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アイドルマスター ~世界を渡る少女~

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雪のような儚さ、歩みを止めない強さ

 
前書き
数ヶ月も放置しててすみません・・・ではどうぞ。 

 
「コースモスコスモッスとーびだしてゆくー♪」



何時もの自主トレを終えて私は事務所に入ろうとした・・・時。

「ちょっと、雪歩!」

「待ってよ雪歩!」

「ふぇぇん!」

「わぁ!?」

いきなり雪歩ちゃん、真ちゃん、春香ちゃんが走ってきて、その後ろから伊織ちゃんがやって来た。

「なんだ?」

プロデューサーも気になったみたいだ。

「ひっく・・・ごめんなさい・・・私・・・私ぃ・・・!」

「しょうがないよ。今日はたまたま男の先生だったんだから」

「ほ、ほら、鼻水が洋服についちゃうよ?」

真ちゃんが慰め、春香ちゃんがハンカチで拭いてあげる。

「まったく!雪歩の男嫌いのせいでぜーんぜんレッスンになんなかったわよ!」

「ひぅ!」

「伊織!そんな言い方ってないだろ。雪歩が可哀想じゃないか!」

「なによ、本当のこと言ったまでじゃない!」

「ま、まぁまぁ落ち着いて・・・」

「「玲奈は黙ってて!」」

「・・・ですよねー」

もう何となく分かってたもん。

「そうだよね・・・こんな私なんか・・・私なんか・・・」

雪歩ちゃんの手に・・・スコップ。

「穴掘って埋まってますぅ~~~!!」


「わー!事務所掘るのは不味いって雪歩ちゃん!」

「「でた!ゆきぴょんのスコップ無双!」」

「二人も止めてよ!?」

ゲームで遊んでた亜美真美ちゃんが煽る煽る。

「うぅ・・・」

「なぁ雪歩。とりあえず男の先生でも普通にレッスンが受けられるようにしないと・・・」

プロデューサーが近づきますが・・・凄まじいスピードで雪歩ちゃんは逃げた。

「お、男の人!」

「・・・ていうか、まず俺との距離縮めてもらわないとな・・・」

「うぅ・・・ごめんなさいぃ~・・・」
さて、数時間後、みんなプロデューサーに呼ばれて集まりました。

「はーい、注目ー!」

律子ちゃんがみんなの視線を集める。

降郷(ふるさと)村の夏祭りイベントでのミニライブが決定しました!全員参加よ!」

『やったー!』

『わぁぁ!』

みんな様々なリアクションを取る。

「それと、このイベントは彼が取ってきた初仕事よ」

「が、頑張るからな」

「ちょっと、大丈夫なの?」

「兄ちゃんにはまだ荷が重いかなぁ?」

伊織ちゃんと真美ちゃんに言われてプロデューサーの顔が引き吊る。



「が・・・頑張るからな・・・」

「ステージかぁ・・・すっごい楽しみだなぁ・・・ね、雪歩ちゃん!」

「う、うん。そうだね」

ステージ・・・頑張らないと!



「あんまりテンション高くして寝不足になるんじゃないわよ?」

「そんな子供じゃないよーっだ」

伊織ちゃんも何だかんだ楽しみみたい。・・・さて、当日。まだ日が揚がる前に事務所に集合する。



「ねぇレナっち。兄ちゃんが言ってた衣装ケースどれだっけ?」

「えっと・・・確か赤いケースって・・・あ、アレかな?」

「ありがとうレナっち!そんじゃ、先に行ってるよー」


真美ちゃんが事務所を出て、亜美ちゃんと何かを話している。私は小鳥さんに事務所の鍵を渡す。そして車に乗り込み・・・

「・・・」

私は渡されている台本を読む。

「えへへ、みんなで出掛けるなんてなんだか遠足みたいだよね」

「うんうん。旅館には豪華料理とかありそうだよねー」

「あったりまえじゃない。なんだってこの伊織ちゃんを呼ぶくらいなんだから」

「それもそっかー!」

『あはははは!』

前回の暴走組(ロリーズ)が話してるなか、響ちゃんが話し掛けてくる。

「玲奈、何時まで台本読み直してるんだ?」

「はは・・・なんだか今から緊張しちゃって・・・」

えーと、実は私、今回の総合MC・・・所謂進行役に抜擢されました(くじ引きで)よって今からもうドキドキが・・・

「ねぇねぇ、ここは“びわ”が名産なんだって」



「びわ?」

私は振り返って春香ちゃんに聞く。

「玲奈食べたことないの?美味しいよ!えっと・・・びわケーキにびわジュース・・・あ、びわ漬けもあるね」

「びわ漬け美味しそうだなぁ。帰りに買うか」

運転していたプロデューサーが春香ちゃんの言葉を聞いてそう言った。さて・・・車は山奥にはいっっていく。すると律子ちゃんが・・・

「今日は久しぶりのみんなでの仕事!歌のステージ付き!気合い入れていきますからね!いくわよ、765プロ・・・ファイっ!」

『おおー!』

さて・・・到着したのは・・・所謂、田舎という感じの場所でしょうか?

