アニメにおけるOCGデッキの可能性
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神を狩るモノ
前書き
前話について感想で問われたことをここで
・ゴッドバードアタックについて
すみません、完全にミスです。代替カードも見つかりませんし、かと言って奈落にするとぶっこわれるのでこのまま行かせてもらいます。誠に申し訳ありませんでした。
・BF-蒼炎のシュラについて
これもミスですね。戦闘破壊した瞬間に効果が発動すると思いこんでいました。
これも代替が見つからないのでそのままで。
自身の使っていないデッキを使うとミスをしますね……。よく吟味してから使うようにします。本当に申し訳ありませんでした。
4/10 訂正 ガブリオン→ガブリエル
レイン恵が後ろに下がり、入れ代わるようにして遊戯王第三期、5D'sのラスボスであるゾーンが前に出てくる。
顔のほとんどを覆面で隠しており、こちらも表情を窺い知ることはできないが、唯一こちらから見える目から真剣な様子が伝わってきた。
「では、始めましょう。デュエルです。私はクリッターを守備表示で召喚。カードを二枚伏せてターンを終了します。さあ……あなたの実力を見せてください」
ロボットアームがカードを引く。そして、どういう原理かはわからないが宙に浮いている手札に加わった。
……クリッターとか汚い、ラスボスマジ汚い。時戒神サンダイオンと究極時戒神セフィロン以外のすべてをサーチできるっていう……。
「俺のターン、ドロー。スポーアを攻撃表示で召喚」
俺のフィールド上に丸っこくて愛嬌のあるモンスターが登場する。だが、ごめん。焼却処分だ。
「永続魔法、超栄養太陽を発動。効果でスポーアをリリースし、デッキからローンファイア・ブロッサムを特殊召喚する。そして、ローンファイア・ブロッサムのモンスター効果を発動。ローンファイア・ブロッサム自身をリリースし、デッキから森羅の仙樹 レギアを特殊召喚。魔法カード、森羅の施しの効果発動。デッキからカードを三枚ドローし、森羅と名の付くカードを含む二枚のカードを好きな順番でデッキの一番上に戻す。……俺は上から森羅の実張り ピース、森羅の水先 リーフの順番に戻す」
森羅にとって理想的な手札だった。とは言っても、理想的でなければ死んでしまうのだが。
それだけアニメ版時戒神は強いのだ。
「森羅の仙樹 レギアのモンスター効果を発動。デッキトップをめくり、それが植物族ならば墓地に送る。そしてデッキから一枚ドローする。違った場合はデッキの一番下に戻す。デッキのトップはもちろん森羅の実張り ピースだ。よって、墓地に送り一枚ドロー。森羅の実張り ピースのモンスター効果発動。このカードがデッキからめくられて墓地に落ちた時、墓地からレベル4以下の植物族モンスターを特殊召喚できる。よって俺はローンファイア・ブロッサムを特殊召喚」
過労死するローンファイア・ブロッサム。しょうがないよ、そういうデッキだもの。
「ローンファイア・ブロッサムの効果発動。ローンファイア・ブロッサム自身をリリースし、二体目の森羅の仙樹 レギアを特殊召喚する。そしてフィールド魔法、森羅の霊峰を発動する。効果により手札の森羅の水先 リーフを捨て、デッキから森羅と名の付くモンスターをデッキトップに置くことができる。これにより、俺は森羅の影胞子 ストールを置く。そして森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキトップはもちろん森羅の影胞子 ストール。よって墓地に落として一枚ドロー。森羅の影胞子 ストールの効果発動。このカードがデッキからめくられて墓地に落ちた時、フィールド上の魔法か罠を一枚破壊する。俺は向かって右側の伏せカードを破壊する」
破壊したのは聖なるバリア ミラーフォース。破壊できてよかったと言えるが、俺が破壊したいのはそれじゃない。
軽く舌打ちしつつ、ターンを進める。
「バトル、森羅の仙樹 レギアでクリッターを攻撃する」
「ならば、破壊されたクリッターの効果を発動します。フィールド上で破壊され墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下のモンスターを手札に加える。よって私は攻撃力0の時戒神ザフィオンを手札に加えます」
ドロー補助の時戒神か……。フィールドを離れた時に手札が五枚になるようにドローとか頭おかしい。
「なら、もう一体の森羅の仙樹 レギアでダイレクトアタック」
「浅はかですね。手札からトラップカードを発動します」
ゾーンの時戒神以外のもう一つの特徴。それは手札からのトラップカード発動だ。破壊されにくいから本当に強い。
