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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士

作者:蒼鈴六花
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初日の出来事

 
前書き
始めに言っておきます。ルイズアンチじゃないです。
アンチはする気ありません。 

 
朝、日が昇ると同時に起きる。プ二ムは礼を言って還した。
生前、厳しい祖父に毎朝、剣と体術の鍛錬をさせられていたので早く起きてしまった。

まぁこの体に早くなれないといけないし、外で色々試してみよう。そう思いタバサに言ってから行こうとするが、ぐっすり寝ていたので起こすのは悪いと思ってそのまま外に出た。

剣はいつも通り使えた。ただ西洋の剣はまだ慣れない。体術に問題はなく、槍と弓は以前教えてもらったことがあるので大丈夫だった。

斧は自分には少し合わない気がした。これから使う機会あるかどうか……
銃は試して見ようにも音が問題だったので、その問題を何とかするまで試すのはやめることにした。
杖は魔法の補助と色々とごまかすために使うこともあるだろう。

ディスガイアの技でいくつか試せるものは試したが(固有技含む)

今のところディスガイア風にステータス表示するとこんな感じだろうか?

拳 S(魔拳ビックバンなど試せなかったのもあるがなんだかできそうだ……)

剣 S (同上)

槍 A (以下略)

弓 A

銃 ? (試せなかった)

斧 C

杖 S 

魔法の方だが、最初から最高クラスのはできないらしい。練習してれば近いうちに使えそうだが。精霊からアドバイスをもらえるから助かっている。

さて色々試せたしもうそろそろ帰るかな。



部屋に戻るとタバサはすでに起きていた。

「どこに行ってたの?」

「外で少し鍛錬をしてきた。習慣なんだ」

「そう、でも一言言って欲しい」

「タバサがぐっすり寝てたから起こすのは悪いと思ったんだ」

「それでも」

「わかった。次からはそうしよう」

それからタバサは着替えるというので俺は部屋を出た。
そしてその後、食堂に向かう。

「タバサ、俺は貴族の食事の仕方なんて知らない。後、俺は平民の食事でもかまわない」

「わかった、貴方の分を頼んでおく、食堂の裏にある厨房の方に使い魔たちが食事するところがある」

「わかった」

「食事の後、庭に来て」

「あぁ」

そして俺は、タバサと別れ厨房に向かった。



厨房らしき建物を見つけた。

「……あれか」

建物の入り口に着くと、中にいた黒い髪の少女がこちらに気づき

「何か御用でしょうか?」

(シエスタだな……もう会う事になるとは)

「あぁ、厨房に行って食事するように言われたんでね」

「失礼ですが……貴方がミス・タバサの使い魔ですか?」

「あぁ、そうだが。噂にでもなっているのか?」

「ええ、すごい噂になっていますよ。使い魔が複数召喚されたり平民が召喚されるのは初めての事ですから。それに……ミス・タバサの使い魔は異国のメイジという噂もあるんですが」

「俺は魔法が使えるが貴族ではない。畏まらなくていい」

「そうですか、わかりました。ではミスタお食事でしたよね、すぐ用意します」

シエスタは厨房の奥に行ってしまった。

俺は、その後作ってもらった食事を食べながらシエスタやマルトーさんと話した。
厨房の人たちは最初メイジということで少し壁があったが、俺は別に偉ぶったりしないのですぐに打ち解けた。
なんだかすごく気に入られ、どんどんおかわりして良いからな!と言われお言葉に甘えることにした。

食べ終わった後、簡単な軽食にサンドイッチをもらう。原作通りだとサイトはお腹を空かしているだろう。
その後、すぐ明らかに物足りなかったといった感じのサイトが出てきた。
サイトはこちらに気づき、もらった軽食をすごく欲しそうに見た。

「食うか?」

「っえ!?良いのか!!」

「あぁ」

サイトに軽食を渡す。

「ちょっと!何勝手に人の使い魔に餌やってんのよ!」

そう言いながらルイズがこちらに向かってくる。
人を見下した言い方に腹が立つ。

「人間をペット扱いか……」

「私の使い魔だし似たようなもんでしょ!」

「この使い魔の少年はまだ子供だ、親もいるだろう。それを強引に引き離し、あまつさえペット扱いとは、傲慢で身勝手な娘だな」

「わわわ、私がごごごごご、傲慢で身勝手な娘ですってーーーーー!!」

怒ったルイズが杖を振り上げるが、俺はあらかじめ予想しており召喚する。

「召喚」

ルイズの目の前に鬼が出現する。ルイズはそれに驚き、その隙に。

「ギョロメ、驚倒眼(きょうとうがん)