『・・・』

みんな予想してたのとは違ったのか、微妙な表情をしている・・・けど。

「わぁ、おっきい!これが“牛”なんだよね!」

「そうだよー」

子供にそう言いながら私はテンション高めです。だってこんなに緑があって広々してて・・・見たことない景色が沢山で嬉しい!

「ここどこぉ?」

さっきまで車で爆睡していた美希ちゃんが聞く。

「ほんとにここなの?」

「そ・・・そうみたいだな」

「ばうっ!」

「「っ!?」」

「誰だコイツらー!」

「テレビとかで見たことねーぞー!」

さっきとは違う子供たちが“犬”を引き連れてやって来た。

「と、取りあえず荷物降ろして移動だ」


プロデューサーに言われて車から荷物を卸す。

「はい、響ちゃん」

「ありがとう、玲奈」

「はぁ・・・恐かったぁ」

「雪歩、犬も苦手だったもんね」

真ちゃんと雪歩ちゃんが荷物を持ちながら話す。


「うん・・・」

「でも、なんだか大自然な感じのところだね・・・きゃあ!?」

さっきの子供が春香ちゃんの荷物を引っ張り、もう一人が響ちゃんの足を蹴る。

「だ、ダメだってばぁ」

「やめないとこうだぞー!」

遊び相手が欲しいんだろうなぁ・・・そう思った時。

「あ、どうも!」

やって来たのはガタイの良い村の青年団の方々。

「っ・・・」

雪歩ちゃんの肩から荷物が落ちる。

「遠いところをよく来てくださいました!ええと・・・756プロさん」

「いやぁ、765プロです・・・」

プロデューサーが話している中・・・

「あ・・・あ・・・」

雪歩ちゃんが青ざめながら後退り・・・その肩に手が置かれた。

「どうしました?お嬢さん」

青年団の人が何かあったのかと思ったのか雪歩ちゃんに話し掛ける。

「・・・」

数秒間雪歩ちゃんが停止し・・・

「ーーーーーーっ!?!?!?」

声にならない悲鳴を上げ・・・もう一度後退り。

「ど、どうした雪歩?」

「お・・・男の人が・・・いっぱ、いぃ・・・」

「ゆ、雪歩!」

倒れかけた雪歩ちゃんを真ちゃんが支える。

「うぅ・・・」

「と、とにかく雪歩ちゃんを休ませてあげよっか・・・」


私たちに用意された控え室に向かい、ご飯を食べてからリハーサルをすることになりました。


「豪華料理は・・・」

「無理だったかぁ・・・」


「えー?この煮物も美味しいよ?」

「アハッ☆オニギリ美味しいの!」

私と美希ちゃんはご飯をパクパク食べていく。ちなみに私は煮物は初めて食べた時はものすごく感動した。


「みんな、ちょっといいか?」


プロデューサーが言うには人手が足りないので、準備を手伝って欲しいと言うこと。・・・というわけで。

トン、トン

「自分に勝てるのは、自分~♪」

私は口ずさみながら野菜を切っていく。やよいちゃんは人参、あずささんはキャベツだ。

「へぇ、あんたたち上手にきりなさるねぇ」

「ふふ、ありがとうございます」

「えへへ、どんどん切っちゃいますよー」

「・・・ま、まぁ切るだけでしたら・・・」

・・・うん、切るのはできるの。切るのは。

ダダダダダ

ちなみに私の隣で玉ねぎを泣きながらみじん切りにしてるのは・・・伊織ちゃん。


「うぅ、なんで私たちがこんなことしなくちゃいけないのぉ?」


おお、速い速い。ちなみに千早ちゃん、貴音ちゃん、響ちゃん、真ちゃんが機材のセッティング。亜美真美ちゃんと美希ちゃんが椅子並べ。春香ちゃんと雪歩ちゃんは確か飲み物の用意だったかな?