「女教皇の錫杖。このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から発動できます。モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させ、相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与えます」
4000→3500
「くっ……レベル8の森羅の仙樹 レギアを二体でオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚。現れろ、神竜騎士フェルグラント」
時戒神対策その一のカード。効果を打ち消す能力を持っているから時戒神サンダイオン以外の時戒神なら返り討ちにすることが可能だ。
「……その召喚方法は初めて見ますね」
「同じレベルのモンスターを複数重ねて新たなモンスターを召喚する方法だ。それによって召喚されるモンスター、エクシーズモンスターはレベルがなく、代わりにランクというものが存在する」
「ふむ……面白いですね。……ですが、私の時戒神の前にはそんなものは無力だと言うことを教えてあげましょう」
無力なカードは確かに多いが、それでも有用なカードは多い。効果を打ち消せるフェルグラントもその一枚だしな。
「俺はこれでターンを終了する」
伏せカードがないのが不安材料だが、デッキ的に罠を入れる枠ほとんどない。
こんなことならカオスギミパペを持ってくるべきだったと後悔した。
「私のターン、ドロー。では私は伏せカード、虚無戒アインを発動します。このカードが存在する限り、私のフィールド上のモンスターすべての攻撃力はゼロになります……が、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札からレベル10以上のモンスターをいけにえなしでアドバンス召喚することができます。よって私は手札から時戒神ザフィオンを通常召喚します」
ちなみにだがこれら時戒神はすべてユダヤ教のセフィロトの樹をモチーフにしている。今出てきたザフィオンは正式名称をザフキエルといい、第三のセフィラであるビナー(Binah/理解)の守護天使である。
時戒神にはそれぞれ、様々な表情の人間が描かれているいるが、この時戒神ザフィオンに描かれているのは柔和な顔をした女性だ。
「バトルです。時戒神ザフィオンで神竜騎士フェルグラントを攻撃します」
「神竜騎士フェルグラントの効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除くことでモンスター一体のモンスターの効果を無効にし、このカードの効果以外のカードの効果を受けなくする。選択するのはもちろん、時戒神ザフィオンだ。これによって時戒神ザフィオンの魔法・罠を手札に戻す効果も、戦闘によって破壊されない効果も、戦闘ダメージを受けないといい効果も無効化する。迎い討て、神竜騎士フェルグラント」
4000→1200
「ぐっ……そんな効果があったとは……やりますね。ですが、時戒神ザフィオンがフィールド上を離れた時手札が五枚になるようにドローできます。カードを二枚伏せ、ターンを終了します」
一ターン目は凌いだ。蟹のくず鉄先生の偉大さがすごくよくわかるよ。
「そのエンドフェイズ時、森羅の霊峰の効果発動。デッキトップをめくって、それが植物族モンスターだったならばそれを墓地に送り、違った場合はデッキの一番上から一番下に置く。……めくったカードは森羅の神芽スプラウト。よって墓地に送る。そして森羅の神芽スプラウトの効果発動。このカードがデッキからめくられて墓地に送られた時、デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚する。これによって俺はコピー・プラントを守備表示で特殊召喚する」
なかなか最高の形だ。満点と言っても過言ではない。
「俺のターン、ドロー。永続魔法、増草剤を発動する。そして効果により墓地から森羅の仙樹 レギアを特殊召喚する。そして森羅の霊峰の効果発動。手札の森羅の賢樹 シャーマンを捨て、デッキトップに森羅の影胞子 ストールを置く。そして、森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキトップはもちろん森羅の影胞子 ストール。よって墓地に送って一枚ドロー。森羅の影胞子 ストールの効果でこちらから見て左側の伏せカードを破壊する」
魔術師の至言……ブラフカードか。虚無戒アイン・ソフがあると思って割りに行ったのだが……。ないならないでいいが、大丈夫だよな?
