ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
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あの方
前書き
前回の続きです。
今度からは敵側の話も出そうと思うので宜しくお願いします。
「き、消えた!?」
真祖殺しのけんじゅう、ソロンレグルスは消えた。上条の右腕、イマジンブレイカーの能力によって
あの吸血鬼の言っている事は正しかった。けんじゅうは魔力の塊、俺の右腕に触れれば消えてなくなる。
「う、嘘だろ?、僕のけんじゅうが?」
真祖殺しは混乱しているのか、足元がフラフラになり今にでも倒れそうになる。まさか自分のけんじゅうが消えるとは思っても見なかったのだろう、それだけ心のダメージはデカイ
「まだ、続けるか?」
それは警告の言葉でもあり、真祖殺しのプライドを破壊する言葉でもあった。このまま続けても勝敗は見えている。
「見事だ、少年」
それは何処からとも無く、聞こえる。そして、それは真祖殺しに背後に現れる。
「真祖キラー!」
俺はその名を知っている。それは急に現れ古城を遅い、大量の魔力を持った何かそれはまた、突然と現れ言う。
「無様だな、ロット。」
「五月蝿い、まだ、勝敗は付いていない!」
ロット、恐らく、真祖殺しの本当の名前であろう。そして、それは言う。
「あの方が呼んでいる。」
「!?」
真相キラーのその言葉を聞いた。ロットの表情は一瞬にして変わる。さっきまで焦り、全身から汗をダラダラと流していた少年は急に表情が無くなり、ロボットの様な冷徹顔になる。
「分かった、ここは一旦引くよ。」
ロットは急に態度を変え後ろを振り向く、そしてこう告げる。
「この仮は必ず返す、君の命も一緒にね。」
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