「みんな、雪歩見なかった?」

春香ちゃんがひょこっと顔を出してくる。

「いいえ、見てませんよ?」

「もしかして、はぐれちゃったの?」

あずささんが聞くと春香ちゃんが頷く。

「参ったなぁ・・・何処行っちゃったんだろ」

私は切り終わった食材をボウルに入れてエプロンを外す。

「私の分は終わったから、私も手伝うよ」

「うん、ありがとう玲奈」

というわけで雪歩ちゃんを探してるんだけど・・・見つからない。青年団の人たちは何度も見かけたみたいだけど、雪歩ちゃんはすぐ逃げちゃったらしい。


「下手に動くと迷子になりそう・・・」

・・・その時、千早ちゃんがプロデューサーを連れて部屋に入っていった。

「?」

気になって中に入ると・・・亜美真美ちゃんと律子ちゃんもいた。

「な、なんでこれを持ってきたんだ」


「だって、赤いのって言うからきっとこれだ、って真美が・・・」

「亜美だってこれに決まってるって言ったじゃん・・・」

あ・・・あの衣装入れ・・・

「あ、あの・・・」

中を見るとレザー制のパンキッシュな服が入っていた。

「・・・ごめんなさい、プロデューサー。それ・・・私が悪いんです。私がよく確認せずに真美ちゃんにこれだって・・・」

「レナっち・・・」

・・・私のせいだ。どうしよう・・・


「わかったわかった。でも、こんな牧歌的な村で流石にこれは着れないよな・・・」

「・・・ごめんなさい」

「・・・もう、何もかもダメね」

「う・・・」

千早ちゃんの言葉で私は泣きそうになってしまう。

「千早!・・・玲奈、みんなを呼んできてくれないかしら?」

「・・・うん」

律子ちゃんに言われて私はみんなを集める。

「・・・えー、というわけで、今回のステージですが、今着てる服で出てもらいます」

『・・・』

「・・・じゃあこの後リハするからな!自分たちの出番はちゃんと確認しておくように!」

プロデューサーが場を明るくしようとするが・・・

『・・・はーい』

「テンション低っ・・・ほ、ほら元気出して行くぞ!」

『・・・はーい!』

そして私は裏方で台本を確認する。


「玲奈」

「あ・・・伊織ちゃん」

「アンタもなんですって?衣装間違えたの」

「う・・・うん」

伊織ちゃんが私の目を見る。

「分かってるわよね?失敗は・・・」

「・・・成功で挽回しろ?」

「そうよ」

伊織ちゃんは・・・私を責めない。ううん、765プロのみんなは誰も責めようとしなかった。

「・・・うん、私頑張る!」

「そうよ、司会が暗かったらイベントが台無しだわ」

「ありがとう、伊織ちゃん」

「べ、別にお礼を言う必要なんてないわよ。ただ私はこの仕事を成功させたいからで・・・」

「わかってるよ。でもありがとう」



「・・・ま、いいわ」

「伊織ちゃん・・・私、伊織ちゃんに会えて良かった」

「何お別れみたいに言って・・・『埋まってますぅーーーーー!!!』っ!?な、なによっ!?」

「今の・・・雪歩ちゃん!?」


・・・どうやらリハの観客に青年団の方がいたみたい。そんな波乱を迎えながらも夜・・・




『みなさん!初めましてーーー!本日はお集まり頂き、ありがとうございます!私は765プロ所属アイドル、神無月玲奈です!玲奈って呼んでね!』


「玲奈ちゃーん!頑張ってー!」

「期待してるぞー!」

『ありがとうございます!さーて、ここから他のアイドルにも登場して頂きます!・・・あ、ちなみにあちらの屋台ではお手伝いで同じ765プロのアイドル、水瀬伊織ちゃんと高槻やよいちゃんがいます!!是非買ってくださいね!それではMステージ1、ここからは企画事にMCも変わります!一旦私は下がりますねー!響ちゃん、貴音ちゃん、よろしく!』