「コピー・プラントのモンスター効果発動。フィールド上の植物族モンスター一体を選択し、そのモンスターと同じレベルになる。レベル8の森羅の仙樹 レギアとレベル8になったコピー・プラントでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚。現れろ、神竜騎士フェルグラント」
二体のフェルグラントが並び立つ。何も無ければこれで勝てる。究極時戒神なんて呼ばせない。
「バトルだ。神竜騎士フェルグラントでプレイヤーにダイレクトアタック」
「ふふふ、残念でしたね。永続トラップを発動します。虚無戒アイン・ソフ。このカードは虚無戒アインを墓地に送って発動できます。このカードが存在している時、私は手札からレベル10以上のモンスターを特殊召喚でき、さらに時戒神と名の付くモンスターの、自分は召喚、反転召喚、特殊召喚ができないという効果も無効化ですね。よって、私は手札より時戒神ミチオンを守備表示で特殊召喚します。……エクシーズモンスターはシンクロモンスターよりも召喚が簡単で効果も強力なモンスターです。ですがそれを使用できる回数には制限がある。違いますか?」
登場したのは時戒神ミチオン。正式名称はミカエルで第六のセフィラであるティファレント(Tiphereth/美)の守護天使である。気の強そうな若い女性の顔が写っていた。
フェルグラント二体のオーバーレイユニットはあと合わせて三つ。もしゾーンの手札に時戒神が存在しなければ俺の勝ちとなる。もし存在したとしても手札を削ることができる。……ここは攻めるか。
「だからどうした。オーバーレイユニットが尽きる前に倒せばいいだけのことだ。二つのオーバーレイを持つ神竜騎士フェルグラントの一つのオーバーレイユニットを使用して時戒神ミチオンの効果を無効にする。そして戦闘は継続だ。神竜騎士フェルグラントで時戒神ミチオンを攻撃する」
フェルグラントの攻撃で効果を封じられたミチオンを粉砕する。これが通れば……。
「もう一体の神竜騎士フェルグラントでダイレクトアタックだ」
「手札から時戒神カミオンを守備表示で特殊召喚します」
時戒神カミオン、正式名称はカマエルで第五のセフィラであるゲブラー(Geburah/峻厳)の守護天使で、目を見開いた男性の顔が写っている。
「俺は戦闘を中断。これでターンを終了する」
……まあ、決めれなかったがこれでゾーンの手札は一枚。次のターンで仕留める。
「では私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ時、時戒神カミオンは自身の効果によって手札に戻ります。では虚無戒アイン・ソフの効果により時戒神サンダイオンを特殊召喚しましょう。」
時戒神サンダイオン、正式名称はサンダルフォン。第十のセフィラであるマルクト(Malchut/王国)の守護天使であり、逞しい男性の顔が写っている。
その効果は戦闘を行うと相手プレイヤーに4000ポイントのダメージを与えるという強力な効果だ。しかし、問題はそこではなくなぜが究極時戒神を除く時戒神の中でサンダイオンだけ攻撃力が4000もある。つまりフェルグラントではどうあがいても勝てない。
今は虚無戒アイン・ソフの効果で攻撃力がゼロになっているが、フェルグラントで無効にすれば4000に跳ね上がる。かと言って無効にしなければ俺は効果ダメージで敗北する。
「時戒神サンダイオンで神竜騎士フェルグラントに攻撃します」
「神竜騎士フェルグラントの効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、時戒神サンダイオンの効果を無効にし、この効果以外のカード効果を受けなくなる」
「ですがこれで時戒神サンダイオンの攻撃力は4000に戻り、戦闘ダメージも発生します」
3500→2300
時戒神サンダイオンをこうして防ぎきれたのは重畳。即死はほぼ無くなったと思っていい。
だからと言って油断できるものではないが。
「私はカードを一枚伏せ、これでターンを終了します」
「相手ターンのエンドフェイズ時に森羅の霊峰の効果発動。デッキトップは超栄養太陽。これはデッキの一番下に戻す。そして俺のターン、ドロー」
このデッキで時戒神の攻撃に対抗できるカードは神竜騎士フェルグラントくらいしか入っていない。となればそれを作るのが正解だな。
「俺は永続魔法、増草剤の効果発動。墓地の森羅の仙樹 レギアを特殊召喚する。森羅の霊峰の効果を発動。手札の森羅の神芽 スプラウトを捨ててデッキトップに森羅の実張り ピースを置く」
ストールを二枚しか入れてないのが仇になったか。虚無戒アイン・ソフが割れない。
「森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキトップはもちろん森羅の実張り ピース。墓地に落として一枚ドロー。森羅の実張り ピースの効果発動。墓地から特殊召喚するのはローンファイア・ブロッサム」
三度登場のローンファイア・ブロッサム。心なしかローンファイア・ブロッサムのソリッドビジョンが萎れて見える。
俺の後ろでエアトスが声援を送っているが、無視だ無視。
「ローンファイア・ブロッサムの効果発動。俺はローンファイア・ブロッサムをリリースし、デッキから三体目の森羅の仙樹 レギアを特殊召喚する。そして、森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキトップは森羅の霊峰。よってデッキの一番下へ。レベル8の森羅の仙樹 レギア二体でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚。現れろ、No.62 銀河眼の光子竜皇」
