ソードアート・オンライン〜奇跡のチーター〜
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3話 光と闇
前書き
だいぶ日があきました
見てくれた方すいません
〜隠し扉〜
「何もいないな…」
何の部屋だ…?
何もないことはないはずだ
「ビーターと、殺戮者、どちらも忌み嫌われてる者か」
!?どこだ…!
「ヘル、あれだ…上にいる!」
「出会って早々だが話をしようか、貴様らの末の話だ」
何を言っている…まだクリアには程遠い、しかも未来なんて
例えシステム管理者にも分かるはず無いだろう
待てよ…こいつは俺とキリトの呼ばれを知っていた
何らかの有力な手にはなるかもしれないな
「名を見ればビーターと殺戮者、どちらも嫌われている」
そんなの分かる、俺だって違いは把握している
違うのは
「違うのは」
将来、どんな存在になるかだ
「この先、どうなるかだ」
「どういうことだ?この先とは…」
「おい、もう話はいいだろう、ここから出せ」
これ以上話を続ければこの先が左右される
俺とキリトの心理システムに揺さぶりをかけているのか?
「ビーター、つまりチーターでありながらも攻略を続ける存在。引き換え殺戮者はただ犯罪者を殺す存在。自分がどうなるかはわかっているのだろう?この間主街区を追い出されたばかりなんだから」
「人の認識には色々な形がある、今回の件で例えると殺戮者を追い出すのを反対するものと追い出そうとするものだ」
「君はこの間、何らかの理由で信頼を持っていた相手に予想外の仕打ちを喰らった、違うかな?」
違わない…確かにその通りだがそれは関係無い
俺があいつを、アスナを信じていただけであいつは俺を信じていなかっただけだ
勝手すぎる認識でしかない
「殺戮者とビーターは限りなく近いが、限りなく遠いのだよ」
この際、俺の影響をキリトは受けるだろう
罪悪感を持たれても困る
「…死に晒せ…お前は俺にとって邪魔だ」
キリング.サークル
鎖鎌上級スキル
こいつに当たったらひたすら切り刻まれるのみ
「キリト…決めた」
「?何をだ」
こいつは確かにいいやつだ、それだけに
犠牲者は…俺だけでいい
「お別れだ、じゃあな。さっきの話聞いただろう?何の意味があるかは知らんが俺とお前では釣り合わない」
大丈夫、友達がいなくなり元に戻るだけだ
所謂、戦隊モノのヒーローと魔物がわかり合うことは無いのと一緒だ
「ちょっと待てよ!ヘル、俺は納得してない!お前は悪くはないだろう!」
「俺が納得したんだ、お前は死ぬなよ、多くのヒトが悲しむからな」
キリトが何か叫んでいるが聞くな、耳を傾けるな
俺は一人で生きる…
誰も信頼はしない
誰かを信じて悲しむなら、俺は誰も信じずに生きるだけだ
この世はいつでも変わらないから…
憎しみは俺が引き受ける
悲しむ心は必要無い、何故なら誰も俺のことを悲しむやつはいないからな
明日も…殺すか
後書き
久しぶりにかいたー
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