そう言うと、やや慌てながら響ちゃんと貴音ちゃんがやって来る。

『よーし、こっからは任せるさー!みんなー!はいさーい!』

『僭越ながら私たちが司会を務めさせて頂きます』

私は響ちゃん達にウィンクしてから舞台裏に移動する。

「ふぅー・・・」

「お疲れちゃーん」

「真美ちゃん」

「レナっちすっごいよかったよー!真美も負けてらんないね!」

「あはは、実は考えてあった台詞一割も言えなかったよ。頭真っ白になっちゃった」

「ええ!?じゃああれ全部アドリブ!?・・・んっふっふー、アドリブでレナっちに負けるわけにはいきませんなー」

「ところで真美ちゃん。真美ちゃんは照明係じゃなかったっけ?」

「・・・うあうあ~!そうだったよ!んじゃ、また後でね!」

「うん!」



私はお茶を飲んで・・・ふと17歳トリオを見つけた。

「春香ちゃん、真ちゃん、雪歩ちゃん」



「あ、玲奈」

「お疲れ、司会良かったよ」

「まだ出番あるけどね。間を持たせないといけないから・・・」

『それじゃ、自分たちはここまでだぞ!』

「わわっ、いかないと・・・あれ、次の出番は・・・」

「あずささんとやよいのシブメンコンテストだよ!」

春香ちゃんの言葉を聞きながら走り出す。

「ありがとう、春香ちゃん!また後でー!」

マイクを取って再び舞台に上がり、話すを繰り返す。途中牛が暴れ駆けたけど、響ちゃんがロデオを披露してむしろ大好評だった。今は美希ちゃんのトークショーだ。独特な会話で人気を取っている。

「みんなすごいなぁ・・・」

「?」

「私なんて男の人見ただけで怖くなっちゃうのに・・・」

「雪歩・・・」

「ごめんね、三人とも・・・私、何時も足引っ張ってばかり・・・やっぱり私にはアイドルなんて・・・!」

「雪歩!」

真ちゃんが雪歩ちゃんの言葉を遮る。

「どうしてそんなこと言うの?ボク、雪歩が何時もどんな仕事でも一生懸命頑張ってるの知ってるよ!」

「そうだよ、“足引っ張ってる”とかそんなこと言わないで」

「で、でも私・・・」

私は雪歩ちゃんに言う。

「不安なのはみんなもだよ。私なんてあそこで喋ってると頭真っ白になっちゃうし・・・春香ちゃんと真ちゃんも緊張してるよね?」

「あ、あはは・・・玲奈にはバレてたか」

「実はそうなんだ・・・」

二人とも足が震えていた。

「大丈夫だよ、舞台に立つのは雪歩ちゃんだけじゃない。私は無理だけど春香ちゃんと真ちゃんもいるんだから」

「うん、三人でステージ成功させようよ、ね?」

春香ちゃんが手を差し出し、それを私たちが見て手を重ねる。


「765プロ、ファイトー」

「「「おー!」」」

というわけで、雪歩ちゃんが客席を見に行く。笑顔で男性を含むお客さんを観ていた雪歩ちゃんが固まった。

「どう?大丈夫そう?」

「い、犬・・・」

「「「・・・?・・・っ!?」」」

前列の方に・・・犬を抱えたおばあさんがいた。

「「「う・・・嘘ぉ・・・!」」」

「ゆ、雪・・・「犬だけは・・・犬だけはダメェェェェ!!」やっぱりぃ!?」

雪歩ちゃんがそのまま泣き出して走り去ってしまう。

「ゆ、雪歩ちゃん!もう出番!」

「待て、俺がいく!」


プロデューサーが後を追いかけていく。

「うぅ・・・ごめん、気になるから追いかけるね!」

そこで見たのは・・・約束の場面。プロデューサーが雪歩ちゃんを犬から守ると指きりをする所。

「雪歩ちゃん・・・」

挿入歌『ALRIGHT*』

「玲奈ちゃん?」

「雪歩ちゃん!出番来ちゃうよ!」

「う、うん!」

私と雪歩ちゃんは走る。そして途中で真ちゃん達がいるのを・・・通り過ぎる。

「ゆ、雪歩!?」

「ごめんね二人とも、先行ってて!」

「えぇ!?ちょ、ちょちょっと雪歩ぉ!?」



「春香!真!先にステージに上がれー!」

遅れてやって来たプロデューサーが言うと春香ちゃんと真ちゃんが頷いてステージに向かう。プロデューサーは犬のとこに向かう・・・あれ?