フェルグラントが正解だと言ったが、このカードならばサンダイオンの攻撃力を上回ることができる。それだけではない。効果を使用すれば光子竜皇の攻撃力は7200になり、ダメージ半減とはいえそのダメージは1600。ゾーンのライフは残り1200。十分倒せる。
だが、唯一の懸念はあの伏せカード。あれが攻撃対応のトラップならば少々厄介なことになる。
……だが、ここは攻めるのみ。
「バトルだ。No.62 銀河眼の光子竜皇で時戒神サンダイオンを攻撃。その瞬間、神竜騎士フェルグラントの効果を発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、時戒神サンダイオンの効果を無効にする」
「それならトラップカード、次元幽閉をチェーン発動します。残念でしたね」
プライムフォトンが虚空に開いた次元の裂け目に消えていく。……完全に裏目に出たが、まだ死んではいない。
「メインフェイズ2に魔法カード発動。森羅の施し。デッキからカードを三枚ドローする。そして、デッキの上から森羅の実張り ピース、魔天使ローズ・ソーサラーの順に戻す。カードを一枚伏せてターンエンド」
このデッキに入っている数少ない防御札を引けた。これでこのターンを凌ぎきる。
「私のターン、ドロー。私は魔法カード、天よりの宝札を発動。互いに手札が六枚になるようにカードをドローします。これで森羅の霊峰による森羅の実張り ピースの効果は使えなくなりますね」
そこでそれを引くのかよ。原作最強のドロー補強カード。
本当に原作のドロー補強カードはチート揃いだな。
「私は虚無戒アイン・ソフの効果発動。時戒神メタイオン、時戒神サディオン、時戒神ハイロンの三体の時戒神を特殊召喚します」
メタイオン、サディオン、ハイロン。それぞれ正式名称をメタトロン、サドキエル、ハニエルで第一のセフィラであるケテル(Kether/王冠)、第四のセフィラであるケセド(Chesed/慈悲)、第七のセフィラであるネツァク(Netzach/勝利)の守護天使をしている。
メタイオンはなんとも言えない奇妙な表情をした男性の顔が、サディオンには顰めっ面をした男性の顔が、ハイロンには澄ました女性の顔が写っている。
「バトルです。時戒神メタイオンで神竜騎士フェルグラントを攻撃します」
神竜騎士フェルグラントは二枚しか入れていない。だから、受ける。というか受けないのが一番被害が大きい。
「時戒神メタイオンは戦闘によって破壊されず、戦闘を行った場合、戦闘ダメージも発生しません。続いて時戒神サディオンで神竜騎士フェルグラントを攻撃します」
これも受ける。これ以上ダメージを受けるとマズいから。
確かにライフを回復させなければ次のターン、決められる可能性は出てくるが手札を回復したゾーンが防御札を持っている可能性が高い。
「時戒神サディオンも時戒神メタイオンと同じく戦闘によって破壊されず、戦闘を行った場合、戦闘ダメージも発生しません。そして最後に時戒神ハイロンで神竜騎士フェルグラントを攻撃します」
「それは許さない。永続トラップ、デモンズチェーンを発動。選択したモンスターの効果を無効にし、戦闘と表示形式変更を不能にする」
これで大したダメージは受けずに済んだ。
とは言え防戦一方になりそうだな。
「ふむ……ではバトルフェイズ終了時、時戒神メタイオンと時戒神サディオンの効果を発動します。時戒神メタイオンの効果であなたのフィールド上のモンスターをすべて手札に戻し、一体につき300ポイントのダメージを与えます。あなたのフィールド上にはモンスターが一体。よって300ポイントのダメージです」
2300→2000
「さらに時戒神サディオンの効果発動。自分のライフポイントが4000よりも少ない時、ライフを4000まで回復します」
1200→4000
ジリジリと削られて残り半分。あちらはサディオンで一気に全快。
……本当に嫌になるな。
「あなたは不思議な人ですね。こうしてデュエルをしていると私まで熱くなってきます。……私はカードを一枚伏せてターンエンドです」
「そのエンドフェイズ時、森羅の霊峰の効果発動。デッキトップはローンファイア・ブロッサム。よって墓地に送られる。……デュエルは楽しむもんだ。まあ、負けられない戦いってのもあるのはわかるがな」
こちらの世界はデュエルのせいで世界が滅んだりするからなぁ。その時は今みたいに自重を一切捨てる所存である。
「……確かにそうかも知れませんね。だからと言ってこの戦いは譲りませんし、敗北時のペナルティも変わりませんよ?」
「それは残念。俺のターン、ドロー」
全く心にもないことを口から出しつつ、デッキからカードを引く。
「俺はフィールド上の増草剤の効果を発動し、墓地に存在する森羅の仙樹 レギアをフィールド上に特殊召喚。そして、貪欲な壷を発動する。墓地に存在する神竜騎士フェルグラント、森羅の実張り ピース、森羅の神芽 スプラウト、森羅の影胞子 ストール、森羅の仙樹 レギアをデッキに戻してシャッフルし、二枚ドロー」
まだ来ない。俺のデッキの勝利のピースが。
「森羅の霊峰の効果発動。手札の森羅の実張り ピースを捨ててデッキトップに森羅の実張り ピースを置く。そして森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキトップはもちろん森羅の実張り ピース。よって墓地に送り一枚ドロー。実張りの効果により、墓地からローンファイア・ブロッサムを特殊召喚する。そしてローンファイア・ブロッサムをリリースし、森羅の仙樹 レギアを特殊召喚する」
「この瞬間トラップカード、激流葬を発動します。効果によりフィールド上に存在するモンスターをすべて破壊します。なお、時戒神メタイオンと時戒神サディオンは効果によって破壊されませんが、時戒神ハイロンは効果を打ち消されているため破壊されます」
そこでそのカードは酷すぎる。
アニメの時より酷いデッキになってないだろうか?
