⁉︎」
「エキストラスキル『二刀流』だよ」
「僕は武器の特殊スキル『奏剣』だよ〜」

クラインがスキルについて説明しろとうるさいので説明した。まあ、簡単に言うとキリトの二刀流は両手で一本ずつ片手剣が使えるが使えるらしいね〜専用ソードスキルもあるみたい。

「ちなみに僕のは音楽記号を言えばその意味どうりにソードスキル、武器のダメージが変化するんだ。」
「んじゃさっきのぐらーべとかは…」
「グラーヴェな…あれは音楽記号で重々しく、という意味なんだよ。だから僕のアリオーソが”重々しく”なってダメージが増えたってわけだよ。ちなみにビスが2回繰り返すという意味の音楽記号だから、ソードスキルも2回繰り返したわけさ。」
「なるほどな…って事はそれチートスキルじゃねえか⁉︎」
「もちろん弱点はあるよ。まずソードスキル一個につき、一個しか音楽記号は付けられない。重々しく二回連続攻撃!なんてことはできないんだ。さらにアリオーソ自体の攻撃力が低いことなんだ。これが一番のポイントで中層レベルの武器だから、元々の攻撃力が低い。つまりスキル使ってようやく今の最前線で戦えるレベルだからもっと上にいったら武器が追いついていかないのが現状なんだよね…」
「スノーが…そこまで考えている…だと…?」
「クラインうるさいぞ〜!まあそんなこんなでキリト!アスナ!僕とクラインと風林火山は先に次の層アクティベートしてくね!」
「ああ分かった。」
「分かったわ。」
「おい、スノーもう少しゆっk…」

クラインの後ろに立ち大鎌の刃を目線のところに…

「私スノーさん♪今あなたの後ろにいるの♪」
「またそれか!分かったから!みんな行くぞ‼︎」

風林火山のメンバーと共に次の層に行く。寄り添いあってるアスナとキリトはそっとしておいた方がいいよね。なんとなくだけど。
その後僕はアクティベートを済ませた後、39層のホームタウン、アーブルに帰ったその後。
どっと疲れが襲ってきたのですぐにベッドで横になった。

宿題忘れるなよ。

寝る直前に何か声がしたのはきっと気のせいだろう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


次の日僕はすることもなく暇だったのでぼったくり商人エギルの店に行った。ちなみに服装は黒のジーンズに真っ赤のコートでシャツは黒のシャツ。いつも通りだ。そういえばなんか行く時に周りの人たちがヒソヒソ僕のこと見てなんか言ってた気がするんだがなんだ?僕の歌が流行り始めたのかな?そんなこと考えているとエギルのお店に着いた。

「エギルいる?僕が来たよ!君に会いに来たよ♪てね。」
「お前…気持ち悪いな…」
「いや〜エギルの気持ち悪さには負けるよ!」

とびっきりの笑顔で言う…ん?エギルなぜ泣いている?

「まあ、いいや…それはそうとキリト来てるぞ。」
「キリト?なんで?ここにいないってことは店の奥だよね?」
「ああ、今かくまってる。」
「かくまってる⁉︎」

何⁉︎あいつなんか悪いことしたのか⁉︎そう考えてると…エギルが

「ああ、なんか『二刀流で74層のボスを倒した50連撃』で朝から話題になってたぜ…あ、後お前も。」
「僕?」

エギルがニヤニヤしながら応えた。

「『その二刀流に匹敵する奏剣。そこに鳴り響く美しい歌声』だってよ。」
「美しい歌声⁉︎遂に歌声が認められた!やった!」
「そこかよ⁉︎キリトと180度違う反応だな…」
「いいよな…スノーは気楽で…」

どんよりしながらキリトが店奥の方から出てきた。昨日の無双ぶりからは想像出来ないような沈んだ空気を醸し出していた。

「お、おうキリト…元気そうで何より…」
「ああ…二刀流がばれて大変だったよ…」

キリトの話によると今日朝起きたらホームの前が人でごった返していて、二刀流について教えほしい!というプレーヤーから逃げてきたらしい…ちなみにアスナは当分ギルドを休んでキリトとパーティーを組むらしい。そして申請を団長に出してここに来るらしい…おう…なんかアスナさんぱねえっす。

