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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼

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いざ、戦場へ!

 
前書き
前回の続きです。
ある方のコメントにより遂に眷獣の漢字が分かりました。本当に感謝しております。
これからは眷属を漢字で書いて行きますのでどうか、宜しくお願いします。
文字脱字、気になる事が有ったらコメント下さい。 

 
俺達は戦場にいた、人は片手にバックを持ち、時間迄、研ぎ澄まされた神経を集中させ時計を見続ける。
ここは戦場、女だけの「男が二人混じっている。」
そんな戦場に場違いの男達がいた。二人は学生、一人は右腕に奇妙な力を宿した少年
そしてもう一人は世界最強の吸血鬼
世界最強の吸血鬼と聞けば、それは完璧の場違いだろう。だが、見た目は少しカッコイイ少年なので問題は無い。
「先輩、そろそろ始まりますよ。」
赤く闘志を燃やしながら目だけは時計を見つつ姫路は言う。その言葉に渚沙は
「皆、準備はいい?」
更に闘志を燃やし、今にでも爆発する勢いの渚沙はバックから水筒を取り出し飲む。これから始まる戦いの為の水分補給、それは何故か迫力がある。
「おい、古城」
上条は小さな声で話し掛けてくる。
「どうした?」
古城も小さな声で言う。今の状況で普通に話しては戦場に向かう女性達に何をされるか分からない。
なるべく、なるべく小さく、お互いに声が聞こえる程度で他の人に迷惑にならない程度に話す。
「何で、俺達こんな所にいるんだ?」
それはごもっともな答えだ。だが、今それを渚沙や姫路に聞かれたらマズイだろう。それを聞かれたら間違いなく二人に殺される。古城は更に小さな声で返す。
「しょうがないだろ、断れなかったんだから!」
俺達はスーパーの特売に来ていた。上条が見つけたスーパーの広告に先着4名まで全ての商品が半額!
からの半額!
という内容だった。それを聞いた渚沙と姫路は俺達を無理矢理連れ込み
この特売に参加させられた。俺達男組は最初は断った、人混みの中、わざわざ行く必要はないだろう?
それは上条も同感してくれた。だが、
「これに参加してくれなかったら今日から古城君達のご飯作ってあげないから!」
「えーーーーーーーーーーーーー!!」
そして俺達男組はしぶしぶ参加する事になった。
最初は俺達男組は甘く見ていた。たかがスーパーの特売、対した事ないって!
だが、それは全く別の世界だった。
いつもは温和で優しい女性達
それはこの世界では阿修羅となっていた。目は時計しか見ていない、体を早く動かす為に靴は運動靴
そして動きやすい様にジャージという戦闘服を着ている。
これはまさに戦場、男ではけして入る事の出来ない未知の空間
なのに場違いな男が2人いる。
「か、帰りたい。」 
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