ギョロメと呼ばれた鬼が口のような目をクワッと見開き能力を発動させる。
ルイズにの近くでバチッという音とともにオレンジ色の光が一瞬出る。

その後、鬼は消え、ルイズは杖を振り上げた体勢で動けなくなっていた。

「ち……ちょっと……あんた……なにしたのよ」

「少し、痺れさせた」

「……早く……治しなさいよ」

「少し反省するといい。もう一度自分のやった行動を振り返ってみるんだな」

唖然としていたサイトがようやく立ち直り。

「なぁ、あんたあれなんだったんだ?」

「ギョロメという鬼だ。召喚術という異界のものを呼び出す術で呼び出した」

「へー。あっ、俺の名前は平賀才人といいます」

「俺はアルウィン・ルベル。アルでいい」

「軽食ありがとうございました!アルさん!」

「どういたしまして」

「それで……あれってあのままにするんですか?」

ルイズを指差しながら言う。

「反省した感じはしないが、ここでは通行の邪魔か……」

俺は新たに召喚する。

「召喚」

そう言ったとたんルイズはびくっと動いたが気にしない。

出てきたのは小さな天使。

「ピコリット。エンゼルキュア」

ピコリットは腕を振りルイズは光に包まれる。そしてピコリットは消えた。
その後、ルイズはへたり込んだ。

「今回はこの程度にしておく、考えを改めないのなら次は……」

少し威圧感を出しつつ目を細めて言う。

「っひ」

声を出すルイズ。これは少しトラウマになるかな?などと思いながら。
タバサが待ってるかもしれないと思い庭に行くことにした。

「では、主人を待たせてるかもしれないからこの辺で失礼する」

「主人?もしかしてアルさんも使い魔なんですか?」

「あぁ」

そういって手甲をはずし見せる。

「同じ使い魔同士これからもよろしくな」

「はい!」

「じゃあな。サイト」

そうして俺は庭に向かった。



庭にはすでにタバサがいた。キュルケも一緒にいるようだ。

「遅れてすまない」

俺はタバサに謝る。

「大丈夫」

そうタバサが言った後、キュルケが

「へぇ貴方がタバサの使い魔ね、素敵な殿方じゃない。貴方お名前は?」

「俺はアルウィン・ルベルだ。アルでいい」

「あたしはキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。キュルケでいいわ」

「わかった」

「ねぇ、貴方異国のメイジって噂があるけど本当なの?」

「魔法が使えるという意味ではメイジだが貴族ではない」

「そう、なにか複雑な事情がありそうね」

「……」

「聞かないほうが良さそうね。これ以上話してくれなさそうだし、じゃあ教室に行きましょうか」

コクリとタバサが頷き、俺たちは教室に向かった。



教室に着いた俺たちは席に座って授業が始まるのを待った。
そういえばシルフィード……今はまだイルククゥか、今日は見かけないな……

少しした後、ルイズが入ってきてサイトは床に座らされていた。
……ふむ、あれではだめだったか。
少しづつ変わっていくのは良いんだが、あれは早く改善した方が良いと思うな。

その後、シュヴルーズ先生が入ってきた。

「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」

先生はその後、周りを見渡しサイトと俺を見る。

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエールにミス・タバサ」

先生がそういった後、教室中がどっと笑いに包まれた。

「ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」

ルイズは立ち上がって怒鳴る。

「違うわ!きちんと召喚したもの!こいつが来ちゃっただけよ!」

「嘘つくな!『サモン・サーヴァント』ができなかったんだろう?」

ゲラゲラと教室中の生徒が笑う中、別の男子生徒が

「そういえば、タバサも平民召喚してなかったか?トライアングルっての嘘じゃねぇの!」

タバサは無言で無視してる。

さきほどから腹の立つことしか言わないやつだな。主人を馬鹿にされたし、少し黙らせても大丈夫だろう。
俺は、スクラマサクスという剣を取り出し投げる。(武器は長さ調整が可能らしいので短くして)