「(プロデューサー、顔色悪い?)」

それはまあいいとして・・・ステージでは春香ちゃんと真ちゃんがなんとか場を繋いでいるけど、そろそろ限界。その時・・・

「遅くなってごめん!」

「あ、雪・・・歩ちゃん!?」

唖然とする私の横を通り抜け、ステージに上がる。

『お待たせ!』


『『雪、歩ぅ!?』』

『いぇーーーーーーい!!!』

ハウリングを起こすくらい雪歩ちゃんが叫ぶ。しかもその服装はあの私が間違えたレザー服。更に大きいリボンに天使の羽根も付いた奇抜なもの。観客は唖然としてしまう。

『う・・・うぅ・・・!っ・・・い、いぇーーーーーーい!!』


「雪歩ちゃん・・・」

『うぅ・・・あぅ・・・』


泣きそうになる雪歩ちゃんだったけど・・・

『イェーーーーイ!!』

『ま、真ちゃん・・・』

『張り切っていくよぉーーー!!』


『春香ちゃん・・・!』


そして三人はお互いを見て・・・

『『『せーの・・・イェーーーーイ!!!』』』


『ワァァァァァァ!!』

観客の人たちがついに雪歩ちゃん達に答えて叫んだ。

『もっともっとですぅーーー!!!』



そして雪歩ちゃんは歌い出す。

『ALRIGHT!今日は泣いたら♪ALRIGHT!明日がもっと強くなる♪頑張って!!新しい一歩踏み出そう!』



「(わぁ・・・)」

何て言うか・・・凄く雪歩ちゃんが魅力的に見える。今の雪歩ちゃんは・・・誰にも負けないくらいカッコイイ。・・・そして楽しい時はあっという間に過ぎて・・・


「・・・疲れた~」
村のみんなに激励をもらって、私たちは降郷村を後にする。

「あれ、兄ちゃん寝てるー!」

「まぁ彼なりに頑張ってましたからなぁ」

「うんうん。今のうちに定番のアレを・・・」

「こら、止めなさい!ていうから危ないからちゃんと座ってー!!」

帰りは律子ちゃんの運転です。そんな感じでお土産売り場にも寄って、事務所。

「はぁ、寝ててお土産買えなかった・・・みんなも起こしてくれればいいのに・・・」

「プロデューサー、自分の机を見てくださいよ」

私が言うとプロデューサーが袋を取る。

「雪歩ちゃんが買ってくれたんですよ?しかも雪歩ちゃんのラブレター付き!」

「はっ?」

「じゃ、私は寝ますね!お休みなさい、プロデューサー!」

「あ、ああ・・・」

雪歩ちゃんはこう言ってた。これからも一歩ずつ頑張ろうって。


ED『First Stage』


言いたいことさえ言えない私だけれど・・・か。私の最初の舞台は・・・何時だろう・・・


 
 

 
後書き
ええー、今回はお詫びとします。一話にて公表した玲奈のプロフィールに謝りが有りました。体重にかんしてですが、数字の5を4にしてあげてください。

玲奈
「おかしいと思ったよ!亜美真美ちゃんレベルのスタイルなのにあずささんや貴音ちゃんより重いんだもん!」

では、今回はメインだった萩原雪歩について話します。雪歩は犬と男が苦手です。そして好物はなんと意外にも焼肉なんです。

玲奈
「二次創作で使われることもありますから、アイマスを知っている人なら聞いたことある設定かもしれませんね」

また、アイドルマスターにおいて数少ない声優変更が行われたキャラでもあります。

「ゆりしーからあずみんって奴ですね」

僕的には違和感はなく受け入れられました。というか初ライブにおいて色々あったので、アレを見て批判する人は少ないかと。ちなみにゆりしーはあの有名なヤンデレの妹CDの妹をやってたりします。あずみんはネギまの大河内アキラなどですね。

玲奈
「また、雪歩ちゃんはアケマスにおいては“初期”人気は一位でした。・・・初期?」

はい。プレイしてみるとアケマスにおいて雪歩と千早は地雷でした。雪歩はテンション維持が難しく、他のキャラがやらないようなタイミングでドタキャン(所謂一回休み)をやらかします。しかも能力も亜美ややよいレベルに低い。千早は・・・次回にしますか。

玲奈
「気になる人は“千早スパイラル”で検索をどうぞ」

しかし、その分エンディング時の成長っぷりが嬉しくなりやすいキャラで、アイマスに入った人の大概は雪歩と千早が目に付くでしょう。よって雪歩Pの数は多いです。

玲奈
「春香ちゃん・・・メインヒロインなのに・・・」

良くも悪くも普通ですからね。普通に可愛いのはある意味斬新でアリなんですが。

玲奈
「雪歩ちゃんの魅力は沢山ありますが、それを語ると議論が起こってしまいます」

よって一言で・・・雪歩は可愛いです。

玲奈
「作者さんは千早Pなのにね。ちなみに本音は?」

全員可愛い。順位を付ける方が勿体無いです。

玲奈
「ですね。あと雪歩ちゃんはオリジナル曲が多いですね。高速道路とか穴ほりの歌とか・・・」

公式の悪ふざけの産物ですね(笑)・・・では、次回もよろしくお願いします!

玲奈
「またね!」

 
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