ガチトラップにドロー補強カード。蟹の時は手加減してたんだな、そうに違いない。
現実逃避はともかく、これで増草剤は破壊された。
まあ、莫大なアドを稼いでくれたのでよしとしよう。
「森羅の施しを発動。カードを三枚ドローし、上から森羅の賢樹 シャーマン、魔天使 ローズソーサラーの順に置く。そして増草剤を発動。墓地の森羅の仙樹 レギアを特殊召喚」
施しで増草剤が来て本当によかった。来なかったら防御札が足りなくなっていたかも知れない。
「森羅の仙樹 レギアの効果発動。デッキのトップはもちろん森羅の賢樹 シャーマン。よって墓地に送って一枚ドロー。そして森羅の賢樹 シャーマンの効果で森羅の施しを手札に。そして墓地のスポーアの効果を発動。墓地に存在する植物族モンスター一体をゲームから除外して特殊召喚できる。俺は森羅の賢樹 シャーマンをゲームから除外して特殊召喚。そしてスポーアはこの効果によって除外されたモンスターのレベル分だけこのカードのレベルが上がる。森羅の賢樹 シャーマンのレベルは7。よってスポーアのレベルは8となる」
これで少し強引だがレベル8二体が揃った。
スポーアという保険が消えるのは痛いが……。
「レベル8の森羅の仙樹 レギアとレベル8になったスポーアでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚。再び現れろ、神竜騎士フェルグラント。バトル、神竜騎士フェルグラントで時戒神メタイオンに攻撃。そして攻撃宣言時、神竜騎士の効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除いて時戒神メタイオンの効果を無効化する」
4000→1200
「あの状況から巻き返しますか。やりますね」
これでオーバーレイユニットが残っているフェルグラントが立った。これで決められれば……。
「厭味にしか聴こえないな。……俺はカードを二枚伏せてターンエンド」
「私のターン、ドロー。まずはカードを二枚伏せてから命削りの宝札を発動します。手札が五枚になるようにデッキからカードをドローし、コストとして五回目の私のターンにすべての手札を捨てなければなりません」
社長も使った原作壊れドローカードその二。正直、五回目のドローフェイズなんて来るわけがない。
「私は虚無戒アイン・ソフの効果発動し、手札から時戒神ガブリオンを特殊召喚します」
新たな時戒神が登場する。ガブリオンの正式名称はガブリエル。第九のセフィラ、イェソド(Yesod/基礎)の守護天使。
澄ました表情の男性の顔が写っている。
「バトルです。時戒神ガブリオンで神竜騎士フェルグラントを攻撃します」
「なっ……神竜騎士フェルグラントの効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、時戒神ガブリオンの効果を無効にする」
このままだとゾーンは反撃ダメージで2800ポイントを受けることになる。ゾーンのライフは1200。
……まさか。
「この瞬間、手札からトラップカード、愚者の裁定を発動します。これで戦闘ダメージはありません。そしてこれで神竜騎士フェルグラントのオーバーレイユニットは無くなりました」
ガブリオンの攻撃はオーバーレイユニットを使わせるのが狙いか。
「虚無戒アイン・ソフの効果により手札から時戒神ラフィオンを特殊召喚し、神竜騎士フェルグラントに攻撃します」
ラフィオンの正式名称はラファエル。第八のセフィラ、ホド(Hod/栄光)の守護天使。
中性的な女性の顔が写っている。
ラフィオンの効果でフェルグラントを手札に戻されて2800ポイントのダメージを食らったら……負ける。
「トラップカード、デモンズチェーンを発動。選択はもちろん、時戒神ラフィオンだ」
「……ならば私はさらに時戒神ラツィオンを特殊召喚、神竜騎士フェルグラントに攻撃します」
ラツィオン。正式名称はラツィエルで第二のセフィラ、コクマー(Cochma/知恵)の守護天使。
髭が目立つ男性の顔が写っている。
これで出てきた時戒神は十体か。
そして……受けるしかない。墓地とフィールドが消えるのはとてつもなくピンチになるが。
「時戒神ラツィオンの効果を発動します。相手のフィールドと墓地のカードをデッキに戻してシャッフルしてください。これで私はターンを終了します」
「俺のターン、ドロー」
2000→1000
ラツィオンの効果でドローした瞬間に1000ポイントのダメージを食らう。
そろそろレッドゾーンだが今の手札は……。
魔天使ローズソーサラー
超栄養太陽
森羅の花卉士 ナルサス
森羅の賢樹 シャーマン
森羅の霊峰
森羅の水先 リーフ
森羅の施し
の七枚。完全に事故と言える手札である。
……まあ、森羅の施しの結果次第か。
「魔法カード、森羅の施しを発動。デッキから三枚ドロー」
……ようやく来た。対ゾーン戦の切り札カード。
「俺は上からRUM 七皇の剣、森羅の賢樹 シャーマンとなるようにデッキの一番上に置く。そしてモンスターを裏守備表示で召喚。カードを一枚伏せてターンエンド」
「私のターン、ドロー。そしてスタンバイフェイズ時、時戒神ラフィオンとラツィオンはデッキに戻ります。……そして見せてあげましょう。セフィロトの樹に隠された11個目のセフィラ、ダアト(Daath/知識)に相当する時戒神を」
来るか……。最後の時戒神、究極時戒神セフィロンが。
OCGでは全く時戒神とは関係なくなってしまったあのカードが。
「私は虚無戒アイン・ソフを墓地に送り永続トラップ、無限光アイン・ソフ・オウルを発動します。そして無限光アイン・ソフ・オウルの効果を発動。時戒神と名の付くモンスターを10種類以上自分フィールド上に召喚、特殊召喚しているときこのカードを墓地に送り、手札、墓地、デッキから究極時戒神セフィロンを一体特殊召喚することができます。そして時戒神セフィロンの効果を発動。手札、墓地、デッキから可能な限り時戒神と名の付くモンスターを効果を無効にし、攻撃力を4000にして特殊召喚します。これで私は時戒神メタイオン、時戒神セフィロン、時戒神ハイロン、時戒神サンダイオンを特殊召喚。そして究極時戒神セフィロンの攻撃力はフィールド上に存在する時戒神と名の付くモンスターの攻撃力の合計となる。よって究極時戒神セフィロンの攻撃力は20000。……これが私のデッキの最後の切り札。あなたに打ち破れますか?」
「とりあえずトラップカード、威嚇する咆哮を発動。これでこのターン、相手は攻撃宣言を行えない」
「ふむ……ではこれでターンを終了します。次で決着が着きそうですね」
次がラストターン。
そして俺のドローするのはあのカード。
「ああ、俺の勝ちでな。俺のターン、ドロー。俺の引いたカードはRUM 七皇の剣。このカードを通常のドローでドローした場合、このカードを公開し続けることでエクストラデッキから101から107までの数字を含むナンバーズを一体特殊召喚し、そのモンスターをランクアップさせる。俺が特殊召喚するのは……No.107 銀河眼の時空竜だ。そしてRUM 七皇の剣の効果でオーバーレイユニットを再構築。カオスエクシーズチェンジ、CNo.107 超銀河眼の時空竜。……これが俺の切り札だ」
