ヘタリア大帝国
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TURN143 ラストバトルその七
「ではいいな」
「わかった、それではな」
レーティアも頷いて了とした、こうしてだった。
連合艦隊は今度は上から攻める、まさに急降下爆撃の要領でだった。
艦載機で小型のラウダスを次々と撃破しそのうえで大型のものや大怪獣まで倒す、艦載機やビームだけでなくミサイルも鉄鋼弾も放つ。
奇襲を受けたラムダス達は次々と、今回も倒されていく。だが。
レーティアの計算通りだった、大怪獣が三匹残った。その残った大怪獣はというと。
「富嶽にサラマンダーが二体か」
「まずいですね」
「ああ、奴等は艦隊全体に攻撃をを仕掛けてくるからな」
東郷は大怪獣達を見ながら秋山に述べる。
「全体がダメージを受けるな」
「バリアは備えていますが」
「大怪獣の攻撃だからな」
その威力の大きさ故にだった。
「やはりダメージを受けることは避けられない」
「まずいことだ」
柴神は腕を組み難しい顔で言った。
「次はこんなものではないというのに」
「一隻が前に出て盾になるか」
東郷は言いながら大和を前に出そうかと考えた。
「大和なら連中の攻撃を受けても何とか耐えられる」
「では」
「全艦下がってくれ」
東郷は決断を下した、大和が自ら盾になり全体にダメージが及ぶことを避けようとしたのだ。大和が前に出る。
大怪獣を動かすラムダス達は本能で動く、だから彼等は大和だけを狙おうとした。今まさに大怪獣達
攻撃を仕掛けようとしていた。
東郷はその彼等を前に見つつ大和の乗員に言った。
「総員衝撃に備えよ」
「はい、それでは」
「今は」
「そしてダメージコントロールの用意だ」
ダメージを受けることを前提にしての指示だった。
「いいな、それではだ」
「了解です、では」
「何とか耐えましょう」
「安心しろ、大和は沈まない」
大怪獣達の攻撃を受けてもだというのだ。
「次で反撃だ」
「わかりました」
「それでは」
肉、いや骨の半ばまで切らせて反撃をするつもりだった。東郷は次の戦いのことも考えてあえてそうした。大怪獣達の全身を光が包み攻撃が放たれようとしていた。
だがここでだ、突如として。
大怪獣達を横から衝撃が襲った、凄まじい爆発が幾つも置き彼等はそれにより息の根を止められてしまった。
大和は間一髪助かった、だが。
「今の攻撃は何だ」
「いえ、私もどうなったのか」
わからないとだ、秋山も呆然とした声だった。
「わかりません」
「誰か側面に移動していたか?」
「いえ、一隻も」
秋山は艦隊の陣形を見た、見れば一隻もだった。
「ありません」
「では今のは一体」
「!?ソナーに反応です」
ここで日本が東郷に言って来た。
「潜水艦、しかもかなり大型のものがです」
「潜水艦ですか!?」
「はい、それも三隻です」
日本は驚きの声をあげる秋山に答える。
「これは一体」
「よし、間に合ったみたいだな」
ここでモニターから彼が出て来た、それは誰かというと。
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