剣はタバサを馬鹿にした生徒の頬をかすめ壁に突き刺さる。
周りは一瞬で静かになり。

「それ以上暴言を吐くのはやめてもらおうか」

「お……お前貴族である僕にこんなことしていいt「黙れ、今度は手が滑って顔に当てるかもしれんぞ」ひいいぃぃぃ!!」

俺は剣を戻し、先生の方に向く。

「授業を中断させてすまなかったな。続けてくれ」

先生は顔を青くしながら。

「は……はい。皆さん、授業を続けましょう」

ルイズは顔を青くしたままだが、サイトはこちらを見ている。

(すげー、あの剣どうやって出したんだ。あれも召喚術か?)

とサイトは思っていた。



その後、順調に講義が行われる。授業を聞いて思うところはあるがまぁ今のところ俺には関係ないか。
俺は、タバサにこの世界の魔法について教えてもらいながら授業を聞いた。

そして

「ミス・ヴァリエール!」

「は、はい!」

「授業中の私語は慎みなさい」

「すみません……」

「おしゃべりをする暇があるのなら、あなたにやってもらいましょう」

「え、わたし?」

「そうです。ここにある石ころを、望む金属に変えてごらんなさい」

ルイズが困ったようにもじもじしてるとキュルケが困った声で

「先生」

「なんです?」

「やめといた方がいいと思いますけど……」

「どうしてですか?」

「危険です」
その言葉にほとんどの生徒が頷く

「危険?どうしてですか?」

「ルイズに教えるのは初めてですよね?」

「ええ。でも、彼女が努力家ということは聞いています。さぁ、ミス・ヴァリエール。気にしないでやってごらんなさい。失敗を恐れていては、何もできませんよ?」

「ルイズ。やめて」

ルイズは立ち上がり

「やります」

そして教室の前へと歩く。そして先生の隣に来た

「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」

周りが隠れ始め、俺もタバサと隠れるが、爆発に備えてどうするか考え召喚するものを決めた。

そしてルイズが杖を振り上げる。
魔力を感じた俺はすぐに召喚する

「紅石に眠りし瞳、精霊の声に目覚めん 我が聖戦に光を。カーバンクル」

緑色で額に赤い宝石をつけた動物が出てきた。

「カーバンクル、ルビーの光」

カーバンクルの額の宝石が光を放つ、それと同時にルイズが杖を振り下ろす。
瞬間、爆発が起きた

教室の一部は爆発の影響で壊れたが、使い魔含む人は全員無傷だった。
皆、そのことを不思議に思っているようだ。
そしてルイズも不思議に思いつつも

「ちょっと失敗みたいね」

その言葉をきっかけに生徒たちは騒ぎ始める。

「ちょっとじゃないだろ!ゼロのルイズ!」

「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」

その光景を見た後、念のためタバサの様子を確認する。

「タバサ、大丈夫か?」

コクリと頷く。

カーバンクルは教室にいたすべての生物を対象にしたらしい。広い範囲にリフレク効果がついたせいか、不自然に教室の一部分がぼろぼろになっていた。

その後、授業はそれで終わりになり、ルイズは罰として教室の掃除をすることになった。



そして俺は

タバサにさっき使った召喚獣について聞かれながら考える。

今回のことで防御系の魔法がまだ使えないことが発覚した。唯一あったのがカーバンクル。

サモンナイトの召喚獣は防御系と言っても憑依だからなぁ……あ、レジスト・ヴィレ
があったんだった……色々と魔法覚えとかなきゃな……
そう考えてタバサについていった。




 
 

 
後書き
サモンナイト3のリメイクがやっと買えたぁぁぁぁぁぁ!!(事情により今日まで買えずにいた)
テンション上がりまくりです。

サモンナイトの新しい二次をついカッとなって作ってしまってます。←暴走中です。
最近、小説書いてる事知ってる知人から「君は馬鹿か!」的な事言われてます。

新しいネタばっかり思いついて、投稿してる作品がなかなか書けてませんからね……
でも、新しいネタは逃すともうやってこないので……

暴走は止まりません!むしろ止めない方がいいです!自分の書きたいものが書けますから!
って感じの現在です。 
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