「んで、アスナは?」
「そろそろ来ると思うんだが…」

そうキリトが言ってるとアスナが走りこんできた。

「どうしよう…キリト君大変なことになっちゃった。」

一難去ってまた一難…見たいだね…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「なるほどなるほど…簡単に言うとギルドの団長さんであるヒースクリフがキリトにあってから休暇届を受理する感じか…」
「まあ、簡単に言うとそうなるわ。」
「んじゃもう一つ質問いい?」
「なにかしら?」
「なんで僕も血盟騎士団本部に来てるの⁉︎」

そう、ここはギルド『血盟騎士団』本部に僕と、キリト、アスナの3人でいる。ん…?あれって…

「お前も道連れにしたかったんだよ…スノー…ってスノー?」
「キリト君。その道連れにしたい方は目を輝かせてギルド内を探検してるんだけど…」

おお!すごーい!なんかこの飾ってある甲冑かっけ〜!あ、血盟騎士団の皆さん!ここでアカペラで一曲…

「「お願い!騒ぎを派手にしないで!」」

そんなこんなしてるとアスナによって団長ヒースクリフの部屋に連れられた。アスナが先にノックして入る。

「失礼します。」
「お邪魔しまーす!」
「…どうも」

3種3様のあいさつをする。そして扉を開けたらそこにいたのは圧倒的なカリスマを持つ男…ヒースクリフが社長が座ってそうな椅子に座っていた。んで彼の話を聞いて要約すると「アスナが欲しければ剣で奪いやがれ!」見たいな感じだね!実際はもっと穏やかに言ってたけどね。キリトも「デュエルで決着をつけましょう」とか言ってるし…ちょっとこのデュエル楽しみだな〜
そんなこと考えているとヒースクリフは僕に話をふってきた。

「君は『奏剣』使いのスノードロップ君だね?君の話はアスナ君から聞いているよ。」
「ありがとうございます!」
「どうだね?君も血盟騎士d…」
「お断りしまーす!」

おちゃらけた感じで答える。

「一応理由を聞かせてもらえるかな?」
「まずパーティーを組むのが嫌いです!」

ギルドの根管を崩すことをいきなり言う。キリトとアスナは驚いた様な顔で見る。

「ギルドはパーティーで組むのがほとんどじゃないですか?僕の歌うるさいって言う奴がほとんどなんですよ。だからそれが嫌です。まあ、アスナとキリトは別ですが。」
「ふむ…他には?」
「あともう一つだけなんですが、ユニフォームが嫌いです。この格好が好きなんです。赤白って紅白歌合戦みたいじゃないですかwwwダサいです。」

キリトが笑いをなんとか堪えてる。一方アスナはにらんでくる…本当にダサいんだもの…

「なるほど…ではその2つに目を瞑れば君は血盟騎士団に入ってくれるのかな?」

…なんですと⁉︎このギルドの根管を崩すわがままを言ったつもりなのにそれでも入ってくれないかと⁉︎僕びっくりだよ!

「え、ああ、それなら構わないですけど…」
「ただし、それは副団長に勝ったらだ。負けたら通常通り血盟騎士団に入ってもらうよ。」
「私ですか⁉︎」

アスナが驚いた様子で話す。アスナが相手でしょ?それはキツイな…

「ならおことわ…」
「ちなみにこのギルドの下にはスタジオセットがあってね。使う人がいないから君専用の部屋しようかと思ったんだが…」
「謹んでお受けいたします。ヒースクリフ閣下。」

またもアスナとキリトがポカーンとする。だってほしいじゃん!スタジオセット!

「では明日75層のコロッセオでデュエルだ。それではまた明日会おう。」

こうして僕は勝っても負けてもギルド入団が決定した。
 
 

 
後書き
スノー「勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット」
作者「うわ⁉︎スノーが狂った!」
スノー「絶対勝つ…あ、評価と感想ありがとうございます!作者が嬉しそうにいつも見ています!そろそろどMの作者を…」
作者「違うって言ってるだろ⁉︎」
スノー&作者「では次もよろしくお願いします!」 
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