そう、これが俺の対ゾーン戦の切り札。
RUM 七皇の剣が来るまで耐えてた理由。
「俺は森羅の水先 リーフを召喚。効果でデッキトップを二枚めくる。……両方魔法なのでデッキの一番下へ」
リーフを召喚したのは効果を使うためじゃない。リリース素材を揃えるためだ。
「CNo.107 超銀河眼の時空竜の効果発動。No.107 銀河眼の時空竜をオーバーレイユニットとしている時、モンスター二体をリリースすることで三回のモンスターへの攻撃を行うことができる。俺は森羅の水先 リーフと裏守備モンスターをリリース」
ゾーンのライフは残り1200。十分削り取れる。
「CNo.107 超銀河眼の時空竜の効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除くことでフィールド上に存在するこのカード以外のカードの効果を無効にし、相手はこのターン、フィールド上のカードの効果を発動できない」
これで究極時戒神セフィロンの攻撃力は4000に戻る。
「……なるほど。先程戻したカードですか」
「バトル、CNo.107 超銀河眼の時空竜で時戒神サンダイオン、時戒神メタイオン……そして究極時戒神セフィロンに攻撃する」
1200→700→200→-300
「……見事なデュエルでした。私の負けです」
精神的にキツかった。一つでも通すと一気に追い込まれるカードが多すぎるから……。最後はピンサシしている威嚇する咆哮が来てくれて……うん、運が良かったな。
・クリッター
効果モンスター
レベル 3
属性 闇
種族 悪魔族
攻撃力 1000
守備力 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
・スポーア
チューナー・効果モンスター
レベル 1
属性 風
種族 植物族
攻撃力 400
守備力 800
このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、この効果を発動するために除外したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルを上げる。
「スポーア」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
・超栄養太陽
永続魔法
自分フィールド上のレベル2以下の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル+3以下のレベルを持つ植物族モンスター1体を、手札・デッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
・ローンファイア・ブロッサム
効果モンスター
レベル 3
属性 炎
種族 植物族
攻撃力 500
守備力 1400
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。
・森羅の仙樹 レギア
効果モンスター
レベル 8
属性 炎
種族 植物族
攻撃力 2700
守備力 1800
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。
違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分のデッキの上からカードを3枚まで確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
・森羅の施し
通常魔法
デッキからカードを3枚ドローする。
その後、「森羅」と名のついたカード1枚を含む手札のカード2枚を相手に見せ、好きな順番でデッキの上に戻す。
手札に「森羅」と名のついたカードが無い場合、手札を全て相手に見せ、好きな順番でデッキの上に戻す。
「森羅の施し」は1ターンに1枚しか発動できない。
・森羅の実張り ピース
効果モンスター
レベル 1
属性 風
種族 植物族
攻撃力 400
守備力 100
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分の墓地からレベル4以下の植物族モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
「森羅の実張り ピース」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
・森羅の水先 リーフ
効果モンスター
レベル 3
属性 水
種族 植物族
攻撃力 1500
守備力 1200
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキの上からカードを2枚までめくる事ができる。
めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、フィールド上のモンスター1体を選択して破壊できる。
・森羅の霊峰
フィールド魔法
自分のメインフェイズ時に手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「森羅」と名のついたカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
「森羅の霊峰」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、相手のエンドフェイズ時に1度だけ、自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのカードを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
・森羅の影胞子 ストール
効果モンスター
レベル 2
属性 炎
種族 植物族
攻撃力 100
守備力 2000
このカードがリバースした時、自分のデッキの上からカードを5枚までめくる事ができる。
めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
・女教皇の錫杖
通常罠
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から発動する事ができる。モンスターの攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる。モンスターの攻撃を無効とされたプレイヤーのライフポイントに500ポイントのダメージを与える。
・神竜騎士フェルグラント
エクシーズ・効果モンスター
ランク 8
属性 光
種族 戦士族
攻撃力 2800
守備力 1800
レベル8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターの効果は無効になり、このカード以外のカードの効果を受けない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
・虚無械アイン
永続罠
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合レベル10以上のモンスター1体をリリース無しでアドバンス召喚する事ができる。自分フィールド上のモンスターの攻撃力は全て0になる。
・時械神ザフィオン
効果モンスター
レベル 8
属性 水
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った場合、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て相手のデッキに戻す。このカードがフィールドを離れた時、このカードのコントローラーは手札が5枚になるようにデッキからカードをドローする。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・森羅の神芽 スプラウト
効果モンスター
レベル 1
属性 光
種族 植物族
攻撃力 100
守備力 100
このカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキの上からカードを2枚までめくる事ができる。
めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、デッキから植物族・レベル1モンスター1体を特殊召喚できる。
「森羅の神芽 スプラウト」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
・コピー・プラント
チューナー・効果モンスター
レベル 1
属性 風
種族 植物族
攻撃力 0
守備力 0
1ターンに1度、このカード以外のフィールド上の植物族モンスター1体を選択して発動できる。
このカードのレベルはエンドフェイズ時まで、選択したモンスターと同じレベルになる。
・増草剤
永続魔法
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に、自分の墓地の植物族モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚するターン、自分はモンスターを通常召喚できない。
この効果で特殊召喚したモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
魔術師の至言
通常罠
このカードは自分のターンの場合、手札から発動する事ができる。このターン、フィールドから手札に戻ったカード1枚につき、300ポイントのダメージを相手プレイヤーに与える。
・無限械アイン・ソフ
永続罠
このカードは自分の魔法・罠ゾーンに表側表示で存在する「虚無械アイン」を墓地に送り発動する。手札のレベル10以上のモンスターを特殊召喚する事ができる。自分フィールド上のモンスターの攻撃力は全て0になる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、「時械神」と名のつくモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない効果を無効にする。
・時械神ミチオン
効果モンスター
レベル 10
属性 炎
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った時、相手のライフポイントを半分にする。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・時械神カミオン
効果モンスター
レベル 10
属性 地
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った場合、相手フィールド上のモンスターは全てデッキに戻る。この効果でデッキに戻したモンスター1体につき500ポイントのダメージを相手プレイヤーに与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・時械神サンダイオン
効果モンスター
レベル 10
属性 風
種族 天使族
攻撃力 4000
守備力 4000
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った時、相手ライフに4000ポイントのダメージを与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・No.62 銀河眼の光子竜皇
エクシーズ・効果モンスター
ランク 8
属性 光
種族 ドラゴン族
攻撃力 4000
守備力 3000
レベル8モンスター×2
このカードが戦闘を行うダメージ計算時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ、フィールド上のモンスターのランクの合計×200ポイントアップする。
「銀河眼の光子竜」を素材としているこのカードが相手の効果によって破壊された場合に発動できる。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
「銀河眼の光子竜」を素材としていない場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
・次元幽閉
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。
選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。
・魔天使ローズ・ソーサラー
効果モンスター
レベル 7
属性 地
種族 植物族
攻撃力 2400
守備力 1300
このカードは「魔天使ローズ・ソーサラー」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
・天よりの宝札
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれ自分のデッキから手札が6枚になるようにカードをドローする。
・時械神メタイオン
効果モンスター
レベル 10
属性 炎
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った場合、バトルフェイズ終了時に相手フィールド上に存在するモンスターを全て持ち主の手札に戻す。その時、戻したモンスター1体につき300ポイントのダメージを相手プレイヤーに与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・時械神サディオン
効果モンスター
レベル 10
属性 風
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った時、自分のライフポイントが4000以下の場合、自分のライフポイントは4000になる。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・時械神ハイロン
効果モンスター
属性 地
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った時、自分と相手のライフポイントの差分のダメージを相手プレイヤーに与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・デモンズ・チェーン
永続罠
フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
・森羅の賢樹 シャーマン
効果モンスター
レベル 7
属性 風
種族 植物族
攻撃力 2600
守備力 2100
「森羅」と名のついたモンスターが墓地へ送られた時、このカードを手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分の墓地の「森羅」と名のついた魔法・罠カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
・命削りの宝札
通常魔法
自分の手札が5枚になるようにデッキからカードをドローする。
発動後5回目の自分のスタンバイフェイズ時に手札を全て墓地に送る。
・時械神ガブリオン
効果モンスター
レベル 10
属性 水
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った時、相手フィールド上に存在するカードを全てデッキに戻す。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・愚者の裁定
通常罠
このカードは自分のターンの場合、手札から発動する事ができる。
自分への戦闘ダメージを0にする。
・時械神ラフィオン
効果モンスター
レベル 10
属性 風
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードと戦闘を行った相手モンスターを持ち主の手札に戻し、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・時械神ラツィオン
効果モンスター
レベル 10
属性 炎
種族 天使族
攻撃力 0
守備力 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。このカードが戦闘を行った場合、バトルフェイズ終了時に相手フィールド上に存在するモンスターと相手の墓地のカードを全てデッキに戻しシャッフルする。相手がドローフェイズにドローした時、1000ポイントのダメージを与える。このカードが自分フィールド上に存在する場合、自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。
・森羅の花卉士 ナルサス
効果モンスター
レベル 4
属性 地
種族 植物族
攻撃力 1800
守備力 1000
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、デッキから「森羅」と名のついたカード1枚を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
・RUM-七皇の剣
通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。
「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」のいずれかをカード名に含むモンスター1体を、自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターをその特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
・無限光アイン・ソフ・オウル
永続罠
このカードは自分の魔法・罠ゾーンに表側表示で存在する「無限械アイン・ソフ」を墓地に送り発動する。手札のレベル10以上のモンスターを特殊召喚する事ができる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、「時械神」と名のつくモンスターは1体以上存在する事ができ、スタンバイフェイズにデッキに戻る効果を無効にする。10種類の「時械神」と名の付くモンスターを自分フィールド上に召喚・特殊召喚している場合、このカードを墓地に送る事でデッキ・手札・墓地から「究極時械神セフィロン」1体を特殊召喚する事ができる。
・究極時械神セフィロン
効果モンスター
レベル 10
属性 光
種族 天使族
攻撃力 4000
守備力 4000
このカードは「無限光アイン・ソフ・オウル」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。1ターンに1度、自分のデッキ・手札・墓地に存在する「時械神」と名の付くモンスターを攻撃力4000にして可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。このカードと戦闘するモンスターのモンスター効果は無効となる。このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する「時械神」と名の付くモンスターの攻撃力の合計となる。このカードの破壊とプレイヤーへの戦闘ダメージを自分フィールド上に存在する「時械神」と名の付くモンスター1体を除外する事で無効にする。
・威嚇する咆哮
通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
・No.107 銀河眼の時空竜
エクシーズ・効果モンスター
ランク 8
属性 光
種族 ドラゴン族
攻撃力 3000
守備力 2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
・CNo.107 超銀河眼の時空龍
エクシーズ・効果モンスター
ランク 9
属性 光
種族 ドラゴン族
攻撃力 4500
守備力 3000
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。
また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。
後書き
7、8軸森羅VS時戒神(アニメ版)
今回は森羅です。初手でフェルグラントを立てるまでが長いですね。しかし、高確率で立ちます。立てれれば優位に戦況をコントロールできると思います。中盤はオレイヤやビッグアイなども出していき、フィールドを制圧しましょう。霊峰があればそうそう手札が腐るということはないでしょう。
対するは原作屈指のチート性能を誇るアニメ版時戒神です。拾ったカードで蟹はよく勝てたな……と。OCGだとゴーストリックや魔導書なら瞬殺が可能かと。裏守備にしてしまえばただの雑魚や。あとゲーテの魔導書が強い。
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